てるるさんの映画レビュー・感想・評価 - 104ページ目

サムサッカー(2005年製作の映画)

3.3

「大切なのは、答えなしに生きる力だ」

親指を吸う癖を直せない17歳の少年。
なまじ頭が良いだけに、色んなことを考えすぎて親も持て余し気味。
中二病的な考え方をして、卑屈になりながらも周りをバカにし、
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.3

史上初?エンドロールの歌詞だけでストーリーが全て分かってしまう!笑

下品で中身ゼロの会話を繰り広げるおバカな学生たちが、バタリアンよろしく変な薬品でゾンビ化したビーバーたちに襲われる。
ゾンビーバー
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スティーヴ・オースティン S.W.A.T.(2011年製作の映画)

3.3

これ系の低予算B級アクションにしては脚本もしっかりしてるし、迫力もそこそこあった。

特にスティーブ・オースティンとマイケル・ジェイ・ホワイトの肉弾戦コンビを活かすために訓練中で実弾持ってない設定にす
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ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ(2014年製作の映画)

4.0

マッドマックスシリーズを産んだ国オーストラリアから届いたゾンビアクション。
特に「怒りのデスロード」は生涯ベスト3に入るくらいの傑作。そんな大好きな作品のタイトルを恥ずかしげもなく豪快にパクった邦題に
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レインメーカー(1997年製作の映画)

3.7

こんなに良い映画だっけ?

最初に観たのは学生の頃。マット・デイモン、ダニー・デヴィート、クレア・デインズ、ジョン・ヴォイト、ダニー・グローヴァー、ロイ・シャイダー、ミッキー・ロークと超豪華キャストに
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沈黙の標的(2003年製作の映画)

1.5

今回のセガールは元裏社会の泥棒が考古学者になるけど、中国系マフィアに目をつけられる設定!

なんか微妙なワイヤーアクションを取り入れ、猿拳やカンフー坊主など香港映画ぽさを出してるくせに、映像は何故かガ
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キッズ・オールライト(2010年製作の映画)

3.3

レズビアンカップルと、それぞれが精子提供者の力を借りて産んだ子供の4人家族。
なのでパパはおらず、ママだけが二人いる。その二人をジュリアン・ムーアとアネット・ベニング、二人の子供をミア・ワシコウスカと
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31 サーティーワン(2016年製作の映画)

3.0

ロブ・ゾンビ先生が手掛けたハロウィン・デス・ゲーム。

さすがお化け屋敷をプロデュースしたことがあるだけに、小道具やトイレの壁の落書きに至るまで作り込まれてる。
そしてロブ・ゾンビやホワイト・ゾンビの
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ザ・ロード(2009年製作の映画)

3.8

終末感漂う荒廃した世界を南に向けて旅する父と子のロードムービー。

何故世界が荒れ果ててしまったのか説明は無いが、人間以外の生き物が死に絶えたかのようにほとんど出てこない。食糧難の世界で、人を狩って食
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パンプキンヘッド 禁断の血婚(2007年製作の映画)

2.3

南瓜頭的ロミオ&ジュリエット。

前作の地味な攻撃を反省したのか、今回はちょっと頑張って違いを演出してるパンプキンヘッドが可愛いw
どちらかというと潰し系と、腸溢れる系が多いけど。

でもこのシリーズ
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

2.5

赤ん坊の頃に金持ちの家の子供と取り違えられて不幸な人生を歩んだと思い込んでる老人の復讐劇。

リベンジものは好きなジャンルだけど、妄想癖がある自己中心的な思い込みの復讐なので全く感情移入出来ず盛り上が
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アクロス・ザ・ユニバース(2007年製作の映画)

3.7

ビートルズの曲のみで構成されたミュージカル。
ビートルズは何曲か好きな曲があるくらいで詳しくもないけど、楽曲の良さは折り紙付きな訳で。そんな素敵な曲の数々を、色んな俳優たちが色んなアレンジで歌うと全く
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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

4.0

このシリーズでは一番面白かったし、一番笑えたし、一番泣けた。

相変わらずブリジットに共感は出来ないし、行動はアホだけど、やはり母になるということだけは何であっても素晴らしい。
そしてマークは勿論良い
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2004年製作の映画)

2.5

マークが良い男過ぎるのと、「表へ出ろ!」が面白かったのが救い。
でもちょっとブリジットを甘やかしすぎじゃないですか?

収監されてるシーンは良かった。

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

2.5

最初に観たのは学生の頃で、しかも男なのでブリジットに共感とか感情移入は全く出来なかったし、自分でプレイボーイになびかないと決めながら流される彼女にオイオイとか思ったりしてた。

それは今でも変わらない
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ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋(1984年製作の映画)

4.0

これは素晴らしい。
クエイ兄弟が影響を受けたというヤン・シュヴァンクマイエルにオマージュを捧げた作品。

頭が本で、文房具で出来た体を持つシュヴァンクマイエルが子供に様々なことを教えていく。
頭の中の
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人工の夜景(1979年製作の映画)

2.5

何度巻き戻して観てもよく分からない。
路面電車に魅入られた男の話なのか?

