yaaaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

オペレーション・フィナーレ(2018年製作の映画)

4.0

第二次大戦後、逃亡したナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンを外国で捕まえるモサドの人々。
と、緊迫する実話を映画化したものだが暗く緊張感溢れるというよりもアナログ感全開でどこかノホホンとした雰囲気も。用意
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

「バットマン」のリアルにすればするほど際立つゴードン警部のお友達のコスプレ兄ちゃん感。この趣味で犯罪撲滅してますのアマチュア感全開の探偵物は受け身なので最初はかったるいなぁと思うんだが、大きな事件に飲>>続きを読む

亡国のイージス(2005年製作の映画)

4.0

「沈黙の艦隊」的な映画観たいなぁと思い再見。
誰が主人公なのか、わからなくなりそうな程の豪華キャスト(おっさんばっかり)。あの人が!あの人も!と飽きることはない。
でも、それに面白さがついていけてるか
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.0

漫画原作やアニメを観てないので、そんなに思い入れないけど、だからこそなのかなかなか楽しめた。三部作の二作目だったらつまんないのかもしれないが、まだまだ続くとすればこんな回もあってもいいのかなと。
純粋
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バード・ボックス バルセロナ(2023年製作の映画)

4.0

スピンオフと言いながらも、舞台となるお国が違うもんだから、また別のものという感じもあるし、やっぱり前作で世界観の地ならしが出来てるのですんなりの感じもあり。 
ディストピアをサバイブするといったことよ
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目撃者(2017年製作の映画)

4.0

・警察は体面ばかりでいつも無能。
・運動神経抜群のトンカチで襲ってくるシリアルキラー。
の韓国映画あるあるに、団地・殺人現場見たのにスルーする。をぶっこんだらそれなりにハラハラする映画になってる。
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盛り場流し唄 新宿の女(1970年製作の映画)

4.0

親の借金の為、仕方なくホステスとして働くことになった処女である北林早苗さんを軸として、夜の新宿で働く女性たちを描く。よくある闇金ものの薄口な辛気臭い話の合間にサブストーリーの山本陽子さんが出てくるが、>>続きを読む

ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

4.0

すっごいシンプル。
師匠について回る弟子がやむにやまれず闘いに参戦させられて一人前になるというド定番のプロット。本来ならここから色んな枝葉を出して他との差別化図るのに、基本中の基本で勝負するというシン
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

4.0

爆撃機に正体不明の乗組員が持ち込んできた謎のミッションのサスペンスや、飛行機乗りの都市伝説や、零戦との闘いやら、セクハラもろ被りの戦争に従軍した女性の史実性やら、ぎゅうぎゅうに詰め込んで「これがB級活>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

4.0

「Oh~!Yes!Yes!YES!!」みたいなギンギンにいきり立った映画なと思ったが、意外にも萎える哀愁を漂わせる感じ。
ボロンボロンはみ出させてX指定の表現に挑むのだろうとスケベ心が煽られたのは本音
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

4.0

ラストの展開なんかは、感情的に盛り上がるし「もっとやれー!」と思うんだが、「これってタランティーノのあれやん!」となるところは、勝負してんだか、逃げてんだかよくわからない。
色んな怪談がリミックスされ
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マルナシドス -ゾンビの谷-(2020年製作の映画)

4.0

寄せ集めの部隊がゾンビ地帯を突破するとお気楽に楽しみたいのだが、「スペイン内戦」を知ってないと少々、最初がポカーンな感じ。後で調べたら「パンズ・ラビリンス」やヘミングウェイねということでジヮーと思い出>>続きを読む

ムーンフォール(2021年製作の映画)

4.0

純度120%のトンデモ映画またはバカ映画。でも、振り切り方が桁違いで凄い。アサイラムで作られるような「えっ?!」みたいなあらすじをきっちり豪華に映像化して、なんならアカデミー賞受賞俳優も出てますよに、>>続きを読む

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.0

劇中、すっごいタバコばっかり吸ってるシーンが多いように結構観てる側もストレス感じる。前作「カルテルランド」が前に出るような感じだとしたら、本作は一歩引いてるのに「最悪」に勝手に飲み込まれるような感覚。>>続きを読む

デモンズ(1985年製作の映画)

4.0

昔観た時はなんとグログロで恐ろしい映画かと思ったが、改めて見直してみると、ちょっとだけ匂わせるそうなる設定とか、なんの思い入れない主人公やら、突然何かが出てきたりとか、とにかく「がさつな」映画だなと。>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

建築にこだわったちょっと入場料高い美術館みたいなビジュアルは素っ気ないが美しく大作感に相応しいリッチな気分に浸れる。
物語の方は美少年が砂にまみれて奮闘するのかと思いきや、教育ママのレベッカ・ファーガ
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背徳の王宮(2015年製作の映画)

4.0

NetFlixドラマ「グローリー」のいじめっこイム・ジヨンさんのムフフなエロス映画を観ようと期待したら、バカ映画スレスレの政府転覆もので驚いた。
これはこれで楽しめる。
ワイヤーアクションの無いひと昔
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

是枝監督の探偵物。
主人公が興信所に勤めてるだけですが。
ハードボイルドとは真逆のダメ主人公が実家の団地でおかんの手作りのカルピスのシャーベット食べてるだけの映画(嘘)ですが、これが飽きることなく観て
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牛首村(2022年製作の映画)

