りーんさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

アフター・ウェディング(2006年製作の映画)

3.7

最初と最後にシガー・ロス流れて素敵だった。
家族って何だろう。取り戻せない時間はどうしたら埋められるんだろう。
家族といる時間は大切 と言うけれど、あまりに悲しくてやるせない。インドと板挟みなヤコブの
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レッド・バロン(2008年製作の映画)

3.1

なんだかもっとこう…映画として惜しい!と思ってしまいました。
切って繋げたような感じがして。
彼女の「頭の穴」の言い分もわかるけど、その後の彼に対しての思いが身勝手に感じた。
飛行機、あの時代だとあん
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

垣間見える愛に切なくなった。
もっと人生経験積んでから観直したい。
紙いっぱいに長所が書けるのに、気をつかえるのに、愛があるのに…ってもどかしくなった。
ちょっとのことからすれ違いや亀裂ができて、ダメ
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クジラの島の少女(2002年製作の映画)

3.6

クジラってなんて美しい生き物なんだろうって思った。
健気なパイが切なくて愛おしくて。
おじいちゃんを信じていて、認めてほしくて、ただただひたむきな姿に胸を打たれる。
スピーチのシーンに思わず泣いた。
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.6

うわっはー!シャイニングの世界だ!
ってなりました。
特殊能力バトルみたいなのが観ていて楽しかった。
箱に閉じ込めるべきものは嫌だけど、あんなふうに幽霊と話せるのもいいなと思ったり。
ホテルがいちばん
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.0

ああもう最高にエモーショナルだ。好き!
元気ないときに観たからより響いた。
演出が好みにどストライクすぎた。
「信頼できない語り手」っていうのもすごくいいなって思ったし、文学や哲学の勉強してるからわー
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.5

日本側から。
掘って掘って、その後に…
旗の立った場所とか、聞き覚えのある手紙とか、「父親たちの星条旗」と重なる場面があって胸が熱くなった。
バンザイも、洞窟から出て戦わずに自決するのも、召集令状にお
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.8

楽しかった〜
久々にエンタメ満載なのを観れてよかった。おかえりゾンビランド。
オープニングから血飛沫だし、前作の小ネタも散りばめられてて、タイムリーなギャグもあってたくさん笑った。
ルールの文字がいち
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.6

太平洋戦争終盤の勉強をしたので鑑賞。
海を覆うようなたくさんの船や、戦闘機から見える飛び交う閃光がすごかった。
旗のこと、本当に象徴的なものかと思っていたからびっくりでした。
ドク、衛生兵!と呼ぶ声が
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/エクステンデッド・カット(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

レッドアップル激推しだった。
いつもだけど、これはより、エンドロールまで席を立たなくてよかったと思った。
なぜかここにきてジョニー・マドリードかっこいいなと思った(笑
マラベラがとっても可愛い。抱えら
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.6

綺麗な黄色。
木も草原も荒地も、自然がすごく綺麗だった。
美術史は詳しく知らないけれど、ゴーギャンが 模倣するのではなくお前が目で見たものを描け みたいなことを言ったときはハッとした。
グラグラ揺れる
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Mr.&Mrs.フォックス(2018年製作の映画)

2.4

ユマ・サーマンさんがひたすら美しく、ティム・ロスさんがひたすら飲んでる映画だった。
頭使わず目の保養なノリで観れました。
人のお金で遊びすぎて追われるはめになり、旦那の元妻を利用してお金をつくって返す
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恋に落ちる確率(2003年製作の映画)

3.5

「愛」を疑うと離れていっちゃう。
ふわふわした夢みたいで不思議な映画だった。
何度も再建されて、何度もさよならを言ってる。
あくまでこの物語は「映画」であって、アレックスを主人公にして話を書き直しなが
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真夜中のゆりかご(2014年製作の映画)

3.7

スサンネ・ビア監督&アナス・トマス・イェンセン脚本の作品を観るのははこれが4つ目だけど、毎度心を掻き乱される。
人間の醜さ弱さが露わになっていて、なにより悲しみをとらえるのがすごく刺さる。
気づいてあ
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ジェネレーション・ウォー(2013年製作の映画)

4.1

いやすごい…
90×3本なのに1日でいっきに観ちゃった。
それぞれの視点があって、いろいろ詰まっていてとても見ごたえあった。
戦争でドイツ側に立った作品はこれが初めてかも。そして英雄的ではないのも。
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.6

小さい頃にテレビで観たT2、脳裏に焼き付いて離れなかったターミネーターの姿。
まさか今になって劇場で観れるなんて。
それだけで満足した気持ちになれた。
大きな車で追いかけるなんて、誰かと同じだなぁって
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フレッシュ・デリ(2003年製作の映画)

3.5

幼い頃、レンタル店で見かけたこのパッケージに怖がってた記憶がある。

アナス・トマス・イェンセン監督、やばい人たちの物語を上手くまとめてるというか、なんだか騙された気分。
今までのチキン・ウィッキーた
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

涙も干上がるような。
銃声に思わず身がすくんだ。
張り詰めるような緊迫感に、自分も彼らのように息をひそめていた。
「祈らなくていい。全ての元凶だ。」
って言葉が刺さる。
まだ子どもじゃないかと驚いてい
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

