渡辺智子さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.3

是枝監督が韓国で韓国のスタッフで撮ったということで興味深く見ました日本でも話題になった赤ちゃんポストに捨てられた子供を悪く言えば人身売買、よく言えばお金を貰って養子縁組させる二人組に子供を捨てた若き母>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.1

漫画が原作らしいのですが読んだことがない。本屋のレジでバイトしてる芦田愛菜とたまたま漫画を買った老夫人の宮本信子が出会う、きっかけはBL漫画。2人は交流するうちに薄い本を作りコミティアで売ろうとするが>>続きを読む

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.8

1950年代ハリウッドでは共産主義者を追放する通称赤狩によって多くの映画人がハリウッドを追放された、本作の主人公ドルトン・トランポもそのひとりでそれでも彼は独立系映画(主にB級アクション映画)に変名で>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

4.0

これも家族の話、再婚同士の浅野忠信と田中麗奈との間に子供が出来るが田中の娘の長女(南沙良)が反抗し始めて、困惑する夫、彼には先妻との間に娘がいて3ヶ月に一回会ってるのだ。よき父親になろうとして左遷され>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.9

やらかして警察を辞めて犯罪学を教えてる高倉は後輩の野上から一家失踪事件の話を聞き興味をもち、唯一残っている娘に話をきくが。そして引っ越してきたとなりにいたのは・・・・。香川照之もサイコパスなんだけど西>>続きを読む

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.0

吃音症の為入学早々上手く話せず孤立気味の大島志乃はふとしたきっかけでクラスメートの加代とコミュニケーションとるようになり歌を通じて仲良くなる、話せないなら書けよと。路上でユニットを組み歌うようになるが>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.6

2ちゃんねるで話題になった都市伝説をストーリー仕立てにした映画、存在しないきさらぎ駅に下ろされるとそこは異世界だった、というホラー映画だけど後半は脱出を試みる閉じ込められた一行の冒険劇になる。特に恒松>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.2

原作はイギリスの小説で半身という小説は読んだことがあるがこちらは未読、舞台を日本の植民地時代の朝鮮に置き換えていて3部仕立てになっている。自称公爵という詐欺師が日本人の富豪の娘を騙して結婚して財産を奪>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.1

ある殺人事件の弁護を依頼された重盛弁護士、途中からの参加になるが容疑者の三隅の言うことが二転三転する、果たして真相は、というサスペンスなんだけど是枝監督がこれまで描いてきた家族の物語が裏テーマで容疑者>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.5

凄い続編と聞いて観に行きましたが、う~んそれほどでもという感じでした、期待しすぎたか。トム君最初からキャプテンでいけばよかったな。戦争をスポーツのように描くのは前作と同じだが昨今の国際情勢からあんまり>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.6

韓国映画のリメイクだけどオリジナルはみたことありません、最近もよくみる時制がくるくる変わる映画、同じ場所を新旧の登場人物が入れ替わって歩いたり、篠原涼子が広瀬すずを抱き締めたりの良いシーンがある。九十>>続きを読む

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.7

チアダンスの世界大会を制した高校生のチアダンス部の実話を元にした映画、努力、友情、勝利な爽やか青春映画ですが所々はしょったような演出がちょっと残念だけど三年間を二時間で描くのは無理があるよね😅広瀬すず>>続きを読む

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.1

もうすぐ夏フェスの季節だけどそのはしりはウッドストックのコンサートだけど同じ頃ニューヨークのハーレムでカルチャーフェスティバルが行われた、実質的にはブラックミュージックのフェスだった、映像も撮られてた>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

2.8

最近の戦争、ウクライナやイラクなんかでは戦闘機とかおよびじゃないみたいな感じなんだけどどうなんでしょ❔作られたのは1986年でレーガン政権の時代ですか、空軍のプロパガンダみたいな内容なんであんまり乗れ>>続きを読む

大河への道(2022年製作の映画)

3.6

ちょっと前に実家のある市を治めた某武将が大河ドラマになったけど何か恩恵があったかは知らないw
町興しの為に町出身の偉人伊能忠敬を大河ドラマの主役にしてもらおうと奮闘する市役所の役人のお話、半分引退した
>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.4

予告編観たときコメディぽいお仕事映画かと思ったらわりと真面目な熱い映画でした、監督としては新人の吉岡里帆と天才監督中村倫也が同時間に新作アニメで対決することになるが・・・・。アニメ製作の内幕を描かれる>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.0

流浪の月の李監督の前作ということで観てみた、原作の構成がそうなんだろうけどひとつの殺人事件を通して三つのストーリーが同時進行していくという変わった内容親子、沖縄、LGBTとどのエピソードも考えさせられ>>続きを読む

ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン(2016年製作の映画)

3.5

今のサックス奏者で影響を受けてない人はいないと思われるジャズマンのドキュメンタリー、色々な人の話から浮かび上がってくる求道者的な生き方だけど、かえって人生を縮めてしまったのではなあかなとか思ってしまっ>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

