yaaaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

トロール(2022年製作の映画)

4.0

ノルウェーの怪獣映画ということで、物珍しさと新鮮さでなんとなく観れるのだが、ストーリー的に何故?どうして?何のための?と「トロール」の存在がよくわからん。
父と娘の和解、はぐれ集団の活躍とそれなりに王
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.0

リアル芝居するアダム・サンドラーさんは気持ち悪いしうるさい。
基本はクズ男のやっちまったなぁーの転落劇で、やらかした男の右往左往は見てられる。
冒頭は「ファイト・クラブ」を思い出すし、作品全体は「チャ
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.0

これぞB級!みたいなほどよい映画。生ぬるくもなくどぎついこともなく丁度よい感じ。ある意味期待どおりな気持ち良さもある。
ハリー・ポッターだった人も落ちぶれて演ってるというよりも、いい感じで面白路線にシ
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帝銀事件 死刑囚(1964年製作の映画)

4.0

戦後の混乱期に起きた毒殺による大量殺人を克明に描く。
その犯罪の内容も当時の司法の判断も胸糞しかない。
答えがあるのに正解が出来ないというなんともモヤモヤしかない実際の事件だが犯人は別にいるとか、時の
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

4.0

ホラー映画あるあるで絶対に開けてはいけない扉を開けるとか絶対に行ってはいけない場所に行くと必ず酷い目にあう。それになぞらえて絶対に面白くない映画と言われれば観ない方が良いのだが…
「三木聡」の看板を大
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懲罰大陸★USA(1971年製作の映画)

4.0

アメリカ合衆国政府の方針に逆らう奴は懲罰喰らわすぞってデストピア映画で適当な簡易裁判で犯罪者と決めつけるパートと約80キロ先にある国旗までたどり着けたら許してやるのパートの頭と体の2部構成。
モキュメ
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

4.0

明けすぎたおめでとうございます。

これまで緊張感漂うプロとしてきっちり仕事する仲間で時代に物言う的な映画撮ってきたような印象の阪本監督ですが、なんかえらい古臭い印象。それが悪い方には転がってないけど
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

誰も見えてないのに「誰かいます?」的な省エネな撮り方が安くなくむしろこの映画の武器になってるのが上手い。何も見えてないのに最上の見所なんて洒落てますね。
とともに、人類史上の大発明で個人的な所でフル活
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ソルト(2010年製作の映画)

4.0

途中、キャラへの心情的に乗れない所あって置いてきぼり感あるが、心理戦など地味な所省いてアクション多めで畳み掛けてくるからそこそこ楽しい。前半のスリット入ったスカート姿で暴れるアンジェリーナ・ジョリーは>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

アルプススタンドのはしのほうで展開されてるのに、予算かからないや、トリッキーなことして目立つ的な事感じることなく十二分に青春映画のど真ん中。
メインから外れた人でなく、自分に負けてた人の物語なのも良い
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音楽(2019年製作の映画)

4.0

非リアルな絵柄が実物のような動作をするアンバランスな感覚がなんとも癖になりそう。
画が動くというアニメーションとして面白さに加味して、そのデタラメなお話も普通に楽しい。欲張るなら声優陣達が平然におっさ
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ビル・マーレイ・クリスマス(2015年製作の映画)

4.0

クリスマスと言えばビル・マーレイ。
冬の風物詩と言えばビル・マーレイの皺。
なわけないんだが、旬の季節物として観る。ソフィア・コッポラ監督だしなんたって尺が短いのがいい。
ビル・マーレイがホテルから歌
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6日間(2017年製作の映画)

4.0

実際のイギリスでの大使館占拠事件を時系列にサクサクッと描く。
あっさりちょい手前のハードボイルドな描き方が味気ない感じもするが、ダラダラしてなくて緊張感醸し出す。
マーク・ストロングさんがテロリストと
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ジェノサイド・ホテル(2017年製作の映画)

4.0

怖い邦題にホラー映画並みにドキドキするのかと期待したら、ど頭からカラフルでスローモーションなアートな入り方。
2008年のインドでの同時多発テロを描いているのだが、時系列で事が進行するのではなくいきな
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未来戦記(2022年製作の映画)

4.0

世界的英雄・アントニオ猪木氏の言葉を借りるならば
「CGがあれば何でもできる。いくぞー! 1、2、3、パクリー!!」
どっかで観たよなのオンパレードでこの作品ならではというのは「おっさん」が活躍すると
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

4.0

マニアックになればキンゴジ、モスゴジ…とお気に入りのゴジラがあったよなあと。
今から観ればちゃちな所もあるけれど製作時にみればそれなりの大がかりな娯楽大作だったんだと楽しめる。
官民一体となって怪獣撲
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百万弗の人魚(1952年製作の映画)

4.0

ミュージカル映画として踊ってばかり+豪華な水中ショー見たいなと思ったら意外な程真面目なアネット・ケラーマンさんという水泳選手の伝記映画であった。
彼女の半生がなかなか面白く、幼少期は足が悪かったが近く
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

4.0

若手実力派俳優の重厚な演技合戦が展開されるのかなと思ったら結構トリッキー。
松坂桃李さん扮する心優しき青年が実家にある「ユリゴコロ」なるタイトルのノートを読んでみたら…な展開でそのノートの記述が嘘か本
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

