いさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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タイタニック(1997年製作の映画)

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ふたりの視界に入っていない石炭をくべる人たちとか 老夫婦とか 救命衣を拒んだ紳士の最期とか

ジャックに関しては 船のチケットを最後まで最高の贈り物だと言ってたのがよかった

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.3

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期待してたより全っ然よかった。

ゲームと現実の相似形。ゲーム内のNPCたちはプレイヤーのいる現実世界を理想郷とする。その一方で、現実世界が実際には理想郷でないことを我々は知っている(アメリカが銃社会
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炎のランナー(1981年製作の映画)

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テーマがどこに帰結するかあらかじめ分かっている映画を観るのって、自分の中にある考えをより濃い線でなぞる作業に過ぎないんじゃないかって考えてたんだけど、もうその「濃くする」作業自体が本質なんじゃないかっ>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.3

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なんか "family"って最もボンドに似合わない単語が彼の口から聞けてよかったな。
それでいて終わり方は最もボンドらしかった。
個人的にブロフェルドの尋問シーンが緊張感の頂点だった。『スペクター』に
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

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最後が〜とかじゃなくて、最初に火をおしっこで消しててウケちゃった

・汽笛
・心電図
・適当なホラ話をでっちあげる能力ってずっと欲しいな
・マグショットの時に軽口叩く演出を別の映画(たぶんこの作品より
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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過去ドゥニ作品のネタバレもあります。

緩慢なSFからの脱却。時間的な余白のかわりに空間的な余白を多く取り入れる。ひとつひとつのクライマックスが厚い。「ボーダーライン」以来の緊迫感。場面場面の質量で胃
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.0

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覚悟はしてたけどつらかったな。
フレンチトーストのとことか、そら泣かずにはいられませんわ、というシーンがいくつもあって、思わずズル映画と呼びたくなる気持ちを必死で堪えています。

チョコアイスのシーン
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.3

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こんなに面白いと思わなかった。
世間ではダークサイドと見なされていることばかりが画面に映し出されるのに、軽妙で活力に溢れている。季節設定が冬なのも孤独感とその裏返しとしての人間的な体温が伝わってくる点
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.7

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・前半はバチバチに決まってたけど後半はドランの美学が薄れていたように感じた。でも総合的には面白い。

・劇中の人物と観客の五感を一致させる演出が凄い。

・ジョンとウィルの車内のやりとり。説明しなくて
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.3

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ツイストを経るごとにギアが一段階上がるような感覚で、観ていてどんどん昂ぶる作品だった。

ループする世界に複数人が迷い込んでいる設定が面白い。どれだけループしたかを示す指標として、(定番の未来予知では
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.6

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ループものとしては展開が派手に異なっていたので観てて飽きなかった。
マスクを怖くみせる工夫が多様。特にサイレンに照らされてパトカーの窓に反射するシーン。
細かい粗はあるものの(毎回忘れられるアクセサリ
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ソウ(2004年製作の映画)

3.9

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慟哭で終わるホラーはかっこいい

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.6

「問題なし」「シャンパン」好き。

いとこは親戚という繋がりしか持たない他人、というのがストレンジャーザンパラダイスと共通している。着地点はぜんぶちがうけど。

温度差があっても少ない共通項を頼りに一
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

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ブレードランナーの正統な続編かはわからないけど、ドゥニ・ヴィルヌーヴ解釈のSFとしてはかなり見応えがあった

ゴーストタウンのラスベガスのシーン 「ホログラムのショーの音声が途切れる」が未来世界大喜利
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

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「言葉は時に役に立たない」から行動で示す

キャロルがケンを信頼しているから彼に選択を委ねたように、観ている我々も気がつけばこの作品と信頼関係を築いていて、だからどんな結末も受け入れられる。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.8

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最後のシーンで「いけ〜!」と言うために再鑑賞。最初に観たときより自分にとっての必要度は低くなってたけど、でもいい作品だな。

弟と手を繋いで歩く場面が好き。最初は団地に囲まれていて画面いっぱいに閉塞感
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レインマン(1988年製作の映画)

3.9

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ダスティン・ホフマンが凄いのはもちろんなんだけど、トム・クルーズが憎まれ口を叩く役と相性がいい、というのは発見だった。あと画作りがきれい。

カジノのシーンでちょっとモヤっとした。ダンスを教えるシーン
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.6

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白黒の映像にしているのは刺激を和らげるための配慮か

『エレファント』を想起させる背中を追うカット(主観)+歪んだアングル

受かった結果はどうでもよくて、「子どもを望んだら落とされていた可能性」に嫌
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

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面白かったとか以前にこの映画を初見で理解できたことの感動が大きい。(おもしれー!星4.0!というより、わかって気持ちいい!おれすげー!星4.0!という感じ)

ハンナの誕生を境に、「ヘプタポッド出現」
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.2

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ホーマーが出て行ったあとのラーチの態度が完全に子離れできない親でかわいかった。

外の世界へ出たホーマーは結局孤児院へ戻るけど、それはどの居場所も自分には相応しくない、という消極的な理由だけではない。
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.1

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苦手だ…!と思って、努めて好意的に捉えようとした結果、かえって多くの良い点が見つかった。

良い点
・わかりやすい明→暗の構造。大団円の直後に奈落が待っている。暗転で終わるのは予想してなかった。
・そ
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.7

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もうニックが完全にコメディリリーフになってて面白い

クラーケン化するネコ、安住の地を求めていたスクラルなど「見かけによらないもの」のモチーフ

いかなる挫折経験においても必ず最後は立ち上がってきたキ
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.9

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ゴーストの扱いが軽すぎるとは思った

キャシーは相変わらずMVP

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

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・ソーとロケットの会話(失うものの有無)
・ソーの復活
・ワンダとヴィジョン
・トムホ

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.9

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ふーん と思ってたら最後のスピーチで爆上がりしたね

衣装も音楽もアクションもかっこいい

夕日以上に素晴らしいワカンダの美しさを知らずにウンジャダカが死んでしまって、これでよかったのだろうか、と考え
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.5

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神話色の強かったソーの物語をアベンジャーズに接続するにあたってこの作品のライトさは架け橋的な役割を果たしている

強いていうなら、フリからオチまでの距離が短いボケが連続している印象はあった。やるならも
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.6

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リズの父親との車中の会話がピークだったかもしれない

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.0

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どんどん進化してる

・医療×アクション 新鮮

・キャストが好きすぎる。ティルダ・スウィントンとマッツ・ミケルセンのタイマンが熱い

・映像のトリップ感が凄い。インセプションの折り畳まれる街をさらに
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