tanuusagiさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

tanuusagi

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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.5

悪いことを悪いことらしく見せることや、悪いことをカッコよく見せること(良いことを良いことらしく見せることと、良いことをカッコ悪く見せることも同様に)ができる人は多そうだけど、
悪いことを“そんなに悪く
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男と女(2016年製作の映画)

3.0

音楽と編集、タイトルがちょっと気持ち悪いんだけど、結構雑なラブストーリーをイメージして期待値低めに観たせいか、あれ?意外と悪くないな?って感じでした。感情の動きの表現の繊細さがよかった。

2人ともこ
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空気人形(2009年製作の映画)

4.0

空虚、喪失、欠落、再生。
是枝さんて根本的な人類への愛みたいなものがありつつ、それでも結構正面切ってえげつないものを扱っていると思うのですが、映像の柔らかさや軽やかさとかキャスティングの妙でえげつなさ
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

2.9

音とか音楽とか演出とかとてもよかったです。
何よりイムスジョンがわんこ系ベビーフェイスで発狂していくのが見事で好きでした。

ただ、ホラーだからホラーとして観てればいいのですが、観てるうちにホラー以上
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人類滅亡計画書(2012年製作の映画)

3.0

星新一の映像化って感じでした。
俳優陣の使い方がめちゃくちゃ贅沢なのと小道具大道具がチープなのとがアンバランスで気持ち悪いんですが、なんかそれもひっくるめてニヒルな感じもあり、そこが面白みでもあるよう
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.2

粋な夜電波を「もちろん聴いてます」な有村架純ってやっぱりギャップあるけど、こういうギャップ感が似合うってところが有村架純の魅力だなぁと思います。

坂元裕二の脚本が好きで観る人(私)としては、思いの外
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.4

完成度高くてすごかった。
家族や近親者を外からわからない形で(むしろ外を巧みに味方につけることで)支配していく犯罪は実際あるし、本当に救いようがなくて、はっきり言って犯罪の中である意味最も脅威だと思っ
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.1

舞台演劇みたいな作りの作品でした。
最後ちょっと世界が切り替わるところ、妙に思わせぶりで安直な舞台演出みたいに思えて鼻についてしまったのが残念でした。

あとこういう、本音/体裁みたいなのを見せる愛憎
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複製された男(2013年製作の映画)

3.3

ドゥニヴィルヌーヴってなんか湿度を感じさせないなって思うんですが色調とか音の響き方とかのせいなんでしょうか。
不思議だけど観ていて水が欲しくなります。

難解と見せてその実あまり難解ではないのか?え?
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.1

セクハラ問題はあったけど役者としてのケビンスペイシーがかなり好きな私としては、これがケビンスペイシーだったらもっと嫌味があって計り知れないキミの悪さもあってジリジリとした雰囲気が出ただろうなぁ・・・っ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

特に何も想像しないで観たはずなのに想像を超えていて、なかなか気持ちの整理がつかない、、
私の頭の中にある映像作品的な表現の概念の中に、当てはまるものがないのだと思う。
狂気とも暴力とも皮肉とも微妙に違
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ユ・ヨルの音楽アルバム(2019年製作の映画)

2.1

ゴウンとヘインの丁寧な演技は良かったけど、作品としては役者頼りで安直な感じがしてしまいました。
偶然会う必然、みたいなのが不自然すぎてお伽話よりお伽話的だし、人一人失くしているあの複雑な状況を経験して
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渇き。(2013年製作の映画)

3.4

あかん。今の自分には許容できないレベルのヘヴィーさだった。
中和したい。何か他のもので中和したい。。

いつか家族に(2014年製作の映画)

2.8

ハジョンウに惹かれて観たものの、結構ストレートなストーリー展開のファミリードラマ的映画で拍子抜け。時代や国などバックグラウンドもあると思うのでストーリー自体には突っ込みたいとかは思わないんですが、ナホ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

ポンジュノは私にとって韓国のウェスアンダーソン。

おかしみと悲しみがなんとも言えない配分で混じる、絶妙な間合いや画のコントラスト、音楽使いの軽妙さ…意識してなかったものが現前する方式で、人生や社会の
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.7

なんで観たいと思ったのか忘れて観てたけど、最後の最後に監督がリンラムジーだったからだって思い出した。
we need to talk about Kevinがかなり好きで、最後の最後の微かな光の射し方
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.0

これはパクシネじゃなくてチョンジョンソの映画。
バーニングって観たいと思ってなかったけどチョンジョンソが気になって俄然観たくなりました。

ちょっと出てくる警官が梨泰院の人!

