りーんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

3.7

心に穴が空いてるから…
モノは幸せにするのか?
その幸せとは何か?
モノに心を囚われる2人の賭け って思っていたけれど、友情の話でじーんとした。
自分にあって他人にないモノ、他人にあって自分にあるモノ
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OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜(2017年製作の映画)

3.8

病院の待合室で偶然居合わせたのは強迫性障害を持った6人で…
それぞれいろんなタイプがいて、だけど悩みは重なるところがあって、それを自分たちなりに楽しく克服しようとしているかんじがよかった。
ユーモアが
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AMY エイミー(2015年製作の映画)

3.7

名前と「リハブ」は知っていたけど、人柄と人生は初めて知った。
はじめから宝石のようで、磨くほど光って、だからこそ傷つきやすくて…
愛する音楽も恋人も、いろんなものが彼女を追い込んでいくことに悲しくなる
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星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.5

久々にエディ・マーフィさんに会いたくて鑑賞。とっても若い。
王子であることを隠してる理由がいいなあと思った。でも結局みなさんお金なのね(笑
コメディ要素は濃くなくて、クスッとなるかんじが心地いい。
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コブラ(1986年製作の映画)

3.1

背中が痛ーい!
クールな主人公、謎すぎる悪の軍団、爆発とカーチェイス…と楽しいもの盛りだくさん。
時代と雰囲気がいいなあって思った。
スタローンさんシュッとしてると思ったけど「ロッキー」や「ランボー」
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.7

ここの話をジャンプで読んだ時は驚いたにとどまったけれど、アニメになるとより感動が増すんだなあと思った。
というかしっかり鬼滅のアニメ観たの初かも。
作画綺麗だし動きも速いし、熱量がすごい…!音楽気合い
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.5

テンポよくて、前の時間がどんどん繋がって、どこまでも抜かりなくて、魅せられた。
序盤のレストランでのアクションシーン好き。キレキレ。
モデルしてる間の写真で本出せそう。ほしいななんて(笑
元彼はどっか
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ヘッド・フル・オブ・ハニー(2018年製作の映画)

3.6

アルツハイマーのおじいちゃんと孫娘。
ほわっと優しい雰囲気と明るい音楽。
ちょっと思い切ったような演出も面白く感じられた。
おじいちゃんものに弱いからじんとした。
前半は家族のゴタゴタが見えて、後半は
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ゲットバック(2016年製作の映画)

3.0

軽く観れる素人4人の銀行強盗劇。
ツッコミどころ満載だし「宇宙」もなぞだしロッキーだし、
だけどなんだかグダついてるのも含めて楽しかった。みんな中学生みたい。
お金入れる用のバッグをバサッと取り出すシ
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.7

スポーツには大きな力があるなあとつくづく思わされる。
チームになれば人種も何も関係ない。
だけど戦争の消えない爪痕が、コートに立つバートに憎しみと偏見とブーイングになって降り注ぐ。たった1人に全てがぶ
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千年医師物語 ペルシアの彼方へ(2013年製作の映画)

3.7

「死は誰もがまたぐ敷居だ」

医学をめぐる壮大な冒険物語。
宗教や当時の文化とかいろいろあるのも含めてすごく勉強になった!
かつて医療はまじないやら神頼みだったのに、こうして恐れず様々なものを押し切っ
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.8

途中から早くこの旅路が終わればいいとさえ。
異端、よそ者、はみ出し者…何とでも言えるそのレッテルは生涯貼られたままなのだろうか。
何も言わずに時が流れ季節がうつろいゆく。表情で語る場面が多いのが印象的
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.7

自分も猫になりたいと何度も思うことあるし、言いたいことそんなに言えないし、とりあえず笑っちゃうし、
あと猫飼ってるし…
いろいろ共鳴したのか何なのか、自分も素直になろうと思った矢先にわけもわからずぶわ
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

フラグって、わかりやすいほど悲しいものなのかもしれないと思った。
音楽少ないし淡々としているけど、乾いたユーモアと後半の緊張感に引き込まれた。
あの女性のエピソードが挿入されたことで、ブレットたちの行
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.7

もう親子でいいのでは?
ひょんなことから旅路をともにして、一緒に人を騙していくうちに…
12ドル稼いだときの2人の表情にこっちも口もとがほころぶ。「貸し」は忘れてないのだけど。
アディが賢くて芝居上手
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BURN THE WITCH(2020年製作の映画)

3.5

映画館でアニメ久しぶり。
久保帯人先生のBLEACHは小学生の頃から好きで、人生で初めて集めた漫画だった。
まさか今になって新作を観れるなんて!

