ぱんさんの映画レビュー・感想・評価

ぱん

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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音の色や動きを可視化できる、アニメーションや漫画のすばらしさよ。めちゃくちゃかっこよかった

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

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話し合いの場面、目が離せなかった。「赦し」はときに「許諾」と間違われる。母が娘にsorryと何度も繰り返すシーンは重く残る。争い、闘い、復讐ではなく、赦し、話し合い、去る。祈りのような映画だった

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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すごくよかったなー、舞台がほぼ地元だったから余計に。浅草や墨田区の東向島(推測)あたりに平山さんいそうだもんな。でも平山がなぜあの仕事を あの生活をしているのかはなにも明かされない。それでもとにかく、>>続きを読む

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

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変わった映画だった、、素読み(っていうのかな)の段階から繰り返し同じ場面の稽古?をみせる。断片的に稽古場をみることで、少しずつ演じる作品のストーリーを知っていく。だんだん役者に役が入っていく過程が、表>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

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メインビジュアルから想像のつかない結末で驚いたけど、これは学生時代に観ていたら憧れちゃうだろうな。ダンスパーティ、レコード、シールを貼った日記、大きな木、ブロンズにドレス。その輝きの中にずっと不穏な雰>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

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往復4時間かけて観に行ってよかった。私たちから見る日本でもあったし、海外から見る日本でもあって。撮影の場や謎のサービスや、日本ってやっぱり変。スカーレットヨハンソン全然華のない役も演じれるのすごい…ゴ>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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私の人生ではじめて一緒に働いたデザイナーさんがすすめてくれて、ずっと気になってた作品。当時(5年前)近所のTSUTAYA探してもなくてすっかり諦めていたら、ついに劇場で観られるとは〜〜

こじらせ的な
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正欲(2023年製作の映画)

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人としてこの社会で生きることの違和感に限界を感じている者同士が、私もここにいていい、生きていていいと思える繋がりを見つけていく。それが男女だとしても恋愛関係ではない上で一緒に生きていく選択をするのが本>>続きを読む

Ribbon(2021年製作の映画)

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👏
私自身、美術系の学校に入学したのがコロナ禍1年目だったから登校がほぼできずオンライン授業も不慣れな中進めていた。だから前年の卒業生は展示ができておらず、悔しい思いをしていたと思う。私でさえ、コロナ
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愛なのに(2021年製作の映画)

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んでこれも今泉×城定タッグ。河合優実ちゃん…いい…。中島歩のかっこいいけどダメな感じもいいのよね。だいぶどろどろのはずなのに、優実ちゃんのただ一途に求婚する姿でだいぶ緩和されている気がする

猫は逃げた(2021年製作の映画)

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今泉力哉と城定秀夫が監督と脚本で互いにつくった作品のひとつなのか。今泉作品に濡れ場の要素がプラスされるとなんかよりリアルね

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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うわ〜いい〜!SFが絡んでくるのは想像してなかったけど、それがまたよかった。クライマックスにかけての胸が躍る感じ最高で、こんな美しいエンディングあるのか…ってくらい感動した。告白ってなんか苦手なんだけ>>続きを読む

わたしたちの家(2017年製作の映画)

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キャンセル分滑り込みで視聴。先の展開がめちゃ気になる……!のに謎は明かさず、ただありえたかもしれないできごとを映し出している。最近みた演劇も、そこで起きていることをただそこにあるできごととして観るよう>>続きを読む

曲がれ!スプーン(2009年製作の映画)

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ずいぶん前にポスターいいな〜と思ってたのをふいに観てみたら、めっちゃヨーロッパ企画だった。長澤まさみが主演となると最初なんだこれ?とびっくりするけど、あ、ヨーロッパ企画だ〜とわかると納得。どこまでもS>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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いい〜〜私は2人が羨ましい。
漫画を読んで、きゃぴきゃぴ誰かと早口でお喋りしたい。漫画のラミネートをむく時の高揚感ンンン!オタクって最高。
雪さんが愛する作家 コメダ優にどれだけ作品に救われたか話して
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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3年半前に観てた…。アステロイドシティからブタペスト観ると、私は前者の方が好きだな〜。ブダペストのお城やお菓子の世界観につられて観ると、実はすごくダークで切ない。アステロイドくらいストーリーから置いて>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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序盤ついていけなかったのだけど(遅読で字幕追えなかった)、なるほど舞台裏を1アングルで撮っているのねとやっと分かってから、めっちゃわくわくしたわね。ファンタジー、SF、ヒューマンドラマ、全部混ぜ込みま>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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観てからだいぶ時間が経つけど、冒頭が一番感動した。素直に、映像芸術としてすごいものを観ている!!と終始興奮状態だった。
『風立ちぬ』は原作があるからか、美しくまとまった印象だったけど、本作は足し算的な
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

