りーんさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.8

「何の法律だ?弁護士さん」
って言葉が作品の訴えでもあるように感じた。
銃を向けたのは彼だけじゃなくて法律でもあったのかな。
被害者・その周辺とカスパーの関係が近いぶん、これは運命的な裁判だったと思え
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.8

じーんと余韻が残ってる。
人々を見守る天使たち。
彼らの視点だとモノクロの世界なんだ。
遠くや傍で見つめているのはイメージわくけど、あんなふうに優しく寄り添うようなのいいなあって思った。
カシエルが'
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.7

タイトルいつ出てくるんだろうと思っていて、やっと出てきた時はうわああってなった。
認知症の老人ゼヴが、手紙を頼りに復讐を果たすべく独り旅へ。
ダビデの星と囚人番号なんて、そう思うに決まってる。
何かあ
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.6

これまでの人生で1番昔の映画だった。
音声はなく流れるオーケストラ。全画面に映される字幕。
世界観が歪んでたのはそういうことだったのか。
カリガリ博士と夢遊病のチェザーレ。
彼らが現れてから多発する殺
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ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

3.6

これコメディなんだ!
料理したり盗みをしたり恋したり、いろいろ詰まってて楽しかった。
ヘルニアの店主ってだけで面白い。時々体操してるのシュール。
突然のロックな音楽がレストランとマッチしてて不思議な雰
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はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

3.6

ドイツの難民問題。
人種とか宗教とかいろんな部分で差別があるから複雑。だけどこれは明るく描いているように感じた。受けとめやすい。
裕福で少し変わってる一家にやってきたディアロ。彼の物腰柔らかなキャラク
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.8

あの言葉、送られて送ってまた送り返された言葉。ああいうシーンが好きだ。
暗号を解くのに苦労に苦労を重ね続けて、分厚すぎる壁だと思った。
円が回転を止めて希望が見えたかと思えば、次に続く過酷な道があるな
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オフィーリア 奪われた王国(2018年製作の映画)

3.4

オフィーリアの絵画が好きで。
オフィーリア視点のハムレットで二次創作だからまた違った悲劇に感じた。
映像がきれい。衣装や草花のかんじとかも。
花言葉言いながら花を渡すシーン印象的。
ジョージ・マッケイ
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永遠の僕たち(2011年製作の映画)

3.7

死に取り残された彼と死が近づく彼女。
ふんわりやわらかい雰囲気に包まれて、切ないけれど青空の広がるようなお話だった。
「死」の意味は?何のために?何のせいで?
2人をとりまく環境もあるけど、ヒロシの存
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ベルリン、アイラブユー(2018年製作の映画)

3.3

ベルリンが見たくてジャケ借り。
オムニバスなんだけど、いろんな場面を切り取ったかんじだった。
ベルリンにはいろんな人がいるんだなって思った。
社会的な要素もあって、視点が地元民じゃないからこその気づき
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ローライフ(2017年製作の映画)

3.7

レガシーが全て
細かいことは置いといて、不思議と引き込まれる面白さがあった。
キーンて覚醒?するのとか、ショットガン素人で変に撃っちゃうとか、顔にでっかいカギ十字とか…
キャラクターが個性的。
オープ
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.2

最初のユニバのロゴがゲームみたいになってるのがいいなって。
いや主人公くんどんだけ強いのってびっくりしたけど、なんだかいろいろガチャガチャしてて楽しい映画だった。それこそゲームみたいで。
ビーガン警察
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.8

夢と恋以外は見えません!
ひたむきに努力する姿って元気もらう。
素人ですら難しそうな仕事を、たった5%の視力で…
途中で災難に見舞われボロボロになっていて悲しくなったけれど、最終的には彼のがんばってる
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ファイティング・ダディ 怒りの除雪車(2014年製作の映画)

3.8

雪に覆われた復讐劇!
なんだこれ…面白かった…
次々と死人が出るのになんだか笑えてきてしまう。十字架とともにクレジットされるのも特徴的。
細かいツッコミ置いといて、なんだかすごく引きつけられた。ちょく
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.7

なんかすごかった…(語彙力)
どうやったら7人も と思ったのは置いといて、設定が斬新。
ノオミさんすごい!みんな別々として見れて違和感ない!
実際に似たような法があったし、冷凍の実態はゾワッとした。な
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360(2011年製作の映画)

3.4

群像劇が好きだ。
そことそこが合っちゃうのか、そこですれ違うのか、って見ていて楽しい。
これはいろんな世界の人が出てきた。
みんな浮気しすぎと思った(笑
特にタイラーのところはハラハラしてしまった…出
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わたしは生きていける(2013年製作の映画)

3.0

自然が綺麗だった。
今輝いてるキャストたちが眼福でした。
どういった世界なのかつかめなかったけれど、戦争って子どもからするとわけもわからず巻き込まれちゃうものなのかな。
核爆弾の影響ももやっとしてしま
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君と歩く世界(2012年製作の映画)

3.6

この2人はきっと、痛みと共に生きていくんだ って思った。
救われながら救いながら。
彼女は同情しない彼に惹かれたのかな?全身でぶつかり合う開放的な彼の姿が眩しかったのかな?
でも、そういう関係じゃなく
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

