yaaaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

敢えての安いホラー映画みたいなタイトルの出し方とホットドックから垂れるケチャップに「おっ!」となる。女性が体を張って戦いを挑むジャンル映画が展開されるわけでもなく、よくある復讐劇を期待してること自体へ>>続きを読む

ライリー・ノース 復讐の女神(2018年製作の映画)

4.0

復讐と言えばみたいな王道な展開。脇道それることなくある意味真面目に進行する。
飽きそうになるが、きっちり撮ってあるので最後まで観れる。
続編なんかも狙ってるのかな。
SNSの展開なんか現代に「狼よさら
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ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

4.0

表向きは家庭不和の犯罪者みたいな型破り刑事達とプロフェッショナルの強盗団の攻防を描き、マイケル・マンの「ヒート」みたいな映画を観たいなという欲望は満たしてくれる。
その合間合間に出てくるオシェア・ジャ
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

4.0

今観ても特殊メイクの大御所ディック・スミスさんによる頭部爆発はアナログなのがより一層生々しさ醸し出して強烈。
必殺技キター!って感じはある。
隠れそうになる仕事だが、超能力の攻撃受けて「むぎゅゅー」と
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エスパイ(1974年製作の映画)

4.0

この映画を観た男性の半数(推測)はタイトルの「エスパイ」の「パイ」って「オッパイ」のこと?と思ってしまう程、由美かおるさんのオッパイエピソードが強烈な印象を残す。
藤岡弘、草刈正雄、若山富三郎と強烈な
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TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)

4.0

オープニングの内田裕也さんの日本語ロックをバックに暗い病院の廊下をストレッチャーが移動するだけの他愛もないカットのはずが、何故かきたコレー!の高揚感。
実際の三菱銀行人質事件の犯行を観たいと思ったら肩
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.0

松田優作さんの壮絶裏話を知ってから観るとリドリー・スコットならではの作り物の世界のはずが、強烈なドキュメンタリー性を帯びてフィクションかノンフィクションかわからなくなる。
一足早い「ダークナイト・ジョ
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タチャ イカサマ師(2006年製作の映画)

4.0

普通の工場勤務から己の技だけで博徒の世界で自由に荒波を泳ぎきる痛快さから始まって、だんだん色濃いキャラ達の潰し合い、殺し合いにどんどん沸点上がってくる。
人生達観したような博徒の師匠、見るからにエロの
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ザ・ネゴシエーション(2018年製作の映画)

4.0

どあたまのキム・サンホさんのはげちゃびんとソン・イェジンさんの白いミニスカが同一画面に収まる画力の強さにパワフルさ期待するが、人質事件の人質奪回に重点を置く内容でなく、権力欲しい上の奴はクッソタレ映画>>続きを読む

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

4.0

TMNETWORKの曲と何故か「ロボコップ」との同時上映だったなあの記憶と子供には難しい内容だったかなと思い返す。
地球規模の大惨事から始まって、登場人物の恋愛事情に好みの異性観、そして忘れられない彼
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

何をもって「ガンダム」と定義するかは様々あるだろうが、まさかの未来のフィリピン・ダバオの観光映画になっているとは!  
旅客機に代わってシャトルの機内ワクワクから空港についてホテルまで。そして旅先での
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

髭モジャモジャのメル・ギブソンの顔が本当にリーサル・ウェポンみたいに強烈で圧が凄い。
この顔面で学会との対決や俺ジナルな辞書作りで推し進めてもらってよいのに、受けの役割。
この顔に余裕で打ち勝つのは狂
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.0

おっさんが酒飲んで商談して、怖い社長に直談判してるような画ばっかりな感じだが、なかなかこれは緊迫感ある。いい顔したおっさん達だから出来る技なのかも知れない。
現実はハッピーエンドではないけれど映画の中
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

4.0

実戦経験ないのに志願して異国の地に乗り込む主人公みたいに見やすく分かりやすい優等生な映画。
戦争映画ながら正面切ってドンパチでなく、反タリバン勢力を空爆誘導によって支援するトリッキーな展開ながらなかな
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モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

4.0

開幕のカウンター越しの壮絶な銃撃戦に引きそうになりながら、これがモスルの現実かと恐怖してからあれよあれよという間に戦場地獄巡りが展開する。家に帰ることなく部隊に徴収される主人公にはブラック過ぎると心配>>続きを読む

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.0

確かに長い。
けれど変な味わいあって、分厚い犯罪小説を読んでいるような感覚。そんな描写いらんやろやたっぷりの間。映画となれば最終的には必要な箇所のみやスピード感を重視して削られる箇所がそのまま映像にな
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7月22日(2018年製作の映画)

4.0

フィリピンの刑務所は金次第で過ごしやすいらしいが、それにも増して基本的ノルウェーの刑務所は世界一人道的で最も過ごしやすいらしいが、77人が亡くなったノルウェー連続テロ事件の犯人は今ものうのうと過ごして>>続きを読む

トロール(2022年製作の映画)

4.0

ノルウェーの怪獣映画ということで、物珍しさと新鮮さでなんとなく観れるのだが、ストーリー的に何故?どうして?何のための?と「トロール」の存在がよくわからん。
父と娘の和解、はぐれ集団の活躍とそれなりに王
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.0

