yaaaさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

Fear Filter(原題)(2019年製作の映画)

4.0

スマホのカメラのお遊びフィルターが勝手に暗闇の中に顔認識するというもの。
完全に一人芝居であるが、もう一人いや何かがいるみたいに見える。
可愛い画像なのに「怖い」の対比も面白い。
もう古いかもしれない
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必殺の用心棒(1966年製作の映画)

-

マカロニ・ウェスタン×007でシュガー・コルト(原題)になるらしい。
007の大いなるバッタもんを期待する。
が、そうでもなくてあんまり007風味は感じられなかった。時代的にはコネリーボンドの時代だが
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人類資金(2013年製作の映画)

-

世界を舞台にして佐藤浩市さんでルパン三世でもやるのかな?とちょっとワクワクしたんだが、そうでもなかった。 
都市伝説の定番・M資金を入口に世界に蔓延していく格差社会に斬り込んで行く作品だった。
その想
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.0

ホアキン・フェニックス×タクシー・ドライバーそして隠し味アメコミで「ジョーカー」になるのは有名だが、ホアキン・フェニックス×タクシー・ドライバーそして隠し味トンカチ(暴力)で「ビューティフル・デイ」に>>続きを読む

Don't Peek(原題)(2020年製作の映画)

4.0

「あつまれどうぶつの森」でホラー。
かわいいものと怖いものの両極端の組み合わせがよい。
基本なプロットはよくあるもので、本読んでたり、テレビ見てたり、携帯いじってたり…と「あつまれどうぶつの森」の代わ
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ブラック・ジャック ふたりの黒い医者(2005年製作の映画)

4.0

傑作しかない出崎統名誉監督のブラックジャック濃縮液みたいなOVAを観た後だと、薄まったカルピスみたいに口当たりもよいしまあまあな感じ。
ブラックジャック入門編としては最適でなかろうか。
ジュラシックパ
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こおろぎ(2006年製作の映画)

4.0

話は???で要するに意味不明なんだが、「青山真治」「お蔵入り」のキーワードから連想する事はなんとなくわかったりわからなかったり。
しかし不思議に眠たくならない映画で、山崎努さんの名優でもたまにはこうゆ
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.0

70年代アメリカ映画風のルックが気持ちよくてサクサク観れる。
引退作品なのに豪華キャスト大集結でもなく偉人・善人を演じるでもなく「アウトロー」を力まず演じて今後もどんどん映画に出そうなフットワークの軽
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楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

4.0

冒頭から狂ったようなデザインのおっぱいの動きを見せつけられて、「なんじゃ?!これ??」と思ったところで、人類は肉体を捨ててデータとして生きてるみたいな所が語られて真面目なSFかと物語に引き込まれる。>>続きを読む

ブラック・ジャック(1996年製作の映画)

4.0

かなりアダルトで耽美的な間黒男と言うよりまさに「ブラックジャック」。
手塚治虫臭より監督の出崎統色フルスロットルでよい意味で胸焼けしそう。人物の動きの作画がリアルで凄いのにアニメならではの表現盛り沢山
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戦場を駈ける女(1961年製作の映画)

4.0

フランス革命の混乱から下町の洗濯女が貴族にまで成り上がる。
ソフィア・ローレンさんのケチらない大盤振る舞いな胸の谷間とマシンガントークを通り越してうるさすぎる喋りは圧巻。
ナポレオンとは軍人時代から知
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尼寺(秘)物語(1968年製作の映画)

4.0

尼だって女やでぇ~と悶え苦しむ映画。
坊主頭でも藤純子さんや三田佳子さんはやっぱり綺麗な顔と、樹木希林さんや若山富三郎さんの面白顔面まで降り幅大きい。その濃いキャラ設定と昭和初期で京言葉で聞きなれない
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狂わせたいの(1997年製作の映画)

4.0

ペヤングの変な味の焼そばみたいに結構好き嫌いは分かれると思う。
普通の映画ではないし、アートでもない。クセありすぎるコント集みたいなものか。
気弱なサラリーマンが深夜、家に帰れず酷い目に遭い続ける。
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柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

4.0

頻繁に真っ赤な血のりブシャーー、首がビローーンって飛ぶような映画なのかと思ったら、大真面目に大嘘つくのに作りが硬派な映画だった。
勝手に歴史改変はここから始まっていたのね。
内容は拳銃でなく、刀で「仁
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罰ゲーム(2006年製作の映画)

4.0

ハズレのような邦題から、ほんとに観るのが罰ゲームなのかもしれないという不安もあった。
変人俳優・クリスピン・グローヴァーを堪能するを目的に恐る恐る観たら結構飛ばしすぎのど阿呆な映画で楽しめた。
物語の
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ファントム(1998年製作の映画)

4.0

美人姉妹が400人ほどの田舎町に帰ってくる。が、人の姿はなくグロい死体だけが…。保安官と共に籠城するが「太古の敵」が襲ってくる。
おおらかな気持ちで真面目に鑑賞しなければそれなりのジャンルムービーとし
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堅々獄夫婦庭訓(1965年製作の映画)

4.0

横尾忠則さんの絵がカク、カク、ヌーと動く。
が、最高に盛り上がるのが最初の黒バックで白文字のクレジット。
えー!!往年の映画スターのあの人やこの人も出るのって驚愕。
悪ふざけ過ぎて良い。

ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.0

漫画の実写化というより、実写で漫画化みたいな印象。リアリティを無視して振り切り過ぎなところは、観る人を選ぶと思うが自分にはクセになりそう。
「女の子」を描くのが上手いらしいが、おっさんの妄想みたいにも
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白日夢 2(1987年製作の映画)

