てつこてつさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

てつこてつ

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海底47m(2017年製作の映画)

3.3

先に劇場で続編のほうを見てしまっていたが、面白かったので、この第一作も鑑賞。

90分以内でサクッと見るには最適な、まあ良くある海底サスペンス物ではあるが、水中かごに閉じ込められた姉妹に襲いかかるのは
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.2

Amazon Musicのオリジナルブロードウェイキャストのミュージカル版の楽曲を聴いて感銘を受け、アニメーション映画は「アナと雪の女王」以来・・と、本当に久々に鑑賞。

え??舞台ミュージカル版と曲
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

2.5

アメリカ映画「アンフレンディッド」が面白かったので、おなじ手法を使うこの作品は、実際にロンドンがコロナのロックダウン下において撮影されたと聞き、当然、新しい捻りを加えたもっと良い出来になっているかと思>>続きを読む

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

Netflix。Wikipediaで調べたところ、ボカシこそ入っているものの、おそらく、無修正版かと思われる。

この作品の正直な感想を書くには、言葉を選ぶのは極めて困難なので、不愉快な言葉遣いに嫌悪
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

4.2

これは見応えのある骨太なドキュメンタリー作品。

2017年にクアラルンプールで起こった金正恩の異母兄である金正男の暗殺事件のニュースには、その犯行時の空港の監視映像と金正男が死に至る映像でかなり衝撃
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小さな池 1950年・ノグンリ虐殺事件(2010年製作の映画)

3.0

誰か一人を主人公に立てるわけでなく、朝鮮戦争勃発直後に起こった米国軍による民間人約250人もの虐殺事件(ノングリ虐殺事件)を、エンタメ要素を一切排し、ただただ淡々と描いている。

変にドラマチックな演
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純愛譜(2000年製作の映画)

3.0

日韓合作映画なんだけど、ソウルの韓国キャストのシーンと東京の日本人キャストのシーンが交互に登場するスタイルで最後のエンディング以外共演シーンが登場しないので、日韓合作にする意味があったかどうか微妙。>>続きを読む

バンジージャンプする(2001年製作の映画)

3.5

この作品も事前にあらすじ等の情報を得ることなく観るのが正解。

イ・ビョンホン演じる主人公の大学時代の前半と、高校教師になった後の中盤からのストーリー展開には、意表を突かれ、本当に驚く。「んな事、ある
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ワーニング その映画を観るな(2019年製作の映画)

2.5

「世界一怖い映画を撮る」というテーマ自体は大正解。オープニングの雰囲気もまあまあいい。

でも、それ以降、色々と残念。10年前の曰く付きの映像の撮影現場にヒロインが入り込むとか無理有り過ぎ。

何と言
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.4

あらすじ等を事前に読まずに視聴したのが正解。

「バトル・ロワイヤル」的な人間狩りゲームかと思いきや、そのからくりがブラックユーモアに溢れ、かつ、誰もが大なり小なり絶対持っている筈の差別主義をひた隠し
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スタートアップ!(2019年製作の映画)

3.0

ジャージャー麺が準主役級の扱いの韓国映画を久々に見た。

脱力系キャラの金髪少年を演じたパク・ジョンミンはいい味出してるし、その親友役のチョン・ヘインも対照的な実直な一面を持つキャラクターをそつなくこ
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ヒドゥン・フェイス(2011年製作の映画)

3.9

絶対にハリウッドでは製作されないであろう、いかにもヨーロッパ的な色気と独特な艶っぽさがあるスリラーの秀作。

舞台はスペイン。ウェイトレスのヒロインは、ある晩、ウィスキーの氷割りを注文して、一人涙を流
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.4

まずは、これが実際に起こった事実の映画化作品であった事に驚く。同時に、1961年のベルリンの壁設立以前は、いとも簡単にベルリン内で東から西へと電車で移動する事が可能であった事にも。

ベルリンの壁以降
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俺たちの街(2007年製作の映画)

3.0

タイトルとイ・ソンギュン、リュ・ドッカンの名前に惹かれてレンタル。

う~ん、プロットが雑だし、オ・マンソク演じる売れない小説家のキャラ設定や過去エピソードが詰め込み過ぎで若干無理があるのは否めない。
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ビューティフル(2007年製作の映画)

3.3

なるほど、確かに「ビューティフル」というタイトル以外は当てはまらない直球勝負なテーマのキム・ギドク原作の、これは、より実験的な映像化作品。

周りの男共を全て魅了するほどの美しい容貌に恵まれた女性の運
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ザ・フィールド(2011年製作の映画)

3.5

これは、10本あるB級ホラーの中で1本くらいしかない当たり作品。

見渡す限りトウモロコシ畑の道路で、車が故障してしまった5人の若者が、次々とカカシに襲われる・・とだけ書くと、この手の題材の映画は
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僕の恋、彼の秘密(2004年製作の映画)

1.0

No hard feelings for gay people, but overwhelmed by so many stereotyped flamboyant characters!!

