高田ティガさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

高田ティガ

高田ティガ

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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

4.5

シャレオツで構図もファッションもバッチリ決まってるんだけど、ちょいちょい面白すぎませんか、これ?

めっちゃ腰曲がった婆ちゃんがゴミ捨てるくだり、あれなに?!ねえ、なに?!笑
「行くわ」って言って、ガ
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

4.5

これは戦争のヒサンサを訴えるだけの物語ではない。"戦後"のあり方を糾弾する作品だ。
焼け跡闇市派・野坂昭如の描く物語に1945年8月15日はない。戦中/戦後の境界はない。

「あれは戦争だったから」と
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メガゾーン23 PART III(1989年製作の映画)

4.5

三部作として観てパズルが完成した感じ。面白かった。三部通してフランス実存主義的モチーフ多し。まあ〈抵抗〉Ωの物語だしね。
やっぱり第一部の監督の石黒さんがカリスマだったんだな、というのが第三部を観ると
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メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い(1986年製作の映画)

4.5

いやあこれ面白いですよ。

当時、吉祥寺のPARCOだっけ?ルミネだっけ?ができたばかりで、そこを本作ではバイクで暴れ回って壊す壊す。まだ、映画のワンシーンに使われるということが宣伝になり、光栄なこと
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メガゾーン23(1985年製作の映画)

4.5

オールナイトで初見、三部作一気観。
ストーリーテリングの豊かさとしては、ガンダムよりこっちの方が面白い。

トークショーで言ってたけど、もともとのタイトルは「オメガゾーン」だったとのこと。なるほど「Ω
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BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終わりなき旅(2014年製作の映画)

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アレ?これ観たことある。でもなんでこれを観ようと思ったんだっけ?表紙のブッダがイケメンだったからだっけ?動機が不純すぎる。煩悩すぎる………

SHOAH ショア(1985年製作の映画)

5.0

早稲田松竹のオールナイトで一気観!!!
やっぱり最強に頭イイ監督なので、仕掛けが効いてて尺の長さを感じさせない。引き込まれた。
この世界に生きて、この映画を観ずにノウノウと過ごしてた自分を猛烈に恥じる
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恋人たち(2015年製作の映画)

4.5

生きてることの痛痒さがここに。うん、ジンセーはダサい。それでいい。

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

久し振りに観たけど、これシッカリ面白いよね。ジョニー・デップは、スルリと役に溶けていく、顔のわからない良い俳優だし、日本語吹き替えの声優の好演も印象的。

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.5

せーーーの゛!カシャア!!!
はい゛!カシャアアアア!!!

宮台真司出てて爆笑。

野火(1959年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

プロントン目指して兵士が土手を登って行くシーン。白黒映画であることも手伝って、地を虫が這っていくようにも見える。気持ち悪い。

兵士たちの死は全く美化されていない。雨の行進のなか、泥水に顔をうずめて死
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ほとりの朔子(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いい映画。じめッとシンドイ、等身大の人生の匂いがする良い映画。

浪人生(受験戦争という社会の荒波第一波に負けて、社会の岸辺に打ち上げられた)、社会の中心からちょっとはみ出ちゃった「ほとりの」主人公が
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渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

4.5

ななななんなんだ…この最っ高の映画は…?! なんなんだこのサイコーの浜崎あゆみは?!!!

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.5

本物なんじゃないか、これ、監督、タイムスリップして映画撮ってきたんじゃないかと錯覚するほどの、ジャンヌ役の迫力。

御法度(1999年製作の映画)

4.5

大島渚の男の趣味の良さには危ないものを感じる。ていうか、神田うのって……… 女の趣味は悪いんだ笑

海燕ホテル・ブルー(2011年製作の映画)

4.0

面白いんだけどさ、若松孝二B専なの?わたし、人の顔の造形を悪く言うのは趣味じゃないんだけど、なんなんだろう… イイオンナ風にしてるけど… このタラコ唇の絶妙なブスの存在感………

ふつう、人の印象に残
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愛、アムール(2012年製作の映画)

4.5

「美しくなければ生きていても意味がない」
そう言ったのは、『ハウルの動く城』のハウルだったか。
『ハウルの動く城』も、後半は介護の話だった。

ハネケは「醜くとも最後まで生きなさい。」と説くカトリック
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映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

-

テレビつけたらやってたので。

はじめは、「まあなんてDisgracefulなんだろう!!!」
とほとんど生理的な嫌悪を感じたのだが(大島優子の体型のだらし無さ… というかprostituteの女たち
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イーダ(2013年製作の映画)

5.0

語らずして雄弁、たいへん優秀な映画。そう…… 自分探しって、「自分が埋め込まれた歴史」との出会いなんだよなあ……。『食べて、祈って、恋をして』見つればどんなにいいか。最後、己の人生を選択し、引き受ける>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.5

庵野秀明の緩い人生讃歌だと受け取りました。

「ひととひとは分かり合えない」という絶対的事実は、ときに死んでしまいたいほどに人を打ちのめすけれど、それでも「他人って、居てもいいね」と。

恥ずかしなが
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私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

どうせ「女子高生」というセクシュアルな記号を振り回して集客する、クリシェなキラキラ青春ロードムービーだろうと期待せずに、、というか半分冷やかし目的で観に行ったら、、、、、、、、完全にグーで殴られた。>>続きを読む

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

4.5

監督の構図文法やメタファーの使い方に慣れてないので難しかったが、とりあえず大枠はゴリゴリと力づくで理解。

女が現実社会で「ひとりの人間」としての尊厳を持ち、生きてゆくためには、「他者」のprince
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美少女戦士セーラームーンR(1993年製作の映画)

5.0

これ傑作じゃないスかっ?!
10年ぶりに再鑑賞しました。

毒々しいピンクに禍々しいシルエットの花と、マモちゃんの子供時代のぐずり声はトラウマ級。一枚いちまいのカットが幼心に焼き付いてる。

大人にな
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