暗く陰鬱な画と構図、幕間に挟み込まれる字幕に独特な音楽などが重なり合って唯一無二の世界観を醸し出す。
ストップモーションアニ
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われらが背きし者(2015年製作の映画)

3.5

ジョン・ル・カレ原作だけど、「裏切りのサーカス」や「誰よりも狙われた男」ほど難しい話ではなく、割とストレートなサスペンス。

一応ユアン・マクレガーが主役だけど、今回は完全にステラン・スカルスガルドに
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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

3.8

天才と呼ばれた小説家と、その作品を世に送り出した編集者との友情を描いた実話。

ジュード・ロウがいかにも天才らしい奔放さとカリスマ性を兼ね備えたトマス・ウルフを魅力的に演じてた。そしてそんな天才に魅せ
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ある戦争(2015年製作の映画)

3.5

これは難しい。
ストーリーとかではなく、何が正しいのか分からなくなる映画だった。

主人公が決断したことや、法廷で隊員の証言したことが正しいことなのか悪いことなのか。善悪では測りきれないことであり、む
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.7

ハリウッド版「聲の形」だった。
でもベクトルは全く別で、むしろイジメに向き合わなかった人間の末路。
ホラーぽいけど、どちらかというとサスペンス。
レベッカ・ホールに感情移入出来れば結構ドキドキするし、
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.3

愛する彼氏を救うため、赤毛のローラがドイツの街をひた走る!!

無駄な説明は一切省き、とにかく勢いとアイディアとセンスだけで勝負した82分。
あまり早くなさそうな体型のフランカ・ポテンテの出世作。
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ブローン・アウェイ/復讐の序曲(1994年製作の映画)

3.8

高校生の頃、これを観てジェフ・ブリッジスとトミー・リー・ジョーンズの存在を知った。
これ以降、彼ら二人の出演作はほぼ欠かさず観てる。

トミー・リー・ジョーンズは元IRA(この映画でIRAを知り、MA
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デイライト(1996年製作の映画)

3.5

トンネル崩壊事故の中に単身乗り込むスタローン先生!
タクシー運転手なのに元○○なので(セガールではない)、事故が起きた際のテキパキ動く姿がカッコいい!

とにかく最初の事故シーンが凄まじい!当時映画館
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何者(2016年製作の映画)

3.5

これは面白い面白くないを語るべき映画ではないかな。
たぶん共感出来る人はめちゃくちゃ共感出来るだろうし、共感出来ない人からしたら延々と性格悪いやつの就活を見せられてるだけ。

自分はどうだったかといえ
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エアフォース・ワン(1997年製作の映画)

3.8

「今そこにある危機」「パトリオットゲーム」などでアメリカの危機を救ってきたハリソン・フォードがまだまだアクション現役を見せつける。今回は大統領役で、ハイジャックされたエアフォースワンの機内で単身テロリ>>続きを読む

闇金ウシジマくん ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.5

今回は凶悪な貧困ビジネスを行う三兄弟と悪徳弁護士がウシジマくんに襲いかかる。
三兄弟の一番上の兄貴には人類最強の安藤正信、弁護士には八嶋智人。そこにウシジマくんの過去を絡めたストーリー。
ちなみに若い
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闇金ウシジマくん Part3(2016年製作の映画)

3.5

これを観るとお金の誘惑に負けちゃいけないなって戒めになる映画。
昔、超貧乏時代を経験したことがあるので喉から手が出るほどお金が欲しい気持ちは分かるけどヤミ金はヤバイ。

そもそもヤミ金だけではなく街金
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闇の子供たち(2008年製作の映画)

2.5

同じ映画でも機会があれば何度か観てしまう派なんだけど、もう二度と観ないだろうと思う映画がある。
代表的なものでいえば「ソドムの市」「アレックス」「さまよう刃」、最近で言えば「怒り」もそう。

この「闇
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パンプキンヘッド 復讐の謝肉祭(2006年製作の映画)

2.0

昔のパンプキンヘッドを観てないけど、話の中で前のストーリーをちょこちょこ説明してくれる。

パンプキンヘッドの造形が人気らしいけど、なんだかエイリアン4のニューボーンみたい。
攻撃が結構単調で首を絞め
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ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)

3.3

あの有名なビールの創立者がこんな事件に巻き込まれてたとは露知らず。

ハイネケン役にはアンソニー・ホプキンスで誘拐されてからの堂々とした態度は貫禄あった。でも内容紹介にあったような、犯人達を翻弄するっ
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シャーロットのおくりもの(2006年製作の映画)

3.5

英語グモというクモがいる。巣を張ったときに英語の筆記体のように見えることからそう呼んでたけど、正式名は知らない。小さい頃に時々その英語グモを見れると嬉しかった。そんなことを思い出させてくれる映画だった>>続きを読む

プロジェクト・アルマナック(2014年製作の映画)

3.5

POV形式のタイムリープもの。
「クロニクル」の青年達が超能力の代わりにタイムマシンを手に入れて、そこに「バタフライ・エフェクト」と恋愛要素をぶち込んだ感じ。

宣伝文句に「マイケル・ベイが放つ大ヒッ
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アリス(1988年製作の映画)

3.8

原作は不思議の国のアリスなんだけど、ここまで不気味で不条理なアリスは観たことない。
お伽噺には違いないけど、世間一般がイメージするお伽噺とは程遠い。

ヤン・シュヴァンクマイエルがシュルレアリストなら
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

なんだかんだで3回観てしまって、ようやくレビュー。まぁたいしたこと書けませんけどね!

今までの新海監督の集大成でもあり、進化した作品でもある。新海作品の難点でもあったキャラデザが急に垢抜けた。言の葉
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

4.0

原作は最終巻まで既読。
本当の主人公は玄野だけど、今回映画化するにあたってファンの間で屈指の人気を誇る大阪編をメインにして主人公を加藤にしたのは正解だったと思う。
小学生の頃、水木しげるの妖怪図鑑を見
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