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原作に忠実で感銘を受けた。
ひぐらしの鳴き声が印象的。
何かモノに対して神聖さを求めるのって日本人らしいと感じる。
心の支えになっていた十字架が、背いた背中に重くのしかかる。
形だけでも、それでも踏め
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コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

3.4

マックス・リヒターの音楽ということで鑑賞。やっぱり素敵だ。特に最後の音楽が静かな波のようで心に響く。

役者をCGにして、スタジオのものになって、映画が前世紀の遺作と言われる時がくるのだろうかって考え
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ディファイアンス(2008年製作の映画)

3.4

森に隠れ続け、闘い続け…って、まさに「生きることが復讐」ってやつだった。
パルチザンとはまた違って、あの人が言ってた''コミュニティ''の方が強いのかな。
兄弟っていいなって。
兄がくじけても弟が支え
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サラの鍵(2010年製作の映画)

4.0

まず、観るきっかけになったマックス・リヒターの音楽から贔屓したい。本当に好き素敵。さざ波みたいな静かな音楽が沁みる。
現在を生きるジュリアの姿と戦時のサラの時間が交互に映し出され、どんな関係があるのか
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ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー(2015年製作の映画)

2.9

キャスト見たさに。
マッキー可愛かった。なんだソーシャルメディア王って。
ジョセフ久々に見た。イーサンとダイアナ2人のシーンになると違う映画みたいになる。
アイザックは素敵な奥さんをもったなあ。
最後
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もうひとりのシェイクスピア(2011年製作の映画)

3.6

別人説、面白かった。こういうことできるから映画っていいなと思ったり。
演劇みたいに舞台から始まるのが素敵。
いろんな作品が出てきてワクワクしたし、お城の中のゴタゴタとか人間関係とかいろいろ詰まっていて
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.8

大人な恋愛映画…と思ったら、
そんなことが?だからドイツ舞台?ああ苦しい! と刺さった映画だった。
好きだったんだ、本当に。だけど彼女は…
って上手く書ききれない。
彼女の秘密に気づいたシーンは胸に迫
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.6

勝手にカッコイイものと思っていたけれど、やっぱりスパイって氷みたいに冷たいものなのかな。
地味というか陰の人ってかんじ。
そして必ず、抜かりなく1歩先をゆく。
想像以上にジェニファーさんが体当たりでひ
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コップ・ベイビー(2017年製作の映画)

3.2

お花のために怒るパパ可愛い。
T-34のイヴシュキンが記憶に新しいサーシャさんが出演と知り観たけれど、まさかの赤ちゃんのモーションキャプチャーの顔?!
話はテンポよくて音楽も軽快で楽しかった。
赤ちゃ
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.7

ハッカーかっこいいなって思ってしまう。
''妊婦の木馬''だった。
どんどん大きな的を狙って、それを射ていくのが観ていて楽しかった。
ネットの中の演出もカッコイイ。
角砂糖と「見たいものを見ようとする
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ムービー43(2013年製作の映画)

2.0

えっ、もう、言葉が出ない…

クロエちゃんめっちゃ可愛いなっていうのと
コモンさん相変わらずイケボだなって。
やりきった豪華キャスト陣に驚きと拍手。
いろんな意味ですごすぎる…
本当にテッドを超えてる
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カンパニー・メン(2010年製作の映画)

3.4

この作品の素敵だなと思ったところは、職を失ったボビーだけじゃなくて、その周囲の人の物語もあるってところ。
残れたと思い箱を持って去る人たちを見つめる姿とか
自分の力ではどうにもできず葛藤する姿とか
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フランス組曲(2015年製作の映画)

3.9

いや、ミシェルさんの演技すごくてもらい泣いてしまった…
リュシェルは、彼の他の兵士たちとは違う何かに惹かれたのかな。
人間味があるというか、戦争に振り切れてない雰囲気というか。
それでも許されない
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.6

眼福でした。
最高に狂ったハーレイが見ていてどこまでも楽しい。
サンド奢ってあげたい。
しなやかなアクションと悪そうな笑い声。
スプリンクラーがあんな素敵な戦場をつくるなんて。
それぞれのキャラもファ
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.0

怒り。抑えることのできない怒り。
波紋。気づかぬ間に多くを巻き込んでいく波。
どうして?悪いのは誰?何のために?
って頭の中がぐちゃぐちゃになった。
住んでる場所や育ちが悪いとしても…子どもだとしても
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

3.8

久々に気持ちいい映画観た!
あの旗を手に取ったときから全ては始まった!
同性愛者たちが炭鉱を支援するべく募金活動をするっていう前代未聞な実話だった。
差別とかエイズとかシビアな部分ももちろんあって、だ
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パッション(2012年製作の映画)

2.3

何度夢から覚めるんだっ とツッコませてください。
とんでもなく意地の悪い嘘つき上司と、彼女にドン底に突き落とされる部下。
レイチェルさんが悪い人役…
ノオミさんがやられっぱなしな役なわけ…と思ってしま
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ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所(2006年製作の映画)

2.5

ダニエルさん見たさに。
すごく寒そうだった。
戦争が終わったとはいえ、敗戦国に対して恨みつらみは拭いきれない。
話がまったく読めなくてモヤッとしてしまった。とどのつまり男女のお話ってことでいいのかな。
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