渡辺智子さんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.2

ジャンルが恋愛になってるけど(笑)北米のモンタナが舞台らしいけどロケはニュージーランドなのかな☺️とにかく景色が雄大で美しい、これは大きなスクリーンで観たかったかな😅西部が舞台なんだけど開拓時代は終わ>>続きを読む

やくざの墓場 くちなしの花(1976年製作の映画)

3.8

仁義の墓場+県警対組織暴力的な作品だが前二作に比べるとインパクトが弱い気もするが東宝のゴキブリ刑事を思わせるような反逆者的な刑事を演じる渡哲也が最高ですね😅後のテレビの黒岩刑事や大門刑事とはまったく違>>続きを読む

仮面病棟(2020年製作の映画)

3.0

ピエロの覆面の男にコンビニが襲われる、女子大生に発砲して怪我を負わせるが何故かわざわざ病院に運んできて居直る。この辺から怪しいのだが😅、人質に囚われたのはバイトで当直してた坂口健太郎と看護婦、院長、そ>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.2

良かったですね、たけしは度々フランス座のことは話してたけど師匠の深見千三郎のことはあまり話してなかったようなけど小説にしてたのね。師匠と過ごしたフランス座時代のことを描いて、ちょっと甘いきがしたけど、>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

4.0

何か面白かった。時制がバラバラ、映像も変なカット割だったり、プレブレに何を写しているのか分からないカメラとかかなり実験的で劇場で見たかったなぁ。話は行方不明の娘を探す元刑事というハードボイルド小説に良>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1

情報が出た時から楽しみにしてた映画、不思議な霊能力を持つエロイーズがファッションデザイナーを目指してロンドンにやった来る。60年代に生きた歌手を目指す女性サンデイを幻視するようになる、二人がシンクロし>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.0

連続殺人事件の犯人が近くの警官ではないかと怪しむ厨二病少年が仲間と一緒に調査を始めるが。少年たちの仲間がコナンに出てくる少年探偵団そっくりなのが面白い。八十年代の雰囲気というのはいまいちよく分からなか>>続きを読む

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.0

最初この映画の一報をみた時、ラノベかよ、またゲイと腐女子の恋愛てまたLGBTをいじるのかよと思ったけどそんな映画ではさらさらなく結構真面目な映画だった。最近クイア映画(て言うんだっけ)が日本でも続々作>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.9

スマホを落としただけなのに運命が変わってしまった二人、メロドラマの傑作です。東京、パリ、ニューヨークが美しく撮られてる。悲しい話だけど二人はどうなるのでしょう。
ただ原作にあった新自由主義経済批判やイ
>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

ジョナサン・ローセンのこともレントの事も全く知らないのだけど話題なので観てみた。わずか35歳で亡くなったミュージカル作家の生きざまを描いた作品でこの映画自体もミュージカルになっている、曲はみな素晴らし>>続きを読む

山口組外伝 九州進攻作戦(1974年製作の映画)

3.1

実在の暴力団組員をモデルにした映画、最後は福岡抗争事件の火付け役として殺されてしまう。実録映画だけど仁義なき戦いみたいな乾いたタッチでなく任侠映画みたいなのは監督が山下耕作だからかな、津川雅彦が夜桜銀>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.7

クレオパトラの秘宝の争奪戦を描くドタバタコメディ、旬の俳優三人の絡みが見物ですね😅ガルガドットさんがまさに峰不二子ポジで笑ってしまう、難しい事考えずにボーッと見るのが吉ですかね😅ゲストも出てくるよ☺️

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

黒人の写真家のクリスは白人の恋人の実家に挨拶に行く、恋人から黒人と話してないと聞いてドキドキするが意外に歓迎される、やがてパーティーが始まり何故か白人の老人ばかりやってくる、そこでも意外に歓迎されるが>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.9

話題のホラー映画、ヒロインを追いかけるカメラ、ビルを降りていくモンスターを追いかけるカメラとか面白かったですね、話自体は某怪奇小説にヒントを得た感じですか、あと主人公が容疑者にされるところはキャンディ>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

南北戦争の南軍の旗の元綿花畑で強制労働させられる黒人のエデン、一方リベラルの学者で黒人解放の理論家でフェミニストのエリートのヴァネッサの運命が交差するとき何が起こるか、ホラーみたいな宣伝されてるけど実>>続きを読む

リスペクト(2021年製作の映画)

3.9

ソウルの女王と言われた歌手の半生を描いた伝記映画。父親が牧師で集会で歌を歌ってた少女、お母さんははっきり描かれてないけど父親のDVで離婚してしまって早く亡くなるそのことがアリーサのトラウマになるのだ。>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

3.6

先に続編のエンフィールド事件を見たのは一作目は劇場でみたからですが改めて観てみると全く覚えてない(笑)多分悪魔に記憶を消されたのでしょう、首吊り死体がブラーンと出てくるとこは鮮明に覚えてるのに☺️ホラ>>続きを読む

テイキング・ライブス(2004年製作の映画)

2.9

人を殺して相手に成り済ますサイコキラーを追いかける話、なぜカナダの警察がアメリカのFBIに協力を依頼するのかは不明だけどプロファイラーのアンジェリーナ・ジョリーが派遣されてくる。最初のオープニングから>>続きを読む

けものみち(1965年製作の映画)