リアル芝居するアダム・サンドラーさんは気持ち悪いしうるさい。
基本はクズ男のやっちまったなぁーの転落劇で、やらかした男の右往左往は見てられる。
冒頭は「ファイト・クラブ」を思い出すし、作品全体は「チャ
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.0

これぞB級!みたいなほどよい映画。生ぬるくもなくどぎついこともなく丁度よい感じ。ある意味期待どおりな気持ち良さもある。
ハリー・ポッターだった人も落ちぶれて演ってるというよりも、いい感じで面白路線にシ
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帝銀事件 死刑囚(1964年製作の映画)

4.0

戦後の混乱期に起きた毒殺による大量殺人を克明に描く。
その犯罪の内容も当時の司法の判断も胸糞しかない。
答えがあるのに正解が出来ないというなんともモヤモヤしかない実際の事件だが犯人は別にいるとか、時の
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

4.0

ホラー映画あるあるで絶対に開けてはいけない扉を開けるとか絶対に行ってはいけない場所に行くと必ず酷い目にあう。それになぞらえて絶対に面白くない映画と言われれば観ない方が良いのだが…
「三木聡」の看板を大
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懲罰大陸★USA(1971年製作の映画)

4.0

アメリカ合衆国政府の方針に逆らう奴は懲罰喰らわすぞってデストピア映画で適当な簡易裁判で犯罪者と決めつけるパートと約80キロ先にある国旗までたどり着けたら許してやるのパートの頭と体の2部構成。
モキュメ
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

4.0

明けすぎたおめでとうございます。

これまで緊張感漂うプロとしてきっちり仕事する仲間で時代に物言う的な映画撮ってきたような印象の阪本監督ですが、なんかえらい古臭い印象。それが悪い方には転がってないけど
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

誰も見えてないのに「誰かいます?」的な省エネな撮り方が安くなくむしろこの映画の武器になってるのが上手い。何も見えてないのに最上の見所なんて洒落てますね。
とともに、人類史上の大発明で個人的な所でフル活
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ソルト(2010年製作の映画)

4.0

途中、キャラへの心情的に乗れない所あって置いてきぼり感あるが、心理戦など地味な所省いてアクション多めで畳み掛けてくるからそこそこ楽しい。前半のスリット入ったスカート姿で暴れるアンジェリーナ・ジョリーは>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

アルプススタンドのはしのほうで展開されてるのに、予算かからないや、トリッキーなことして目立つ的な事感じることなく十二分に青春映画のど真ん中。
メインから外れた人でなく、自分に負けてた人の物語なのも良い
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音楽(2019年製作の映画)

4.0

非リアルな絵柄が実物のような動作をするアンバランスな感覚がなんとも癖になりそう。
画が動くというアニメーションとして面白さに加味して、そのデタラメなお話も普通に楽しい。欲張るなら声優陣達が平然におっさ
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ビル・マーレイ・クリスマス(2015年製作の映画)

4.0

クリスマスと言えばビル・マーレイ。
冬の風物詩と言えばビル・マーレイの皺。
なわけないんだが、旬の季節物として観る。ソフィア・コッポラ監督だしなんたって尺が短いのがいい。
ビル・マーレイがホテルから歌
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6日間(2017年製作の映画)

4.0

実際のイギリスでの大使館占拠事件を時系列にサクサクッと描く。
あっさりちょい手前のハードボイルドな描き方が味気ない感じもするが、ダラダラしてなくて緊張感醸し出す。
マーク・ストロングさんがテロリストと
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ジェノサイド・ホテル(2017年製作の映画)

4.0

怖い邦題にホラー映画並みにドキドキするのかと期待したら、ど頭からカラフルでスローモーションなアートな入り方。
2008年のインドでの同時多発テロを描いているのだが、時系列で事が進行するのではなくいきな
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未来戦記(2022年製作の映画)

4.0

世界的英雄・アントニオ猪木氏の言葉を借りるならば
「CGがあれば何でもできる。いくぞー! 1、2、3、パクリー!!」
どっかで観たよなのオンパレードでこの作品ならではというのは「おっさん」が活躍すると
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

4.0

マニアックになればキンゴジ、モスゴジ…とお気に入りのゴジラがあったよなあと。
今から観ればちゃちな所もあるけれど製作時にみればそれなりの大がかりな娯楽大作だったんだと楽しめる。
官民一体となって怪獣撲
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百万弗の人魚(1952年製作の映画)

4.0

ミュージカル映画として踊ってばかり+豪華な水中ショー見たいなと思ったら意外な程真面目なアネット・ケラーマンさんという水泳選手の伝記映画であった。
彼女の半生がなかなか面白く、幼少期は足が悪かったが近く
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

4.0

若手実力派俳優の重厚な演技合戦が展開されるのかなと思ったら結構トリッキー。
松坂桃李さん扮する心優しき青年が実家にある「ユリゴコロ」なるタイトルのノートを読んでみたら…な展開でそのノートの記述が嘘か本
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

「オズの魔法使い」の壮絶舞台裏を何となく知っていたので、ショービシネス界恨み節みたいなことかなと思ったが、やっぱり私はショービシネスでタフに生きていくみたいな百戦錬磨を生き抜いてきた勇者の生き様見せて>>続きを読む