4.0

何かがガーッと出てきてギャーッと驚く即決系の怖さでなく、チラチラ何か見えたようで見えてない?とモヤモヤする嫌な感じの怖さ?が続く。心霊ビデオのような怖さなのかも知れない。
自分の田舎に帰って聞きたくな
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

4.0

脚本上のアイディアの勝利を感じる。「きさらぎ駅」は他のものにでも置き換えれるが、この「きさらぎ駅」という食い付きやすいワードだから成立したと思うし、やっすいフォロワー生み出しそう。
映像は貧弱ながらそ
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ほんとうに映した!妖怪カメラ(2015年製作の映画)

4.0

さらなる恐怖映像を消費したい観客と、未知なる物を「見世物」として搾取するだけの作り手。これぞ、日本版「ノープ」!とか言いたいけど、そんな恐怖映像ないなら作っちゃえ!のゆるゆる「やらせ」もの。
これがな
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

語り口が賢すぎて、毎度一回観ただけではそのテーマはすんなり理解出来ないけど、やっぱり表の物語になる今回ではUFO話だけでも十二分に面白い。
荒野に空だけの映像なのになんか決まってる。
寄せ集めチームで
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堕靡泥の星 美少女狩り(1979年製作の映画)

4.0

東映の鈴木則文監督がわざわざ日活で日活ロマンポルノとして撮った映画。どんなねっちこいエロが展開されるのかと期待するが、全方向にアウトな映画で驚いた。
大金持ちのおにいちゃま。彼は「夜と霧」を愛読書とし
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ヒューマン・ハイウェイ(1982年製作の映画)

4.0

ニール・ヤングってこんなにお茶目なの!ってニールさん初心者には思ってしまう。
放射線のだだ漏れの原発近くのカフェでのドタバタ。
内容的にはよくわからない感じなのだが、セットの奥にミニチュア配して遠近感
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浮世絵残酷物語(1968年製作の映画)

4.0

江戸時代。日光東照宮の彩色修理を任された浮世絵絵師に起こるあれやこれや。
そんなことがあったんですかぁとまあまあ観てられる。それらに面白いドラマがあるとかではないけども。
二部構成で最初は見た人がビン
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

主人公をリクルートするCIAのお姉さんが派手なぐらいで、ちょっとソ連に商談に行ってウォッカ飲んできますわ!みたいな内容で地味なんだが、なかなか緊張感はある。
銃撃戦なんか皆無なので、カンバーバッチさん
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

攻めすぎて呑気に観てるとちょっと後退りしそうになる。
企画や脚本上では考えられるけど、実際に映像化するにはかなりの作り手の胆力が必要だと思う。そして、それらを具体的な画に還元していく役者さん達。重苦し
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.0

主人公の過去のトラウマ脱却や悪人から逃れる少年とのふれあい等の重厚な人間ドラマを主軸にアクション色付けの映画と思ったが、逆で少年を守る主人公のアクション物に人間ドラマ風の味付けだった。
これはこれでひ
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華魁(1983年製作の映画)

4.0

変な映画ってまだまだあるんですね。と一息つきたい。
谷崎潤一郎原作だが、もう芸術とかすっ飛ばして笑って見たらよいのだと思うが。
明治の遊郭を舞台に花魁と貧乏絵描きの話が軸にあるが、なんやかんやで最後は
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

五話もあるおっさんの生い立ちからの歴史も含むアクション過多のロマンスとして観ればこうゆう着地なんだなぁと思う。
が、やっぱりド派手なアクション映画の王様としてのスパイ映画を観たかったという本音もある。
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ノーザン・リミット・ライン 南北海戦(2015年製作の映画)

4.0

2002年サッカーワールドカップ3位決定戦の裏で北朝鮮が韓国に領海侵犯を仕掛けてきた!の実話の映画化。
海軍の映画でもあるので、軍隊のきびきびした行動のように物語の展開の進行、死亡フラグの前振りが過剰
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ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)

4.0

「詩のボクシング」という互いに詩を披露しあってその勝敗を決めるという判定基準のゆるゆるの闘いを軸にしながら、映画もゆるゆるなのだが、決して嫌いになれない謎の映画。
主演が岡山天音さんで彼の魅力のひとつ
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パンドラ(2016年製作の映画)

4.0

タイトルにひねりないが、ストレートにそのまんま。怖すぎる。
韓国の老朽化した原子力発電所が地震による被害を受けて壊滅的になる。さぁ!どうする?!のパニック映画。
何もわからず地震の被害から逃げる町の人
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ヨンガシ 変種増殖(2012年製作の映画)

4.0

突然、水を欲して川に飛び込む人多発の謎の事件が蔓延していくパニック映画としては「どうゆうこと?」と引きは強い。冒頭に株価と製薬会社のなんちゃらこうちゃらがあるので大体の展開わかるのだが、家族愛、サスペ>>続きを読む

歌え!ロレッタ愛のために(1980年製作の映画)

4.0

カントリーの伝説的歌手ロレッタ・リンの伝記映画でサクサク進む。
14歳からシシー・スペイセクさんが演じるわけだが、最初の炭坑の町並みが西部劇みたいでセットの良さで風景に埋もれるように年齢の誤差が気にな
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日本の夜 女・女・女物語(1963年製作の映画)

4.0

60年代の女性のまつわる強烈エピソードで構成されたモンド(やらせ)映画。公開当時は刺激的であったろうが、今見るとノホホンとして笑えないコント見てるみたい。兎に角、質より量なのだが胸焼けしてくる。
で、
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