いさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.9

こんだけ多様なジャンルをまたぎながら家族愛の軸を一本通せたのってまじでトニー・レオンの功績だと思う

赤ひげ(1965年製作の映画)

4.6

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六助の臨終、佐八の風鈴、瓦礫の上を歩くおなか、茶碗を購うおとよ、井戸に向かって叫ぶシーン、どれも忘れられない

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.8

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朝焼けバックに乱れるシーン美しさすらある

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.9

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こんなに壮大な物語がサムの忠誠心で締めくくられるのかっこよすぎる。あとメイ・イット・ビーが良い曲すぎる。クウェンヤがガチの人工言語で凄すぎる。

どついたるねん(1989年製作の映画)

2.9

終わり方で爆笑しちゃった

これ、赤井英和とか美川憲一じゃなくて、相楽晴子がMVPなんじゃないか?

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.6

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ありがとうございます

・「後片付けはよろしくね」

・「それは逃避でしょ」「免罪符じゃないですか」から一気に現実に引き戻される感じ

・ドキュメンタリーとしてメタ的に切り取ることで消費的な感動を防ぐ
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その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

3.9

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犯罪と家庭崩壊が並行して加速していくのが切ない。事件の端緒はアンディの提案ではなくて、それまでの家族間のコミュニケーション不足にあったんじゃないかと思う。縦列駐車するシーンがなぜか印象に残ってる。イー>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

3.1

ジェイク・ギレンホールがこれとかドニー・ダーコの内容を完全に理解していたとしたら面白い

わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.2

画作りもセリフもレベルが違うし何に文句をつけたらいいんだろう。ロランスひとりの葛藤ではなく、一貫してふたりの愛の話だった。綺麗事ではなく感情の殴り合いだった。色の話、目線、笑顔と嘘のタイミング

少年の君(2019年製作の映画)

4.1

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最後まで誠実な映画だった。

いじめる側への同情の余地が排除されていることに最初は引っ掛かっていたけど、それはチェン・ニェンが彼女の死を招いてしまったことや、最初のいじめを黙殺してしまったことなどで補
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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

3.4

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・黒装束の臼田あさみ、いい意味で温度感がなくてよかった。特に川の向こう岸を歩いているシーン。

・「おなかすいた」の納得感。感情を発散させたときにはじめて向く意識。(うどん、天ぷら問題)

・月影のシ
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デスペラード(1995年製作の映画)

4.1

ズル映画

そんなわけねーだろ、が売りのアクションは無敵。映像もビシッと決まってるんだけど、完璧なものを見せてからちょっと汚れをつけてあげる生意気さに夢中になってしまう。

クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.6

「こんなに人間が集まってるのにこんなに孤独な場所」

内田有紀に熱を上げてた頃に観て、再鑑賞。カッコーの巣の上でからもインスピレーションを受けているみたいだけど、かなり内省的な話だと思った。おもしろい
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.7

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ラチェッドの「お母さんに言う」が絶望的だった。この期に及んでまだ患者本人を見るつもりがないんだな、と。マクマーフィーは確かに危険だし不正義だけど、ひとりひとりを人間として(友人として)理解しようと働き>>続きを読む

夢売るふたり(2012年製作の映画)

4.0

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全員が不正義。だれも正しくない。だけど、体を壊したと聞けば病院の廊下を走っていく、というような人間らしい「反応」が示される。

里子が貫也の足に自分の足を重ねてベッドまで運ばれていくシーンが印象的。偽
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.3

😊

前半はコメディ調というかフィクションとして楽しめる趣があるけど、後半は観ている側と地続きになって、実際性を突きつけられる感じがした。

作品とは直接関係ないけど、字幕に不満がある

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.2

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嘘のスケールは前作品と比べても大きいのに、サスペンスとして単純化していないのが凄い。そこにある嘘ではなくて、嘘を抱えた人間に真摯なまなざしを向けているからだと思う。損得でも、愛でもない、ただ人間の温度>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

現実の事柄が妄想に反映されるのは面白いんだけど、史実部分がファンタジーに影響されて誇張されてる感じがした。でもオフェリアのすべてが妄想の中で閉じてしまう終わり方は内戦の残酷さを浮かび上がらせる手段とし>>続きを読む

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

4.0

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カルト映画好きだな〜。子供舌だから。

・音楽。フォークソングに感じる怖さってなんだろう。霧がかっているような、遠いところへ連れていかれそうな曲調。特に五月柱の音楽が(例の映画のときと同様)大好きで、
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.9

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自分にはむしろ終盤が分からない。中盤までは誰もが正しくなさを抱えていて、それを身をもって理解しかけていたのに、どうして急にウィルの一人勝ちになったんだろう。西部劇なのにテンポに脱力感があるのは個人的に>>続きを読む

山猫(1963年製作の映画)

3.9

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貴族版ゴッドファーザーだった。



(以下感想)
移り変わる時代の中で自分を曲げることを拒む潔さ。ここで自分のイズムを周囲に押しつけてしまうとただの頑固者になってしまうが、サリーナ公爵は世の変化そ
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.6

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台詞回しがずっと粋。でもずっとライナスが苦手だった。下心のある紳士って個人的に見てられないかもしれない。デイヴィッドの方がよっぽど好感が持てた。
「金持ちと結婚する貧乏人を(世間は)民主的とは言わない
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.6

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「一緒に眠る」ことは、その場では隣同士にいても現実の自分からは離れてしまうという矛盾を孕んでいて、パトリシアがミシェルと一緒に逃げることを拒んだのもこれと似た論理だったのではないかと思う。

ミシェル
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プラトーン(1986年製作の映画)

4.2

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ディア・ハンターが戦闘後の心的外傷に重きを置いたのに対して、こちらは戦闘そのものの凄惨さを暴く。疲弊と疑心暗鬼でまともな判断ができず、小隊の単位でさえこれだけの分裂が起こってしまったことを考えると恐ろ>>続きを読む

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.3

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むちゃくちゃな映画だった。これだけの名優を使って偽札規模の争いをしていたり、ツッコミどころはいろいろあるけど、若山富三郎がモノホンすぎることや、爆発アクションがたくさん見られたからなんか満足した。

座頭市物語(1962年製作の映画)

3.6

『サマーフィルムにのって』で気になったので。厚い信頼関係。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.4

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トラヴィスが放浪を始めたころと根本的にはなにも変化していなくて、残念というか、悔しかった。でも変化できない自分を受け入れるのって辛いことだとは思う。

映写機を落としたあとのトラヴィスの表情に胸が痛ん
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