yaaaさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.0

ぶよぶよに太ったリュック・ベッソンや、劇中の増殖していくごちゃごちゃな宇宙ステーションみたいに話の運びにキレは無い。
が、名門VFX会社の博覧会みたいな映像は単純に楽しい。
そしてカーラ・デルヴィーニ
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起(2016年製作の映画)

4.0

シャアが士官学校に入学してからの青春編は意外とキッチリカッチリ軍事物。作戦行動のようにパリパリと進む。
この先にあるのかどうか知らないが、そろそろダークサイドに堕ちたシャアが己と向き合い自問自答するぐ
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア(2015年製作の映画)

4.0

タイトルに偽りなし。
チルドレン・セイラさんがひたすら悲しい目に遭う話。
容赦なさすぎてブラックコメディかと疑いそうになる。
今回結構印象的なのは「ど突き合い」のシーン。
酒場でのお約束のど突き合いか
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル(2015年製作の映画)

4.0

もうすぐNHKで放送するのにたまらず観てしもた。

「機動戦士ガンダム」をファーストガンダムと呼んだり、一年戦争がどうのこうと語ったりするほどガンダムには興味ない自分ですが、世代的には一通りガンプラ作
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ジオストーム(2017年製作の映画)

4.0

正直、アルマゲドンの二番煎じでよかったのにいらん気をつかってもらってすいません的な映画。
話は要約しすぎたら、火曜サンペンス劇場、土曜ワイド劇場みたいな感じ。
それをハリウッド映画(とにかく爆発、爆発
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ピンサロ病院2 ノーパン女医(1998年製作の映画)

4.0

タイトルからして路地裏のギトギトしたネオンに照らし出される汚い雑居ビルを連想しがち(偏見)だが、内容は全然違う。
なんとマーベル・コミックです。
SEXしてたら念動力?的なものが使える人々が一致団結し
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

劇中の新説P.T.バーナムさんや20世紀FOXや多数のプロデューサー陣に「商売上手やな~!!」と賛辞を送るしかない。
0円からの出発で成功、欲出して焼け野原、復活の狼煙をあげて大団円と超ベタ展開はスト
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ビヨンド(1980年製作の映画)

4.0

突然主人公がいわくつきのホテルを相続したり、突然「あんた誰?」の人物が登場したり、突然高い所から驚いて転落×2したり、突然目玉が白くなったり、突然一本道を車で疾走したり、突然硫酸が顔に落ちてきたり、の>>続きを読む

昼下りの女 挑発!!(1979年製作の映画)

4.0

ポロ~ンとおっぱいが出ているだけの日活ロマンポルノからジャンルを飛び越えてロマンポルノ以外の映画になってる作品に出会うのは当たりなのかもしれない。
表向きは夫と上手くいかないおさな妻が家を飛び出して色
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

4.0

物語が捻り度数の低い「ニキータ」であったり、「キル・ビル」からのオマージュと言う名のパクリがあったり、回想の入りがよくわかんなくて誰が誰なのか混乱してしまう編集の下手さがあったり、物語ることの完成度は>>続きを読む

(2016年製作の映画)

4.0

極悪バイオレンス不倫。
一般的には「なんじゃこれ???」な作品だと思う。
その「なんじゃこれ???」の大部分な要素が不穏な感情の時に鳴り響くテクノ。
小松崎茂のジャケットのミックスアップシリーズのCD
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おんな地獄唄 尺八弁天(1970年製作の映画)

4.0

シネスコのフレームがかなり映画的豊かさに加担してるのはあるが、ピンク映画よりちょっと変わった任侠映画としてまあまあ楽しめる。
背中に弁天の刺青がある女渡世人が宿敵を討つまでのコンパクトな作品である。
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.0

トランプ大統領が観ないと言うだけあって(絶対観るな)ワァーって歓声や紙吹雪舞うパレードなんかの高揚する要素ほぼ無しの、ハードな坊さんが山で荒修行する様子をBGM無しで眺めてるようなストイックな映画だっ>>続きを読む

婉(えん)という女(1971年製作の映画)

4.0

笑わせるつもり無いのに生真面目にやればやるほどおもしろいやつ。

お話は少々トリッキーで江戸時代、亡き父の政敵によって40年近く家族で一軒家に軟禁された婉(えん)という女を描く。
家から見える四季折々
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蠱毒 ミートボールマシン(2017年製作の映画)

4.0

もっと観客を突き放した冷え冷えとした怖い映画かなと思ったら、意外と観やすい。
人体破壊・血しぶきが笑うところになってるのがイイもしくは上手い。
笑える人体破壊なんてもう一種の才能ですな。
血みどろだら
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

音楽フェスは楽しいので15年前ぐらいからちょくちょく行っている。やっぱりお祭りの楽しさとカタログ的に色んなものが観れてお得なのがある。各アーティストも盛り上げてナンボなんでアゲアゲのセットリストで一見>>続きを読む

眠らない街 新宿鮫(1993年製作の映画)

4.0

劇中一瞬ライトアップされた花園神社が映るが、
飲んだくれて女の子と始発まで神社の石階段がひんやりと涼しそうだったので寝てしまい、目が覚めたら財布とられてた…という暑かった日のアホすぎる出来事が思い浮ぶ
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.0

古典的名作を今さら観る。
歌って踊ってワァーキャア~な能天気な映画でなく、「アメリカ」は夢と希望そして絶望があるという結構自己主張強い映画の印象。
ソール・バスのエンドクレジットも相まってラップの無い
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亜人(2017年製作の映画)