2.8

岩井俊二の映画は観たことがないのだけど、もっと難しい映画とる印象だったけど、この映画は分かりやすいです、高校生の頃の好きだった広瀬すずへの思いを忘れられず未だに独身な作家が勘違いから妹の松たか子に手紙>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

邦画あるあるの舞台は東京でない地方都市多分松本?、時制が行ったり来たりする、そして柄本明が出てる。かつて少女誘拐監禁事件の犯人と被害者が再会した時何かが起こる。事件の真相が語られるが、偏見と好奇心によ>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.1

ウルトラマンはほとんど観たことないけどウルトラQとウルトラセブンはみたことある、いずれも批評精神に溢れた作品が多くて、子供はこういうドラマで社会の仕組みとか学んでいたのかというとオーバーだけど。さて今>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

24人も殺害して死刑判決を受けた男が一件だけ犯人ではないから無実を証明してほしいと昔面識のあった当時中学生だった岡田健史に手紙を書いてくる、何故❔。そこから調査が始まるのだけど、これが結構本格的なのだ>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.5

マルチバースとは異なる世界が幾つもあるという多元的世界のこと、この違う世界を飛び越える能力を持つアメリカをめぐりストレンジとワンダが戦う話。途中で出てくるイルミナテイも含めてマーベル物を観てないと良く>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.9

韓国映画のリメイク、オリジナルのストーリーが良いのだけど、日本独自の味付けも良い。最近活躍の吉岡里帆の盲目演技なかなか良い、警察の無能ぶりはこの手の作品ではお約束か。後半の地下鉄のチェイスや最後の展開>>続きを読む

ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

3.0

怪しい家にいる女主人は対価を貰って願いをかなえる魔女、迷い混んだ神木は家政婦として住み込むことに、二人の侍女みたいなのは何もしない(笑)女主人は二日酔いになるし😅漫画もアニメもみてないのでポカーンと眺>>続きを読む

いつも2人で(1967年製作の映画)

3.7

オードリー・ヘップバーンのキャリアでは後期の作品かな、夫婦の出会いから現在までの物語。しゃれたアニメに音楽で始まる、言っても良いかな、実は時制がシャッフルされている。南フランスを車で何回か旅行しており>>続きを読む

ガンマー第3号/宇宙大作戦(1968年製作の映画)

2.9

日米合作のSF映画、地球に衝突しかねない遊星を爆破せよ、最近みた映画でありましたが(笑)本筋は爆破任務のときついてきた怪物との宇宙船内での対決になります。今から見るとチープな作りだけど特撮は東宝映画に>>続きを読む

名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)(2011年製作の映画)

3.0

推理物というよりはアクション物、最初の地下鉄爆破危機一髪で掴みはOKのはずが本筋とは関係なくむりくりだなぁ😅、高性能スケボー大活躍だけどミステリー好きには物足らないかな。映画的には😆👌❤️なんでしょう>>続きを読む

おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

3.8

経験からいうと家族、親戚はめんどくさい、しかも一同に会するのが葬式とか法事なんですね、というのを思い出させる映画でした。父親の死をきっかけに始まる兄妹の相剋とか各家庭の事情とかが葬儀のやり取りや喧嘩で>>続きを読む

友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.8

友人が父親を好きだと告白、しかも父と母親は離婚することで合意済み、父親には妊娠した浮気相手がいるととんでも設定、監督はCMや舞台で有名な人だとか。長回しを多用した会話劇なんだけど流石に舞台出身の俳優さ>>続きを読む

戦場へ、インターン(2017年製作の映画)

3.8

映画撮影の現場を舞台にした映画はよくあるけど(サマーフィルムとかカメラを止めるなとか)、これは撮影に参加したインターンの話、車の交通整理の時のトラブルから女優さんとの絡みとか撮影現場の苦労がうかがえる>>続きを読む

琥珀色のキラキラ(2008年製作の映画)

3.6

琥珀色ってそれかい(笑)経験あるけど中学生の心配事分かるよw。湯を沸かすほどの監督作品で血の繋がらない家族の話になるはずが、落ちも良かった。

UFO食堂(2008年製作の映画)

3.0

Netflixにあった短編集の一つ、UFOで町起こししようとする町、東京に出ていきたい高校生の娘、帰ってきた母親、みんなはまり役でした、お父さん役の方は少し前になくなりましたね合掌
ユーモラスな中にど
>>続きを読む

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.8

推理小説に良くあるクローズドサークル物、大雨で孤立したモーテルに一癖ある連中が集まってくる、やがて起こる連続殺人。先入観にまんまと騙されました。そしてキーワードはまたまたあの⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪です

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最初は行方不明になった友人を「さがす」みたいな映画を想像してたらまさかあの大災害絡みだったんですね、おそらくすみれみたいな不明な人がたくさんいて未だにふんぎりがつかない残された方も多いのでしょう、そん>>続きを読む

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.9

実際こういう性癖の人がいるらしいですね😅、相手が女子高生かどうかはともかく。病名もなんとかインフォマニアでしたっけ。主人公はあるきっかけで殺される計画を練る、その為教員採用試験も合格するのだから大した>>続きを読む