TakahisaHaradaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

地球の限界 “私たちの地球”の科学(2021年製作の映画)

3.1

地球環境を定義する9つの要素(気候変動、森林破壊、生物多様性、海洋酸性化、淡水利用、養分、新規化学物質による汚染、大気汚染、オゾン層)ごとに、現在の立ち位置、危険度を教えてくれるドキュメンタリー。 >>続きを読む

容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

3.0

ホアキン・フェニックスの俳優引退、ラッパー転向に密着したフェイクドキュメンタリー。

108分だけど退屈な時間けっこうあって長い…って感じ。ただ、
・コールガールを呼ぶシーン
・LAVOでのラッパー
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.8

入れ替わり(?)系コメディでありロマンス映画。入れ替わり後のコメディめちゃ笑えるし(本来自宅なはずの部屋に客として招かれる桜井特に笑った)、終盤まで色んな展開ありで楽しめる。

入れ替わった桜井とコ
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.7

小6の少年たちが主人公の思春期こじらせ系コメディ。思春期特有の背伸びとか、年代的にまだピュアなのを逆手に取った無意識な下ネタ連発とかでめちゃ笑える。
本国アメリカではR指定を食らっていて、主人公の彼ら
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星の王子ニューヨークへ行く2(2021年製作の映画)

3.4

33年ぶり新作。コメディだから後付けすぎる展開とかネクスドリアのご都合国家ぶり、ほぼアラジン(実写版)じゃんみたいな目新しさの無さ、ラヴェルへの露骨な手のひら返し、美容師ミレンベとの急すぎる展開、あた>>続きを読む

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

3.8

普通よりちょっとダメな家族が人類の運命を背負わされて変わっていく話。距離があった父と娘の歩み寄り、成長も描かれる。 家族皆のキャラが良いし大人になった親子の歩み寄りっていうテーマも好きなので良かった。>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

夫を亡くし、住んでいた町も無くなってしまったファーンがノマドの暮らしを通して生き方を探っていく話。ノンフィクション本が原作で、この映画もノマドにまつわるドキュメンタリーみたいな感覚で観てた。

序盤
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.6

小学生の頃に観て以来、当時の記憶で残ってるのは沈んでいくジャックと、「ネックレス海に投げちゃうの?」ぐらいで、長い作品だけに全編ちゃんと観たのかも怪しい…。
身分違いの恋を描くロマンス映画であり、人間
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.6

ゾンビ×ケイパームービーの枠組みで人間らしい貪欲さが描かれたり、親子愛が描かれたりする(同じくNetflixで見れる「アーミー・オブ・ザ・デッド 制作の舞台裏」も見たら関係者は「ヘイストムービー」と言>>続きを読む

星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.8

カルチャーギャップコメディでありラブコメ。王道の面白さでめちゃ笑った。

序盤のぶっ飛んだザムンダ王国の描写(起こし方、ロイヤルぺニス、花びら係、遠すぎてトランシーバー…)から、アメリカ入り直後の「
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密航者(2021年製作の映画)

3.4

火星に向けて航行する定員3名の宇宙船に、作業中気を失ったエンジニアが残されていて乗組員が4名に…というサスペンス。
CDRA(二酸化炭素除去装置)の故障がクリティカルな問題で、その結果4人目マイケルの
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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

3.3

ニューロティックスリラーの枠組みで、広場恐怖症を患う主人公アナの再生、啓発(?)が描かれる。
エイミー・アダムス、ゲイリー・オールドマン、ジュリアン・ムーア、アンソニー・マッキーという豪華さに惹かれて
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オキシジェン(2021年製作の映画)

3.0

ソリッドシチュエーションスリラー。毛色は違うけど「パッセンジャー」的な設定。
ポッド内の酸素が減っていく中、リズが置かれるシチュエーションの謎と彼女の記憶の謎が突き付けられる。謎が解けるにしたがってS
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あしたの私のつくり方(2007年製作の映画)

3.0

いじめをきっかけに自分の世界に閉じこもった日南子、周りに合わせてその場に馴染む役を演じてきた寿梨が本当の自分を取り戻す自己形成の話。
コトリの言う通りのヒナを演じて、人気者になり彼氏もできるけど満たさ
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.0

ある公立中学校の1クラス、中学2年の3学期50日間に密着したドキュメンタリー。35人いるクラスメート全員のパートがあって、みんなこんなこと考えてるんだと思うし、自分の中学時代も懐かしい気持ちになる、今>>続きを読む

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

3.7

仁義なき戦い2作目。前作であれだけ主要キャスト死んだのでどうかと思ったけど、菅原文太、北大路欣也、千葉真一、山城新伍、前田吟とか相変わらず豪華。

広能は主人公的な立ち位置じゃなく、堅気からヤクザに
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.8

実話に基づくヤクザ映画。菅原文太、梅宮辰夫、松方弘樹、伊吹吾郎、渡瀬恒彦、田中邦衛等々、キャストが豪華で、その豪華なキャストが次々死んでいくのでヤクザの壮絶さ、「仁義なき」戦いの虚しさが伝わってくる。>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.6

1999年、2005年、2019年、3つの年代で主人公の山本がヤクザの道に入るまでと、その後を描く。
同じくマフィアの一生を描いた「グッドフェローズ」とかと同じように虚しい結末を想像してたけど、虚しい
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ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