4.0

9.11のような映像に不謹慎なのか意気込みなのか、とにかくあんまり深く考えずに思い切ッきりバットを振ったら結構ヒットしたみたいな感触。
要するに意外とおもしろい。
東宝メジャーで贅沢な作りだがやってる
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アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

4.0

キューブリックのエロというより何気にクリスマスムービー。

初見の時は秘密のパーティーに持っていかれて????な感じだったが、改めて観てみるとなかなか面白い。たぶん見れば見るほど面白さは倍増するかと思
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オペレーション・メコン(2016年製作の映画)

4.0

始まって一時間のよくある展開に「えっ???こんなもん??」を通り越してからの後半戦一時間の詰め込み具合に満足する。
最初は犯人を追うチームものから知らぬ間にジャングルでドンパチする特殊部隊ものになる強
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来る(2018年製作の映画)

4.0

健全なホラー映画(怖いだけの娯楽)と思ったら、ネットの掲示板で近所の三面記事みたいな事件のいや~な真相を知っていや~な気分になったみたいな。
ホラーのメタファーってちょいとまぶすから奥深い味わいを醸し
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大日本人(2007年製作の映画)

4.0

巨大化する大佐藤の悲哀。

世の中で言われるより、なかなかおもしろかった。しかし、あんまりお笑いものとはとも思わなかった。
作品に内包されるすさまじい悪意。世間対松本人志ともとれる。それは映画ってなん
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関ヶ原(2017年製作の映画)

4.0

事前にある程度勉強して又は原作読んでから観に来いってスタンスの映画があってもよいとは思う。
戦国マニアでもなく原作も読んでないので、流れに喰らいついていくのが精いっぱいであるがゆえ、大きい顛末は知って
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予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

4.0

「散歩する侵略者」のスピンオフだが、それなり感、やっつけ仕事感はなく脚本・高橋洋さんもあってか、諏訪太郎さんもキッチリ出演もあってか、Vシネの頃のようなぶっきらぼうな、突き放した恐怖映画になってて、む>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.2

「ド――ーーーン」って結構びっくりする。
デジタル・リマスターの5.1Chの仕事ぶり最高。

大きく揺れたらニトロ大爆発の黒ひげ危機一髪的な必要最低限のサスペンスは強烈だが、それを上回るジョルジュ・ア
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プレイタイム(1967年製作の映画)

4.0

莫大な製作費でビルや街角のセットを建てて撮影ということでどんなものかと期待する。
あれ?
ジャージ姿だが下着にだけ金かかってるみたいに、見えないところには金かかってますみたいな感じ。
ロケセットにしか
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YMO PROPAGANDA(1984年製作の映画)

4.0

!!!!!!!
とてつもなくいち映画ファンとしてびっくりしました!! 
本編とは関係ないし、既に有名な事なのでしょうが。

 
名曲ライディーンの元ネタが「七人の侍」なんですて! 
最初のチッチキチッ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

夏休みに仲間とともに体験する出来事。
それが冒険や淡い恋でなく「恐怖」。
スティーヴン・キングのブランドに安心して時代は違えど誰でも感じる「あの頃」を舞台に深層心理の具現化した恐怖のつるべ打ちで、子供
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.0

ボーダーライン(シカリオ)って、社長直々の無理難題のプロジェクトを文句も言わず黙々とこなす強面の上司とグレーな業者の方の飲み会に無理やり連れていかれて「ええ!そんなのありかよ…」みたいなプロジェクトの>>続きを読む

鉄砲玉の美学(1973年製作の映画)

4.0

「おどりゃあ!!!〇★щ∞〆▼Θ◎Эじゃぁ!!!」と名優・渡瀬恒彦さんが早口で威勢よくまくし立てるがほぼ聞き取れない。
が、それはマイナスポイントでなくバリバリの撮影所の中島貞夫監督が町場で自由に予算
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ラルジャン(1983年製作の映画)

4.1

ひえーーーー!
す、すみません…

なぜか圧倒的「不愛想」に畏怖の念を抱き鑑賞後に謝ってしまう。
楽しさ、わかりやすさ、納得する結末こそが良い映画だと錯覚しているとロベール・ブレッソン監督の映画は真冬
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死霊館(2013年製作の映画)

4.0

下からせりあがってくる「The Conjuring」のタイトル文字。
色、フォントの選択そして「J」のはねあがり具合に霊感的に「あっ。おもしろい映画」と感じる。
手垢にまみれた幽霊屋敷話。予知能力があ
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咲 Saki(2016年製作の映画)

4.0

前振りのドラマは観てないし、麻雀もそんなにわからないので開始そうそう???の一見さん状態。
が、停滞無く湧き出てくるかのように次から次へとキャラクターが出てきてすぐに楽しめる。永尾まりやさん始め脇役が
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ロスト・シティZ 失われた黄金都市(2016年製作の映画)

4.0

邦題のかっこ悪さ、普通に思う冒険活劇でない、長い、盛り上がりに欠ける等一般的には面白くはないんであろうが撮影ダリウス・コンジさんの創る画面が色味も含めて綺麗で一瞬絵画にも見えるあたりが面白くそれだけで>>続きを読む

レッド・バロン(1971年製作の映画)

4.0

こーまん。
〇―マン。
ロジャー・コーマン監督で「赤い彗星シャア」の元ネタ、第一次世界大戦のドイツ軍のエースパイロット・マンフレート・フォン・リヒトホーフェンを描く。
ロジャー・コーマンといえば「安い
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