「オズの魔法使い」の壮絶舞台裏を何となく知っていたので、ショービシネス界恨み節みたいなことかなと思ったが、やっぱり私はショービシネスでタフに生きていくみたいな百戦錬磨を生き抜いてきた勇者の生き様見せて>>続きを読む

イースター・パレード(1948年製作の映画)

4.0

恥ずかしいながら、王道のミュージカル映画ってほとんど観てなかったのでこの楽しさ再発見。
実質引退からの復帰なのにフレッド・アステアさんの足さばきすげえー!
単純に選ばれし者の「芸」が堪能できる面白さ爆
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

4.0

故郷に戻った悩める映画監督が不思議ちゃんを通り越したアウトな女の子に出会う。
うわぁ!ザ・アート映画やんと身構えるがなかなか興味深くみせる。
庵野監督の分身の映画監督役を職業俳優が演じてたら、もう真っ
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モスラ(1961年製作の映画)

4.0

フランキー堺さんの主演もあって「怪獣映画」というより大がかりな仕掛けの多い喜劇みたいに見える。それぐらい明るい怪獣映画。
小人の双子がある島から日本に連れ去られて巻き起こる惨劇なはずが、センスオブワン
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

4.0

チンピラ顔にロックいやブルース顔、愛すべき舎弟顔や若社長顔とその片腕顔…と色濃い顔のコレクション。画面に顔ばっかりだけど飽きない。
以前なら境界線を越えた賭けは「チャンス」を生むかもしれなかったが、現
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アウトロー・キング ~スコットランドの英雄~(2018年製作の映画)

4.0

冒頭のテントの中に入ったり決闘まがいしたりして長回しのはずが、途中長回しだったけなと忘れてしまう程のさりげない没入感は期待感煽る。で鑑賞後の感想としては中世には生まれたくないなあと。
もう強くなければ
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空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)

4.0

日本の高度経済成長を支えた炭鉱映画として始まり、坑道の奥に「何かが!」のサスペンス風味増し、家の庭に巨大なヤゴの化物登場のホラー映画感で驚きが絶頂になる。ヤゴの化物を山頂に追いつめる集団の動かし方が的>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

リアル志向でハードなアクションを観たいという期待には十分応える。昼メシどきのお気に入りの定食食べてとりあえず空腹満たすみたいな。
で、ある意味シンプルイズベストみたいなアクションは素晴らしいけどそれぐ
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ゴジラVSメカゴジラ(1993年製作の映画)

4.0

「シン・ゴジラ」なんかで楽しんだ後観ると「なんと幼稚な!」と怒りが込み上げそうになるが、本来の大部分のゴジラ映画は子供たちの為の映画だったなと猛省する。
髙嶋政宏さんがゴジラに対抗するための組織Gフォ
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黒い牝豹M(1974年製作の映画)

4.0

池玲子さん主演でタイトルが「黒い牝豹M」なもんだからお色気過多の女暗殺者ものかなと期待したらあれれ?って。
池さんにつけ狙われる成田三樹夫さんが終始奥さんと娘から嫌われ続ける不敏で仕方ない悩めるパパの
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フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年製作の映画)

4.0

水平線の彼方から、山々の尾根から突然巨大な「なまはげ」の出来損ないみたいな巨大な(おそらく)おっさんが走って迫ってくるというビジュアルだけでもう腹一杯な満足感。
妙に細かいリアル志向な描写が延々続くメ
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アナコンダ2(2004年製作の映画)

4.0

ジャングルの奥地に赴く冒険譚として「アナコンダ」なくても成り立つので見易い。間埋めるインパクトが「アナコンダ」なので衝撃度強い。
何故アナコンダはデカイという答えがしっかりあるのは笑う。
どこら辺がロ
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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

4.0

邦題の通りで色々あって最後は落ち着きましたって映画。リリー・コリンズ目当てで鑑賞したが、おとん・おかん・姉ちゃん・おとうとそれなりに悶絶しててまあまあ。
苦もなく才能を開花させる小説家一家なのはある意
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

4.0

コロナ前の現代的なモチーフやキャラクターの職業に対する思いや生き方が人となりを表していて、脚本で読むだけでも面白いと思う。そのところに見ただけで「そうゆう感じやなぁ!」のジョージ・クルーニー、ヴェラ・>>続きを読む

白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

4.0

石岡瑛子さんによる豪華絢爛な衣装と独創的な美術の目に突き刺さるビジュアル推しのこれぞターセム・シン!みたいな映画でそれにちょいと毒毛のあるおとぎ話B面みたいな話の掛け算で楽しめる。
見所であるはずのジ
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.0

冒頭の大人になった子供たちの「えっ!うちのママが。おえっ…」みたいなツッコミ機能が観てる人々を代弁してるみたいで物語の導入にすんなり入りやすい。
正直な所、おばはんとおじいさんの恋?!ってどうなのって
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武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)

4.0

映画を公開した時の使命、興行収入でビシっと必殺剣を決めるように成功させるのは凄いですね。
伝家の宝刀・木村拓哉さん主演だからか結構戦略的な映画の印象も。
主人公の目が見えなくなると劇的な枷を木村さんに
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隠し剣 鬼の爪(2004年製作の映画)

4.0

永瀬正敏さん扮する下級武士が、貧乏、情に厚い、曲がったことが嫌い、好きな女の人の前では強がってしまう等なんだか江戸末期版濱マイクみてるみたいで自分的には楽しめる。
お笑い担当だと思われた慣れないことす
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