3.3

妻とお腹の子を殺された元軍人の復讐劇。
ケリーが事件現場の自宅の鏡の前で復讐者に生まれ変わるタクシードライバー、アジョシ的なシーン、刑務所での戦闘シーン、不時着した飛行機での水中シーン、燃える車・沈
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.2

12歳の少女に扮した女優がSNSアカウントを作りコンタクトを取ってきた人らと絡むチェコのドキュメンタリー。

全裸で未成年のSNS利用を語る、Skype繋いだら開幕チンコ、女も連れて3Pしに来たやつ
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.0

1983年版映画とかで描かれてる原作の20年後が舞台。過去作は1983年版映画しか観たことないけど、その世界観を壊さずに新しい物語を展開していてとても良かった。

細田監督が「すごく身近な人を主人公
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今求められるミニマリズム(2021年製作の映画)

2.9

どんなミニマリストが出てくるんだろうと思って観ていたけど、ジョシュアもライアンも暮らしぶりは案外普通で、どちらかというとそれまでの闇雲な消費をやめて本当の幸せに気付いた的な話だった。
自分自身あまり物
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闇はささやく(2021年製作の映画)

3.5

心霊ホラーかと思って観始めたらサイコスリラーになって、行ったり来たりしてラストはどちらとも言えない終わり…という作品だった。

冒頭、事件性を匂わせる冬のシーンを少し見せた後、その年の春から話が始ま
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バーシティ・ブルース作戦 裏口入学スキャンダル(2021年製作の映画)

3.3

大学の不正入学スキャンダル「バーシティ・ブルース作戦」を扱ったドキュメンタリー。FBIがつけた捜査コードネームは1991年公開の映画「バーシティ・ブルース」が由来らしい。
https://www.go
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Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業(2021年製作の映画)

3.6

捕鯨やプラスチックの海洋汚染問題から始まって、より根深い問題として持続可能な漁業なんてあるのか?というところに切り込んでいくドキュメンタリー。

最終的に我々にできるのは「魚を食べない」というところに
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.0

野生のマダコと人間の交流を描いたドキュメンタリー。ナショナルジオグラフィック的な、生態に迫る、みたいな作品を想像していたらそれだけに留まらない内容で良かった。
カメラマンとしても親としても行き詰まって
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ラターシャに捧ぐ ~記憶で綴る15年の生涯~(2019年製作の映画)

3.4

1991年にロサンゼルスの商店で銃撃され亡くなったラターシャ・ハーリンズの短編ドキュメンタリー。従姉妹、親友が彼女の生涯について語る。

映画の日本語字幕では彼女の事件がきっかけでロサンゼルス暴動が起
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街の上で(2019年製作の映画)

4.2

下北沢を舞台にした群像劇。
冒頭少しだけ観たところで今泉作品の中でもFIX長回しが多くて静かな印象で、「もしかして苦手なやつか?」と思ってしまったけど、結果的に今泉作品の中では一番笑ったし、久しぶりに
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チャドウィック・ボーズマン: あるひとりの表現者(2021年製作の映画)

3.3

生前チャドウィック・ボーズマンと関わりのあったヴィオラ・デイヴィス、ダナイ・グリラとか共演者、スパイク・リーとか関係者たちのコメントで進んでいくドキュメンタリー作品。

芝居に関しては分解能がなくて分
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日々は、うたかたに(2021年製作の映画)

3.4

廃品回収業メーメットとメーメットに似た境遇の少年アリの交流を描いた作品…と思いきやって感じだった。ラストは虚しい、救いのない展開。

トルコ映画はほとんど観たことないしトルコに行ったこともないので地中
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.6

娘を亡くした夫婦の啓発を描いた短編アニメ作品。
夫婦と娘の本心を表す影のようなキャラクターが出てくるのが特徴。実際に「影が人の届かない感情を表す映画を作ろう」が最初のアイデアだったらしい。
セリフが無
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おかしな子(2021年製作の映画)

3.5

結婚して5ヶ月の夫を亡くした未亡人サンディヤの、喪が明けるまでの13日間の葛藤と自立を描いた作品。亡き夫は「不在の中心」的存在で作中では出てこない。
冒頭描かれる「夫が若くして急逝したのにまったく悲し
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.4

ハリウッドで活躍する女性スタントたちのドキュメンタリー。
実際のスタントシーンの映像、女性スタントたちの証言どちらもリアルで楽しめた。
BTTFパート2、ワイルドスピード、ワンダーウーマン等々、好きな
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.6

大泉洋に当て書きされた小説の映画化。出版業界が舞台のサスペンス。
宣伝で言われてる「登場人物全員嘘をついている」はさすがに言い過ぎで、騙し合いというよりは出版業界の内情を描く意図の方を強く感じた。(吉
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健康って何?(2017年製作の映画)

3.8

肉、魚、乳製品と糖尿病、ガンといった病気の関連性に触れつつ、最後にはヴィーガンのメリットを訴えるようなドキュメンタリー作品。
製作総指揮・プロデューサーとして関わってるホアキン・フェニックスもヴィーガ
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

ハロプロオタクたちの青春を描いた作品。実話に基づくエッセイが原作。
何かに熱中してる人を描く作品はたくさんあるけど、ハロプロオタクみたいに自分でない他者の応援への熱中と葛藤を描いてるのが良かった。
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