作画といいスピード感といい、最近のアニメってすごいん
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プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

3.7

バジュランギおじさんの方だ〜!と思って鑑賞。
王族ってことで舞台も衣装もきらびやかで目が離せなかった。特に後半の城内での踊りが印象的。
シンプルなお話でハッピーに着地するのは予想できるのだけど、その中
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.5

目を背けたくなるような外見。
だけど、じっともっと奥を見つめると、謙虚な紳士だってわかる。
彼のような人に会ったら自分は驚いてしまう。それを思うと、フレデリックの妻やケンドール夫人はなんて素敵な人なん
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.8

「真価がわかるのは本人だけ」 って言葉が残ってる。
いろんなものに触れて感化されるけれど、そんなのは自分じゃない。
自分の頭の中で最も離れ難いものは何か。
それに気づいて描きだした時、確かにこれがクル
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

オープニングいいなあと思った。
不穏げな音楽や逆さまになる道路が、なんだか気持ち悪いかんじ。
潰れた顔とか苦手なのだけど、何の前触れもなく映すもんだから直視しちゃった。
夢の中で割れた顔が戻るシーンが
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.7

何このじーんとくるかんじ。
リンチ監督の独特な間と、田舎のあったかい風景、素敵なカントリーに眠気誘われた。
けど最後にじーんときた(2回目)
頑固なおじいさんが弟に会うため、オンボロのトラクターで進ん
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歎異抄をひらく(2019年製作の映画)

3.6

課題の参考に鑑賞。
「歎異抄」ってこういうものだったのか。
予想以上に哲学的だった。

親鸞の教えがわかりやすかった。
手足で行う悪よりも心で行う悪の方が悪い…みたいなの、なるほどと思った。
結局は人
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シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)

3.3

久しぶりにロドリゲス監督〜!と思って。
前作シン・シティの過去編みたいな。
エヴァ・グリーンさんがひたすら美しかったのだけど、一肌脱ぎを超えていてびっくりでした。
アクションシーン、今の何?って笑っち
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

言葉を送らなきゃ伝わらないよ。
言葉をくれなきゃわからないよ。
恋愛よりも友情の作品だと思った。
青春って言葉では足りない、それこそマットに指摘されそうな雰囲気。
ケンカしてもすぐ仲直りだし、テレビ観
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

たぶん理解しきれてないからここまでしか星つけられないけど面白かったあ!!
過去に戻る=時間の逆行
ゆえに全てが逆に進む世界。
斬新すぎる…どうやって撮ったんだろう。
現在で初めて気づく逆行の正体にハッ
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

こんな宗教色強いとは思わなかった。
信じれば報われる?救われる?
これは神の導きか運命か…
なんて。
信心深い者も狂信者も聖職者あるまじき者も、皆同じ最悪な結末をたどるのに、祈りなんてしなかった彼が唯
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.7

久々コーエン兄弟監督〜
アンソロジーで楽しかった。最初の2つが好き。カントリーな音楽も心地いい。
初っ端バスターの歌と早撃ち。酒場で机バンバンしたの思わず笑っちゃった。
首吊りの話は彼の''First
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.6

楽しかった!
漫画みたいで話もシンプル。
クールな音楽とバトルシーンの疾走感。カメラワークも面白い。
ピルを服用してからのジュワーッとなるかんじが印象的。
CGがすごいなと思った。色鮮やか。
最終手段
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

3.6

PTSDの父と娘の逃避行みたいな。
娘のこと大切に想ってるのはすごく伝わってくるけれど、巻き込んでしまっていることに変わりはないから複雑…
終着点の見えない旅の途中で会う人たちが皆いい人ばかり。
道を
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ザ・ブック・オブ・ヘンリー(2017年製作の映画)

3.7

暴力よりも無関心の方が怖い。
テンポ早くてびっくりしていたら、予想だにしていなかった展開に…
賢くて様々なことをわかりすぎているのも辛いなと思った。
だけどまだ子ども。そこは母の自立心が勝ったのかな。
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.8

思考することは孤独な作業。
彼女が話していたことが深すぎて、自分は理解しきれてるのか…
最後の講義は聴き入ってあっという間に感じた。
彼女は批判したんじゃなくて理解しようとした。考えることをやめた1人
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.8

ボカーンドカーンしてるのは観ていて楽しい。でもこれは、テンポよくて音楽素敵で、何よりがんばるおじさんたちが魅力的!
科学とプレッシャーにしか強くありません…みたいな雰囲気のグッドスピード、どんどんカッ
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僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)

3.7

綺麗だなあ、なんて見とれてるとすぐ戦場に引き戻される。
復讐に染まってしまったイワン。戦うことでしか生きていけなくなってしまった少年。
時々映る夢の中の姿は無邪気な子どもなのに。
悲しいというより虚し
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ロレンツォのオイル/命の詩(1992年製作の映画)

3.6

病から息子を救うための行動力がすごい。
まだ十分な研究も治療方もない中、医者に頼りきらず自ら研究をして、それが大きな発見を得て現在は…
ALDって初めて聞いた。こんなにも恐ろしいものなんて。
あんな辛
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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

3.7

フィンランドが第二次世界大戦で唯一…
って知らなかった。
自然が広がる戦地を歩いて、道に並んだ遺体や略奪の最中の街を歩いて。
重たそうな機関銃を担いでいるのが印象的。
全体的に静かめな雰囲気を感じて、
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

文学を愛する者の復讐劇、最後まで惹き込まれた。
「耐え難い喪失を描いている」と言っていたのが後になって響く。
作品の著作権の問題って本当に大変なんだなと思った。
各国の翻訳家たちが集まるオープニングは
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