ネタバレくらって手が伸びなかったのですが、泣きたくて観ました。泣きました。
おじいちゃん&子どもに弱いから、自転車乗ってるところで謎に瞳が潤んじゃった。
映画っていいなぁと心から感じる。
のどかな村と
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卒業の朝(2002年製作の映画)

3.6

「導けなかった」って言葉がズシンときた。
生徒への思い入れがあるからこそ線を足したのかな。振り出しへ戻るような気がして怖かったのかな。
だけど逆だった。
マーティンが人として強くて誠実な人でよかった。
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72時間(2002年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

外パケから、ティム・ロスさんがドンパチやる映画と想像しちゃったけど違った。あんなに表情の乏しいティム・ロスさん初めてかも。
何だこの不幸な主人公の話…と思った。
所々の緊張感に目が離せなかった。
警察
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アダムズ・アップル(2005年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

リンゴのケーキ。
とってもブラック!
目を背けていた現実を突きつけられるたびに蝕まれていくリンゴの木。
イヴァンを筆頭に、教会にいる人がみんな濃くて面白い。いや、みんなヤバい人たち!
意地悪アダムがだ
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.5

ファンタジーのようだけど、ぞわりとさせられた。
今までずっとフリをしていたんだとわかって、自分が何者なのか知ってからの開放感がすごく伝わってきた。
自然がすごく綺麗。
箱の中身に触れた瞬間、怖くてびく
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

''サヨナラ''
働く女性の映画だった。
全て持っていて輝いている って印象なのに、本当は苦労と苦悩の上に立っていた。
そんな彼女を、人生の大先輩の経験と余裕、そしてベンという人がもつ大きな優しさが助
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

闘いに備えよ!
もはや超人なジョン・ウィック。
馬をそんな使い方…犬とそんなコンビネーション?!っていろんなアクションから目が離せなかった。ナイフもすごい飛ぶ!
零たちは忍者をイメージしてるのかな。彼
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エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)

3.5

イスラエルとパレスチナ
殺しと人種とナチス
「お前は祖国を憎んでここにいる。俺は祖国を愛してここにいる。」
って言葉が重たく残ってる。
いつだって巻き込まれるのは罪のない人たち。歴史の報復を受けるのは
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恋するレシピ 〜理想のオトコの作り方〜(2006年製作の映画)

2.7

軽いラブコメが観たい!という謎の衝動にかられて鑑賞。
騙してるから最低なのだけど、親と同居中のいい大人がわちゃわちゃしてるのを見るのはちょっと面白かった。
なんだかマコノヒーさんだと観ちゃう。
ブラッ
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ジェシー・ジェームズの暗殺(2007年製作の映画)

3.2

ジェシー・ジェームズというよりロバート・フォードの物語だった。
あんなにも憧れてたからこそ幻滅も大きかったのかな。
若さゆえなのか、それが本性だったのか、引き金を引くときの冷静さには文字通り冷たさを感
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

怖い映画だった。
全てを笑い飛ばすジョーカーに圧倒された。
廃れた街を見つめる表情が、最後には破壊を眺める笑みに変わっていた。
最低だと思っていた世界が、日々が、ドミノ倒しのように崩れていって中から顔
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.7

ポジティブすぎるというか、もはや狂気ともいえるような。
ただあの舞台を目指して、ひたすらに訪ねて、待って…
どこまでが妄想なのかわからなくなった。
あんなふうに強硬手段に出るとはびっくり。
どこまでも
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.7

自分たちの見つけた真実を、孤立しても貫き書き続けた記者たち。
数字が表す重さを感じた。こんなにも虚しい0はない。
思った以上にテンポが早く感じた。
会話の中でイラクが説明されたり、実際の映像で流れる演
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サイン(2002年製作の映画)

3.4

ヘルメット3人に笑った。
これまでが全て繋がって、思わぬところで現れる幸運や奇跡。
それが現れるまでずいぶん引っ張られたけど、キャストもあって最後まで飽きなかった。
「SIGNS」ってぴったりなタイト
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

3.7

ただ純粋に抱きしめてくれるだけで十分愛なんじゃないかって。
同情とか一生懸命さとかは別によくて、単純でまっすぐな相手への思いだけでいいんだなって思った。
里親2人の努力もだけど、底にある気持ちがしっか
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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.8

泣いたぁ
だってもう…いや言っちゃダメだ!(笑
ベイリーは新たな目的を得て再び走り出す。
「僕だよ!」とか「呼んで!」とかって嬉しさに溢れる姿が本当に可愛い。
ちょっとしたいたずらには笑っちゃう。
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

生きている意味を教えてもらったような。
どん底に落とされて、自分に価値はなくて、いなくたっていいと考えてしまうけれど、そのどん底までの人生に意味があったりする。
自分も少なからず誰かのためになれてたら
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主人公は僕だった(2006年製作の映画)

3.6

コンセプトが面白い!
創作の中でいくつもの死を描いていたら、次なる死を待つ主人公が…
三人称=全知の語り手 って勉強したことあるからお!となった。
傑作のためとはいえ、いくらなんでも…と思ったけれど、
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