4.1

何度もドラマ化されてる松本清張原作のサスペンス、倒れた夫を持つ民子は旅館で働いているが暴力団の賭場が開帳されそこで自称ホテルの支配人に唆されて政界の黒幕の屋敷に住み込むことになるが。出てくる人間皆悪人>>続きを読む

らせん階段(1946年製作の映画)

4.0

障がい者の女性ばかりを襲うサイコに狙われる失語症のヒロインを描くサスペンス、幻の女に続いてロバート・シオドマク監督作品を観てみた。あれ韓国映画に似たような映画あったな、しかしこちらは最初を除いて屋敷の>>続きを読む

幻の女(1944年製作の映画)

4.0

1940年代にスリラー、フイルムノアールな作品を撮り評価の高いロバート・シオドマクの作品、原作はミステリーの古典的傑作と名高い作品で、彼はは若くと夜もまた若かったという出だしで有名。原作を改変して女性>>続きを読む

壬生義士伝(2002年製作の映画)

3.6

燃えよ剣からこちらも新撰組絡みで観てみた家族を養う為に盛岡南部藩を脱藩して新撰組に参加した吉村貫一郎の半生を回想形式で描く新撰組時代の同僚斎藤一と南部藩時代の友人の息子大野、良い話なのだけど鳥羽伏見の>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.5

20世紀のいつかとかクレジットがでてきたけど映画が公開されたのが1986年なのでもう40年近くも前の映画だ🥺特撮などはもう古さを感じさせるけど内容はむしろ今を感じさせる。情報管理国家、格差社会、持たざ>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

4.0

日本史をとってたけど幕末の政治史なんか忘れてるがその辺は土方歳三がナレーションで教えてくれるので大丈夫です(笑)高校の先生が新撰組はテロリスト集団だと言っていた通り血生臭い事件が続く。形勢悪くなるとと>>続きを読む

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

4.0

転校してきた少女シオンはクラスで孤立ぎみのサトミに幸せにすると突然言い出し歌を歌いだす、その正体は。てすぐにばらしちゃうのだけどそこにはもうひとひねりあってというわけで、クラスメイトに波乱を巻き起こす>>続きを読む

アラバマ物語(1962年製作の映画)

4.2

ハロウィンでこの映画を思い出す。キャンディマンにも関連する話。1930年代の南部のアラバマでの出来事、黒人の弁護をすることになった弁護士の子供の、目を通して人種差別、障がい者差別を描く。今ならホワイト>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

世界的ベストセラーの販売権を取った出版社の社長は世界同時発売を目指して九ヶ国の多国籍の翻訳家を集めて屋敷に監禁して翻訳させる(日本人はいませんw
)が最初の一章がネットに流出して脅迫メールが届く、社長
>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

4.3

何かまともじゃないのは君も一緒に似てるけど主人公の愛はもっとまともじゃなくて片思いの彼氏たとえに彼女の深雪がいることを知って思いきった行動に出る。三人がどうなっていくのかが見もの。三角関係を描いた話は>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.9

14世紀のフランスが舞台で実際起こった事件をベースに作られた。騎士の夫が留守の間に妻が夫の知り合いに強姦された夫、知り合い、妻の三人の視点から同じ事件を描く。父親の都合で全く初対面の騎士と結婚させらる>>続きを読む

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.0

人気のホラー作家ラブクラフト原作の映画化、田舎で暮らす一家の家に落ちてきた隕石が異常を引き起こし一家を破滅に追い込む、特撮がチープなのが残念ですが原作と違って家族の話に絞って脚色したのは良かったかな。>>続きを読む

キャンディマン(2021年製作の映画)

4.1

ユニバーサルやMGMの文字が逆なのは鏡を通して見ているという意味かな、都市伝説のキャンディマンのホラー映画、冒頭のビルを俯瞰で捉えたショットから釘付けになった。前作ではそんなに表に出てなかった差別問題>>続きを読む

カラミティ(2020年製作の映画)

4.2

平原の女王と呼ばれた実在の女性の少女時代を描く。モンタナ州へ集団で馬車で移動する途中で父親が負傷した為に自ら馬車を駆ることにするがスカートとか邪魔なのでズボン👖を履くことにするがおっさんたちに批判され>>続きを読む

シンドバッド 七回目の航海(1958年製作の映画)

3.8

船乗りシンドバッドがお姫様を助ける為に冒険する話なのだけど見物はレイ・ハリーハウゼンの創作したモンスターでしょう、コマ撮りの技術は今のCGに比べたらアナログ感満載だけどスクリーンで見たら驚きだったので>>続きを読む

草の響き(2021年製作の映画)

4.2

原作は未読、スケボーの少年が主人公の高校時代なのかと想ってたが考えすぎでしたね、過去と現在を行き来する映画がおおいのでつい。精神を病んだ為に生まれ故郷の函館に帰ってきた主人公とその妻、その割に良い家に>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

デビット・バーンと言えばトーキングヘッズというバンドでロックとファンク、ワールドミュージックをミックスしたような音楽をやってたと思うけど、彼が出した同名のアルバムから演奏したライブをそのまま映画化した>>続きを読む

アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.6

アガサ・クリスティの原作なんだけど読んだことはありません。作者はお気に入りらしいけどポアロやミスマーブルも出ないから地味なのかな。億万長者が殺される、家族が皆家に住んでるが怪しい連中ばかり、ミステリー>>続きを読む