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1日目の完璧さから、少しずつ崩れいてく様子は人間らしく、でもどこかずっと不穏さが漂う。同時に主婦という“職業”の孤独さがひしひしと伝わる定点観測的な描写。
なぜそこまでなんでもやってあげてしまうのか、
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それから(2017年製作の映画)

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滑稽ね〜昭和の映画を見ているような感じあるよな。
構図の妙と、一瞬一瞬置いていかれる展開の行き来が面白い。
キムセビョクは推しの俳優さんだけど、イヤな女でした。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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読んでる本で抜粋されていて、すかさず鑑賞。その本では暴力について、すべてを反対しないと書かれていて、その内容に強く引き付けられた。
『マイブロークンマリコ』を観て、その著者のいわんとすることがすごく理
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アシスタント(2019年製作の映画)

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これも間違いなくshe saidと合わせて観る映画だね。情報入れずに観たら、途中までよくわからなかったけどある場面で、代表とは“あいつ”のことだなとやっとこの映画のメッセージを理解した。
どう考えても
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

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まだこの映画の良さをきちんと言葉にできない。でも、今の私が今この作品を観れたことが、心の底から嬉しい。

帰り道、まだ本屋さんがやっている時間だったので、本屋をはしごして原作を買った。『布団の中から蜂
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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『プロミシングヤングウーマン』を観たら『SHE SAID』を観ないわけにいかないね。
#MeToo運動のきっかけとなった記事が出るまでの話。私たちはこういう活動によってより良くなりつつある世界で生きて
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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キャシーの正し方はものすごく危険だし正気から外れていると思う。でも、ドランクだったしあの時はそういう雰囲気だったし(一方的に)みたいな、そういうことがしょうがないとされる世界に慣れているってどうかして>>続きを読む

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

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ジム・ジャームッシュ映画「パターソン」と「ナイトオンザプラネット」しか観たことなかったので、他のも少しずつ観ます①
殺し屋が動物や本を愛す眼差しが印象的だった。少女の存在がよく際立っていていい。最後の
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子猫をお願い(2001年製作の映画)

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好きな映画の上位かも。やっぱりバスの場面が多い映画は惹かれる。タイプライターやガラケー?で文字を打つ場面のタイポグラフィも手が込んでていい。韓国の貧富の差、家父長制、古い価値観の押し付け、そういうのも>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

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これもなんか邦題(しかも明朝体)がよくないような気がするな…… 原題めちゃいいのに。
ふいに観はじめたけどよかった。中絶するまでの話だけど、相手や当人の恋愛うんぬんを何も映さないのは珍しいと思ったし、
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窓辺にて(2022年製作の映画)

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街の上でもそこそこ長かったけど、本作も2時間半。でもまったく長く感じないし、ずーっと観ていられるような温度感がある。私の体温に合うと言うか。

同じ日に観た「そばかす」と重ねちゃう部分もあって、佳純が
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そばかす(2022年製作の映画)

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佳純は恋愛/性的感情も抱かない、それがセクシャルマイノリティになることも多分知らない。最初はあまり言葉にしないでいたけど、途中からは「恋愛はしない」と相手に伝えていく。
ちゃんと伝えなかったことで友だ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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近未来のストーリーをここまで鮮明に美しく描ける時代なんだなと、素直に感動してしまった。突拍子もないSF感あるけど、映像作品としてクオリティ高すぎないか…。今までにない新しいものを見ている感覚で、少し置>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

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最近、本や映画、展示にも触れず、仕事や人と会うことばかりで日々が過ぎている。べつに忙しいというわけでもないけど、感度が鈍り体がぶよぶよしていく感じがする。

なんの脈略もないけど、ただ街と生きてくのっ
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プリズン・サークル(2019年製作の映画)

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あるきっかけから観させてもらったのだけど、観れて本当によかった。
対話、目の前の人たちに自分の言葉で伝えることってこんなに大切なことなんだと改めて知らされた気がする。知らない自分に出会う、その恐ろしさ
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