いやあ
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ブレーキ(2012年製作の映画)

3.8

ライアン・レイノルズ主演の「リミット」と設定が酷似しているが、 こちらの方が数段上の出来栄え。

それもこれも、全編ほぼ一人で演じきるスティーヴン・ドーフの迫真の演技の賜物。

気づいたら車のト
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マンイーター(2007年製作の映画)

3.8

動物パニック物では結構アタリ作品が多いオーストラリア映画。その中でもこの作品は一二を争う秀作だと思う。

主演にラダ・ミッチェル、マイケル・ヴァルタンを迎えているあたりも安っぽくない。また、ハリウ
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GF*BF(2012年製作の映画)

3.4

最近の台湾映画は、本当にレベルが高いなあ。

1985年~2012年までの時代の流れと共に高校時代の親友であった3人の男女の複雑な三角関係を、繊細な心の機微の表現も巧みに描き出している秀作。

高校時
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サイコメトリー〜残留思念〜(2013年製作の映画)

3.3

タイトルからしてSFスリラーかと思いきや、メインは熱血刑事物で、キーパーソンとして超能力者が絡んでくるというストーリーだが、なかなか楽しめた。

主人公の刑事と超能力者、それぞれの生い立ちをもう少し掘
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.2

ジェームス・ワンも、この手のシリーズ、いつまで撮り続けるんだろ…。

でも、とりあえず、ホラー好きの自分にとって、平均点は超えるものばかり出してくるんで大したもんだが、怖がらせ方が、ワンパターンなんだ
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ザ・ソウルメイト(2018年製作の映画)

3.4

非常に分かりやすく見やすい韓国映画らしいテイスト溢れる人情コメディ。

その目立ち過ぎる体格からキャラ設定がステレオタイプになる畏れもあるマ・ドンソクの、心臓移植が必要な幼い娘を気遣う柔道館長っていう
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.0

事実上迷宮入りになっている、劇場型犯罪の走りでもある実際のゾディアック連続殺人事件を題材にしたデビッド・フィンチャー監督作品。

実際の事件をテーマにしているだけあって、脚本の構成は、事実に基づいてお
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スキャンダル(2019年製作の映画)

2.8

裁判の流れなどを追っていく、もっと重厚なストーリーかと思いきや、セクハラ事件の表層と実態をさらっとなぞるだけで、やや薄味。

そもそも、上司のセクハラに対して訴訟を起こしたニコール・キッドマン演じるキ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

突然の精神疾患に見舞われるヒロインを演じたチョン・ユミの演技はとても繊細だし、彼女を囲む夫、両親、姉に弟、義母、会社仲間の関係性の描写も丁寧だし、セリフもリアル。お涙頂戴路線にも走らず、ドラマチックす>>続きを読む

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.0

韓国では舞台版で失神する人間がいた・・なんてエピソードも聞いていたので、もっと重たいドラマチックな作品かと思っていたが、思ったよりあっさりとした「ALWAYS 三丁目の夕日」っぽいテイスト。

キム・
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セブンデイズ(2007年製作の映画)

3.3

キム・ユンジンって、FOXの大ヒットドラマ「LOST」で初めて知った女優で、てっきり韓国系アメリカ女優だと思ってたんだけど、帰国子女ゆえ英語ペラペラなんだよな。で、もって、この手の顔は、なかなか老けな>>続きを読む

天城越え(1983年製作の映画)

3.8

松本清張の原作も好きだけど、この映像化も見事に小説の世界観を表現しきれている。だって、ジャケ写からして素晴らしいじゃないか。

時代は昭和初期。母の情事を目撃してしまい衝動的に家出した多感な年頃の少年
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ファンハウス/惨劇の館(1981年製作の映画)

3.6

「テキサス・チェインソー・マサクル」「ポルター・ガイスト」などを手がけたトビー・フーパー監督の1981年の隠れた名作ホラー。

アメリカの地方都市の夏の風物詩である移動型遊園地、そこで怪しく披露さ
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ワン・フロム・ザ・ハート(1982年製作の映画)

3.3

これは、巨匠フランシス・コッポラが莫大な資金を注ぎ込んで製作したものの、興業的に大失敗してしまったという曰く付きの作品。かつてナスターシャ・キンスキーのファンだった自分も劇場で観たものの、彼女のシーン>>続きを読む

ボディ・ダブル(1984年製作の映画)

3.3

映像の魔術師、ブライアン・デ・パルマの初期の代表作品の一つ。テーマも誠にデ・パルマらしく変態性に富んだPeeping Tom(のぞき魔)。

B級映画にしか出演したことがない売れない俳優。同棲している
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江南ブルース(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトルに惹かれてはいたものの、あまり評判が芳しくなかったので、リストには入れていなかったものの、結果的には見て正解。

確かに単純明快過ぎなストーリーだけど、それでもいいじゃない。裏社会でも義理人情
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.1

所詮は「CUBE」の発展系でしかないんだけど、それでもゲーム参加者が挑む5つの部屋のテーマやセットの美術装飾が非常に工夫されていて感心させられた。

出演俳優があまりにも地味過ぎなんだけど、まあ、何と
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最後の贈り物(2007年製作の映画)

2.8

重い肝臓病を患う幼い娘に移植手術を受けさせるために、一人の受刑者を一時的に仮釈放させる一人の警官・・。

が、その受刑者こそが、娘の実の父親。そう、警官と受刑者、そして既に他界している娘の母親は、高校
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

3.5

先日、せっかく韓国リメイク版を観たので、この日本オリジナル版もレンタル。伊坂幸太郎の原作は未読。

どっちがより面白いとかではなく、同じストーリーでもこうも描かれ方が違ってくるんだ・・というのがリメイ
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