アクエリアス(2016年製作の映画)

3.6

私はこの映画のどれだけを掴めたのか定かじゃないんですが、長く記憶にまとわりついて離れないだろうことは確かです。
会社を辞めて知らせにくる彼の訴える眼差しが異常に本物めいていて息飲みました。
「昔々、ア
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来る(2018年製作の映画)

3.5

予想外に良い!!!

軽くホラーでも観たい気分でたまたまなんとなく目に入り、
あれー?何でこんなに魅力的な役者さん揃えてんだろう?と不思議に思いつつ観始めたらなんともいい仕上がりでたまげました。

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#生きている(2020年製作の映画)

2.9

辛いもの、絶叫マシーン、ゾンビ映画。
きっと欲するのはすべて同じ理由。

ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

3.5

ストーリーだけ聞くと「へ?」ってなるし、
しょーもない映画になる可能性だって存分に秘めているであろうに…
軽妙さとお洒落さがいい塩梅で面白かった。

自分はジェイクギレンホールのどこが好きなのかなーっ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.3

一番多い名字「キム」と82年生まれで一番多い名前「ジヨン」。誰にとっても自分の物語として感じられるっていうのはわかるんだけど、
だからこそあの光の差し方の急さと強さには驚いた。。
一気に自分の物語感が
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.0

ダミちゃんを堪能できる作品なのが良い。
あとウシクは爽やか青年よりこういう気味悪い系のが好きです。

哀しき獣(2010年製作の映画)

3.2

カーチェイスもあってキーキーキュルルルッッ‼︎だし、人は斬られまくり殺されまくりで酷くて血みどろで荒々しいのに、静かな映画なんですよね。

アクションもバイオレンスもちょっと苦手なんだけど、
ナホンジ
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.9

ナホンジンって、すごくストイックさを感じる。
小手先のエンターテインメント作品には出せない執拗さを感じるけど、受け手への意識もあって、そのバランスが絶妙で好きです。

最近よく「後味悪い映画」とか「胸
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

2.6

取り立てて言うことは何もないのだけど、ジェイクギレンホールってハンサム役もパッとしない男役もどっちもいける顔してるなぁ。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.9

顔ぶれの割に青臭くて(特に冒頭と終盤のモノローグ)ちょっとだけ面食らったけど、石橋静河も柄本佑も染谷将太も渡辺真起子も、とても好きな俳優さんたちなので大満足。

石橋静河の存在感…もっともっと観たくな
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

4.3

小さくて大きな14歳の一歩。
こんなに淡い恋物語だったなんて。

カフェ・ド・フロール(2011年製作の映画)

4.0

「雨の日は…」がとてもよかったので、連続ジャン=マルク・ヴァレ。
一歩踏み外したら陳腐になりかねない。どうか踏み外さないで、、と祈りながら見てしまったけど、最後まで素敵でした。

事実がどうかなんてこ
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.2

m&mが引っ掛かった時から、徐々に自分の何かを見つけて生き直しはじめる、その過程の描かれ方がとても好きです。
ラ・ボエームとか音楽の使われ方も魅力的だった。。

4〜5作観てきてジェイクギレンホール好
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

3.3

あ、え、?同性愛話がそうやって回収されるの?てのが予想外で、わはー😮てなりました。

ラブコメじゃないソジュン。国民の男友達っぷりをモロ出ししておきながら、終盤光る三白眼がセクシーです。


でもさ、
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惹かれあいの法則/恋の法律(2004年製作の映画)

2.2

一瞬微笑んだ顔で初めてピアーズブロスナンの男前さを知る。
しかしジュリアンムーアはどうしてこんなにかわいいんだろうか。
こんなに谷間モロ出ししててもいやらしくないっていうのは、西洋人だからってだけじゃ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.0

始まりも山場も油断した時の追い打ちもゴールも、わかっていながらギャー!とか、ひーっ!とか騒げるのは絶叫マシンが楽しいのと同じ理屈なんですね。
なんでゾンビ映画の需要があるのかピンときてなかったのですが
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