母の好きな映画シリーズ②
calling youがいい曲だった。
群像劇は好きなんだけど、正直この映画に出てくる人たちはミリ単位のズレでぎりぎり愛せなかった。終わり方はかなり好き。もうすこし大人になっ>>続きを読む
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大海を知った蛙が井の中へ戻っていく話
ジョンストンは溥儀にとって外界へ開く窓のような存在として描かれる。「自分の意見も言えない私は紳士ではない」と自覚し、自転車で城からの脱走を図るシーンは美しかった>>続きを読む
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一作目の家族の嘘から兄弟の嘘へと焦点を絞ったぶん、嘘により重層的な意味を持たせている。暴かれる嘘から自発的に捨てる嘘へ。
思えば、駆け寄った猛が橋の上で「どうしたの?」と声を掛けたのが最初の嘘だった>>続きを読む
とにかく綾野剛が素晴らしい。柔道と喧嘩しかないというコンプレックスを埋めるために違法捜査が過激化し、自身の孤独と破滅を導いてしまう。夕張で学生に背負い投げされてしまうシーンは諸星の唯一の拠り所が打ち砕>>続きを読む
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これ大丈夫?という空気を勢いで吹き飛ばす演出が凄い好き。ザックとエレノアが踊るのを眺めるタイラーの顔が忘れられない。家族になった瞬間だと思う。
戦争映画だと構えて観たけど、どちらかというと人間の狂気をライトに描いている。軍楽隊のシーンとエッフェル塔のシーンは好きだけど、映像としてよりは文学として楽しんだ方がいい作品。
震災復興そのものというよりは、心の傷とどう向き合っていくか、という点を丁寧に描く作品。遠野物語からの引用など東北地方に伝わる民間伝承の要素も、こうしたテーマとうまく絡んでいて観やすかった。
「たまゆら>>続きを読む
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怖いもの大喜利:老い をダイレクトに扱ったスリラー。
老いは徐々に訪れるから受け入れられるもので、急に押し寄せたらこんなに恐ろしいんだな、と思い知らされた。そのぶんストーリーの展開も急なので、観てる側>>続きを読む
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ひとりで死になさいよ と思うけど、ひとりで死ぬことができない弱さって世界と通じていたいという当然の欲求の裏返しなんだろうな。「自分の痛みは他人にはわからない」「自分が不幸になることは他人を傷つけること>>続きを読む
かつて自意識過剰で神経質なインテリに憧れていて、その反動で今はそういう人が心底苦手になった。ウディ・アレン作品の主役も多くはこのタイプの人間で、なのに嫌いになりきれない。人間味を感じてしまうからだと思>>続きを読む
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父の好きな映画シリーズ①
ストーリーの流れはシンプル。迫力あるスカイアクション。マーヴェリックが父の過去を知って自信を取り戻すシーンを観て、自分も間接的に(自分の)父に励まされている感じがした。
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絶対PRで損してると思う。だいぶ良かった。キャラ一人一人にフォーカスしてくれるから相対的にハーレイのシーンは少ないけど、そのぶん場面場面のクオリティが高い。個人的に拷問からの脱走シーンがポップにエグく>>続きを読む
なんか観ちゃったし普通に泣いた
ミッキーと握手するシーンが前観たときよりグッときた
「人を撃つゲーム」とか「ナチスの映像」とか、加害者に安易に紐づけられやすい要素を背景に組み込んでいるのが引っかかった。一方で、虐げられていても逃げ場所があったので加害者に回ることのなかった生徒を描写し>>続きを読む
もうむちゃくちゃ。ふざけんな。何に金かけてんだ。いい加減にしろ。大好き。
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ギルバート・グレイプの直後に観たから冒頭の海のシーンで笑っちゃったけどむちゃくちゃな伏線だった!ペンデレツキやマーラーが使われてうれしい。タイトルもアナグラムだとは。
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母の好きな映画シリーズ①
・オスを食べるメスのカマキリ
・「この街を出ていかないから好き」というベティ:ギルバートの幼さを象徴する関係
・旅をしたいと提案して街を出てきたベッキー
・言葉ひとつでアー>>続きを読む
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色づかいが好き。ギイとは対照的に未練を捨てきれていないであろうジュヌヴィエーヴの表情が切ない。身も蓋もない話だけど、実生活でふたりを目の当たりにしたら不誠実だと叱るだろう。
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ラスト、八坂と撮った写真と同じ構図になるところ。過去を忘れ去ることはできない、という示唆だと思う。ただ、孝司が蛍を助けたこと、利雄が蛍を諦めていないことは救いなんじゃないだろうか。個人的には、利雄が作>>続きを読む
最近ビル・マーレイと縁があるので
こういう映画を永遠に観ていたい そしたらフィルが大変だけど