4.0

歯が痛いので歯医者さんに行ったら愛染恭子さん扮する歯医者さんに問答無用でいやらしいことされた…という話を淫靡に描いたというなら納得するが本作は全力で意味不明。それも度を越してるのである種のお笑い映画と>>続きを読む

薮の中の黒猫(1968年製作の映画)

4.0

平安時代。夜な夜な羅城門に侍を誘惑して惨殺する女二人組が現れる。
地獄の戦地から戻ってきた百姓上がりの英雄が女二人組の討伐を命じられる。
ハイブリッドな化け猫映画。なかなか面白い。「鬼滅の刀」の鬼のエ
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機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER(2017年製作の映画)

4.0

このシリーズはまさにスレッガー・ロウ中尉の名言
「悲しいけど、これ戦争なのよね。」の映像化。
人命が軽いというか、普通オフられる場面が容赦なく描写されて逆に重い。
それらをジャズやポップスの劇伴でかろ
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エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)

4.0

イスラエル発パリ行の旅客機がパレスチナゲリラにハイジャックされた。イスラエルは「サンダーボルト作戦」を決行し人質救出を行う。という何度か映画化されてる実話。
やられたやり返せ!オラオラ!!的マッチョな
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犬鳴村(2020年製作の映画)

4.0

恐怖のファミレスみたいな一つ一つは安いが物量で攻めるみたいな感じで、想像してたのとは違ったが「それなり」を受け入れると「それなり」に楽しめる。
お漏らしネタみたいなキワキワ路線な一般受けしないような所
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

名門企業にガチの喧嘩挑む老舗企業というハズレなしの実話を後ろ楯に、良い意味でクセのある俳優の芝居合戦、迫力あるレースシーン、困難があっても敢えて闘いに挑むという熱い展開…と面白さフルコースの仕様で文句>>続きを読む

黒帯 KURO-OBI(2006年製作の映画)

4.0

軍国主義広まる時代。山奥で師匠の下、修行に励む空手家三人。突然、師匠が亡くなって世間の荒波に放り込まれる空手家三人。
本物の武道家が「空手」を見せるというのが売りで、そのところは一殺一撃で派手さは無い
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

煉獄さあぁぁ~ん!
の劇中の呼び声をカウントしたい(既にあるんでしょうが)
脅威の大ヒットも納得の作品なんだが、少しだけ「何故?」のところもある。
儲けのカラクリ以外でなぜ「無限列車」編がいきなりの映
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HOUSE OF BLOOD ハウス・オブ・ブラッド(2006年製作の映画)

4.0

終始、目を背けたくなるような恐ろしい映画かなと身構えたがそうではなかった。なぜか構成の凝った漫才を見てるような感覚。
ギャグの代わりに人体破壊、ループする2部構成が前ふり、オチみたいで上手いことやって
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ペインテッド・デザート タフ 劇場版(1994年製作の映画)

4.0

アメリカ。
砂漠にひっそりと佇むカフェ。そこを切り盛りする日本人女性。
流れ着いた謎の日本人青年。
ボスの護衛しながらカフェに入り浸るアメリカギャング。
ギャングのすべらない話。カフェの料理。どっかで
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(2006年製作の映画)

4.0

ぐるぐるぐるというかギューーーンというか、とにかくスピード感すごい。
シートベルトして観たい気分。
デジタルで製作したらそんな感じでしょうとなるがアナログで製作なんで狂気感じる。

天使の恍惚(1972年製作の映画)

4.0

物語上は内ゲバして孤立化するテロリストが最後ドカーンなわけだし、時代的にも組織より個々の闘いこそが的を得ているみたいな感触が強いと思う。そして倫理的、心情的に無差別テロをする主人公らには加担しにくい。>>続きを読む

裸の銃弾(1969年製作の映画)

4.0

若松作品と言えば、爆弾仕掛けたり、喧嘩あったり、部屋の中で男女が寝技延々掛け合ったりするみたいなアクション多めの印象だったんだが、純粋なアクション映画(拳銃撃ち合い)はほとんどないとのこと。
本作はヤ
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胎児が密猟する時(1966年製作の映画)

4.0

描写は現代から見ればぬるいかもしれないが、制作年度からすると攻めすぎな映画。
男と女の二人だけ。
アパートの一室のみ。
絞りきった条件でこれだけ豊穣なものが出来るとは驚嘆。
内容は悲惨ですけど。
予算
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新宿マッド(1970年製作の映画)

4.0

新宿で「新宿マッド」なる人物に息子を殺された苦労人の父親が真相を求めて上京してくる。
基本の話や導入は非常にわかりやすい。田舎の人が都会の最先端を垣間見てあたふたするのも見易い。
探し求める新宿マッド
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性賊 セックス・ジャック いろはにほてと(1970年製作の映画)

4.0

武装闘争を目指す学生の男女運動家が警察に追われて、謎の優しい兄ちゃんに匿われて潜伏する。
議論して、セックスして、酒飲んで、三時まで寝て、パンと牛乳食べて、喧嘩して、仲直りして、セックスして…
まあ、
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

シン・エヴァンゲリオン登場まではシリーズ中、何気に1番好きな作品。
それは全体的に意味不明だから。
前作から14年間を描かないという「えーー!!」な展開に観る側を裏切るような攻めた構成に、この意表を突
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.0

さあさあ!
役者(アスカ、マリ、加持さん、カヲル)は揃った!
物語もTVからそれて新劇場版になってきた!
ウルトラマンの効果音や「太陽を盗んだ男」の音楽鳴りだしてUFOの小ネタも出てきた!
変な挙動の
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