りーんさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

3.7

世界の才人たちから、創造性について胸に響くたくさんの言葉をもらえる素敵なドキュメンタリー。
創造性から政治や社会についても語られて興味深かった。
クリエイティブな仕事に憧れていたからいろんな話が聞けて
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カット/オフ(2018年製作の映画)

3.6

手がかりを見つけるために人体解剖 って斬新!
主人公、たまたまそこにいた彼女、犯人とその周辺…って各々のパートが展開されて引き込まれる。演出によってミスリードさせられる部分もあって最後まで飽きなかった
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.2

アルコールによって彼の中にある狂気が呼び起こされているように感じた。
がんばってたのに…(もう遅いけれど)
殺人鬼と聞いたから残忍なシーンを覚悟していたけれど、気色悪いのが大きかった。
被害者の惨事は
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.5

おやすみベンジャミン。
「時間」に抗えるものはないから、限られた中でどう生きていくか。
人の人生の物語って長い旅に出たような気持ちになる。
遅すぎることも早すぎることもない。自分の道を生きればいい。
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ボビーZ(2007年製作の映画)

3.1

ワイスピを観ていなくて「父親たちの星条旗」でも認知できなかった私は、これが初めてちゃんと見たポール・ウォーカーさん。
爽やかで気のいい兄ちゃんみたいな。
主人公の周りに敵多すぎだし、それらみんなと戦っ
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7500(2019年製作の映画)

3.0

閉鎖的な空間での物語とBGMがなく音と声が飛び交う、リアルを強調させたような作品だった。
退屈になってしまいそうな雰囲気をジョセフさんが演技で魅せているかんじ。久しぶりに見たけれどやっぱり素敵な俳優さ
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版(2018年製作の映画)

4.0

これ毎回レビューの本数に入れていいのかなと思いながらまたつける。

何度観ても楽しい。もうこれで幕引きできるっていうお腹いっぱいな部分がたくさん。
今回付け足された場面は、キャラクターそれぞれをより知
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.5

再鑑賞。初めて観たのは5年前。前回の2倍泣いた気がする。
差別と偏見がテーマの群像劇。
今あらためて観ると突き刺さるものが多くある。
ぶつかってはじめて気づくこともある。それが心の転機になったり、気づ
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.7

抱きしめるっていいことだなって。
プールサイドに腰掛けて彼が言った言葉が、この映画のはじまりなんじゃないかと思った。
子役として稼ぎながら、家では父に振り回されっぱなし。腹立つことも言いたいことも多く
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.7

こんなにも愛が溢れてるのに。
時代?偏見?何がそんなにダメなんだ、お前たちに何がわかる って。
気さくに声をかけてくれて、好物を聞いたら出してくれて、最初っから何の差別もない2人はどんなにいい人たちか
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.6

カメラワークや色彩がとっても印象的。
時々まるでMVを観ているようだった。
波は良いことも悪いことも運んでくる。
赤と青のコントラストが目立つ兄と、水色や緑の柔らかい雰囲気が漂う妹。
車の中の楽しそう
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ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

3.7

どこまでも自分を貫いたコメディアン。
「なりたい自分になれ」を体現してるドールマイト。
夢にまっすぐで粘り強くて、己を信じてやまないすごい人。
わかる人にわかればいい、好きだと言ってくれる人にベストな
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.6

セロン姉さんかっこいい!
不死だから捨て身で戦ってるみたい。
歴史の暗躍軍団みたいな。
彼らの功績そっちのけでマウス同様エゴのために人体実験しようとするあのCEOは正気の沙汰じゃない。
気になるところ
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ピート・スモールズは死んだ!(2010年製作の映画)

3.0

ゆるっとコメディ。
キャスト目当て。
パンダがシュールで面白かった。
くるくる頭のブシェミさん、安定のキャラクター。彼のガールフレンド?がレナ・ヘディさんで、ピーター・ディンクレイジさんと向き合ったと
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.0

子どもの頃何度も観たけど、今あらためて観てすごく感動した。
名前がわかったときの、心の底から湧き上がる言いようのない気持ち…!
「八百万神」とか「汎神論」みたいな、日本の神さま観が詰まっているように感
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伝説巨神イデオン 発動篇(1982年製作の映画)

3.8

戦うことをやめないなら、みんな滅んじゃえ。
って言ってるように感じた。
無垢な命だけ残して星になってしまえ っていうような。

「私たちは何のために生きてきたの?」
って台詞には泣きそうになっちゃった
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伝説巨神イデオン 接触篇(1982年製作の映画)

3.7

いちばん刺さった台詞
「わかるなら、死んでください」

なぜ戦う? って、永遠の疑問だと思う。

TVシリーズ未鑑賞。
父に長い間激推しされてついに鑑賞。
「発動篇」に続く

コン・ティキ(2012年製作の映画)

3.6

カニ〜!
研究者や冒険家って一風変わった人が多い印象。
ヘルマンの言うとおりこれは宗教じゃないけれど、信じて曲げられないものを持っているのが野心家なのかな。
そして昔の人たちが成したことに敬意も持って
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もののけ姫(1997年製作の映画)

3.8

何年かぶりに、映画館で。
子どもの頃にサンが好きで何度も観てた。だけど、あらためて観たらなんて深い作品なんだろうと感動…!
自然の風景と音楽の調和も素敵!
コダマ可愛い。
神を擬態化して言葉を持たせた
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.7

やっと手をつけたダニクレボンドシリーズ。
オープニングからかっこいい。やっぱりスパイは観ていて楽しい。
アクションは超人じみててすごいと思った。騙されちゃうこともあって完璧じゃないのがまたいいなと思っ
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海辺の家(2001年製作の映画)

3.7

自分を家に例えるって素敵だなって。
ボロ屋になった家を壊して建て直すのは、まるで家族の関係も表しているように感じた。
「愛」が本物なら人は変われるんだって。
完成に向けてみんなでやるっていうのもなんだ
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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

3.6

ほっこりあったかくなった。
大好きなお母さんと犬のシッカン。
やんちゃで問題児なイングマルだけど、ピュアで友達想いなところに癒される。
あの村が優しさで包まれているようで。
屋根のおじいさんは最後笑っ
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ラスト・キング 王家の血を守りし勇者たち(2016年製作の映画)

3.4

GOTのトアマンドだ! と思って鑑賞。
こんなノルウェーの歴史があったんだなあと勉強になった。
雪国だからスキー板で移動するのすごい。さらにそれで戦うシーンが新鮮ですごく見入った。
逃げてる道中、おじ
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

なんだかもう上手く言葉に表せない。
彼の変わった姿を見て、先が想像できてしまうことがたまらなく悲しい。
本当はそんな想像ができていい世界じゃないのに。
この負の連鎖をどうにかするにはやっぱり、幼い瞳に
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.6

オラついてる加瀬亮さんが見てみたくて鑑賞。邦画なんて久しぶり。
日本の任侠映画は初めてだった。
なんだかけっこう笑ってしまった。
「コノヤロウ」数えてみたい。
日本の役者さんには疎いから見たことあるひ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

愛ってなんだろう。
映像美と可愛らしい衣装と素敵な演出で、最初から最後まで4姉妹の世界に浸っていた。
現在と過去が巧みに交差して、物語が進むたびに あの頃はこうだったのに と切なくなる。
少女時代が終
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.6

なにこのセロンさん可愛い!
私もEMINEMのパーカーほしい。
真面目な空気になってきた…と思って観てると笑わせてくる。
普段お堅いとフレッドみたいなラフさに救われるんだなあなんて思ったり。
異国の地
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バトル・オブ・ブリテン~史上最大の航空作戦~(2018年製作の映画)

3.1

空でイギリスとして闘ったポーランド人パイロットたち。こんなの知らなかった。
寝る時間も削られながら飛んで、地上に戻ると英雄やらプロパガンダ…そして戦争が終わってからは?
都合のいい戦力としかされてない
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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

3.7

彼女の秘密。
明らかになるまではサスペンスぽくて、だけど明らかになってからは切なくて。
時々、窓の外や傍らに彼女の姿が見えたり声がしたりする演出が素敵。
本当にこんなことが起きているのかと怖くなった。
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

シュールでゆるゆるだった。
死者になってもなお、自分の欲しいものやりたいことを求めて歩くなんて。
wi-fi とかなんて滑稽なんだろう。
テーマソング流れすぎて頭の中ぐるぐるしてる。
ロニーが冷静だっ
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.7

斬新な視点から切り込んでいて見ごたえあった。
優等生の苦悩に人種が絡むなんて。
型を信じる あるいは信じたい者、型にはめる者…って考えさせられた。
信頼したい親の気持ちもわかるけれど、それが逆に型を強
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プレイス・イン・ザ・ハート(1984年製作の映画)

3.7

時代もテキサスの舞台も
不慮の事故も大きな嵐も
突然家にやってきた綿摘みも盲目も、
ひとつひとつが物語に絡まっていて魅入ってしまった。
彼らが来たから助け助けられたんだなって。
エドナの毎度ごはん出し
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.8

「何の法律だ?弁護士さん」
って言葉が作品の訴えでもあるように感じた。
銃を向けたのは彼だけじゃなくて法律でもあったのかな。
被害者・その周辺とカスパーの関係が近いぶん、これは運命的な裁判だったと思え
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.8

じーんと余韻が残ってる。
人々を見守る天使たち。
彼らの視点だとモノクロの世界なんだ。
遠くや傍で見つめているのはイメージわくけど、あんなふうに優しく寄り添うようなのいいなあって思った。
カシエルが'
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.7

タイトルいつ出てくるんだろうと思っていて、やっと出てきた時はうわああってなった。
認知症の老人ゼヴが、手紙を頼りに復讐を果たすべく独り旅へ。
ダビデの星と囚人番号なんて、そう思うに決まってる。
何かあ
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.6

これまでの人生で1番昔の映画だった。
音声はなく流れるオーケストラ。全画面に映される字幕。
世界観が歪んでたのはそういうことだったのか。
カリガリ博士と夢遊病のチェザーレ。
彼らが現れてから多発する殺
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