白いかざぐるまさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

白いかざぐるま

白いかざぐるま

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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.3

印象深いもの
・沖縄の真っ青な、時にグレーな海と空
・人物が横一列に並んで平面に映る構図
・久石譲の特徴的なBGM
・現実味の無い「死」

ストーリーに面白味があるわけではなく、登場人物の心理描写がさ
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.4

これぞファンタジー、映画って楽しいなあと思わせてくれる。
多部未華子さんの歌唱シーン良かった

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.8

クラスの中心にいる可愛い女子が、グイグイ来てくれて、翻弄されるというシチュエーションはイケてない草食系男子にとってはまさにどストライクのシチュエーション。

こりゃたまらん!というツボを次々とピンポイ
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植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年製作の映画)

2.5

これは女子の妄想映画ということでしょうか。

ごくごく平凡に暮らしている女子のもとにふらっと現れるイケメン。自分の知らないことを教えてくれる料理男子で、ひたすら優しく一途。そんな理想的な彼と両想いに。
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ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(2009年製作の映画)

3.3

小説の世界、空気感そのまま映画になっている。原作に無いオリジナル部分も違和感ない。

大谷の死にたいという気持ち、女性に必要とされることで、自分の価値を確認するような行動。
自意識過剰でプライドが高い
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.0

エロ、グロをこれでもかと詰め込んだ映画。

こんなシーンを撮った出演者やスタッフのメンタルが心配になるレベルのとんでもない描写。

親切な顔をして近づいて、地獄に引きずり込む、なんてことは現実にもある
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

逃走犯を追いかけるところの臨場感、緊迫感。
カメラが人物の後ろを着いていき、自分もそばにいて見ている感覚になる。
ヤクザとの対決、そして全員狂気。

全体を通して、絶え間の無いインパクトがすごい。
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映画 みんな!エスパーだよ!(2015年製作の映画)

3.3

ひたすらバカらしいけど、よくぞやってくれたという感想。

男の妄想全開で、普通は恥ずかしくて表には出さないことを何のためらいもなく広げてくれる展開に感服。

ここまで振り切れるのはすごい。

しんぼる(2009年製作の映画)

2.1

前半のコント部分は楽しめたが、後半はこりゃダメだ〜って感じ。

半落ち(2003年製作の映画)

2.2

うーむ、ひと昔前の映画って感じがしてしまって、楽しめたかというとそうでもなかったかな。
問題を揉み消そうとするステレオタイプな警察官僚だったり、説明セリフが多かったり。

HANA-BI(1997年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

大杉漣が障害を負いながらも、花の絵を書いて生き甲斐を見つける一方で、たけしはヤクザから借金をして銀行強盗したり、ヤクザと抗争して何人も射殺する。

先の長くない奥さんの希望を叶えて、色々旅行して一緒の
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みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

3.7

とにかくバカをやってる映画。高校くらいの時に一度借りた記憶があるけど、内容は記憶が無かったからその時は面白くなかったんだと思う。

今見ると、そのバカバカしさがよくわかってとても楽しめた。

最初のス
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.4

これほどまでリアルに生と死を描いた映画は始めてだった。これまで死んでしまう話はよく見ていたが、リアルに死に向かう姿や闘病、残される家族がとてもよく暖かく描かれていた。

お母さんが豪快すぎて、こんな荒
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

2.5

とにかく東京が嫌で、自己肯定感が低く、生きづらいという人達の話。

こういう作品は感覚的に共感できるかどうかというところで、理屈で理解することは難しいのではないだろうか。

全く理解も共感もできない自
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紙の月(2014年製作の映画)

2.3

あまりに大胆に横領を重ねていって、いずれ破綻することは目に見えてるのに続けられる神経が、小心者の私には理解できない。

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.9

どこに感情を持って行ったらいいのか、肯定すべきなのか、否定すべきなのか終始悩んだ。

人間の世界は単純な感情で出来ているわけではなくて、色んな思いが複雑に複雑に絡み合っているわけで、設定は特殊だけど自
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.3

15年をかけて取り組むというそんな仕事もあるんだという、ある意味カルチャーショックを受けた。

日々、毎月の売り上げやら利益に振り回されて一年が随分長いものに感じていたけど、それだけじっくり取り組んで
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何者(2016年製作の映画)

2.8

就活って見栄やプライド、嫉妬、優越感と劣等感、、そんな感情が次々と現れて行くというヤバい場所だ。

思い起こせば自己アピールのすごいやつ、意識高いやつなどを見かけるたびに、あ〜勝負しても無理だなと思っ
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告白(2010年製作の映画)

2.6

愛のカタチとは何か。描き方は残酷で極端だけど、その人にとってかけがえのない存在ってあるよね。
愛してもらいたい、認めてもらいたい、でもその思いがうまくかみ合わないと、すれちがってしまうものか?
個人的
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.5

ハッキリとしたクライマックスやオチが示されないまま物語が終わってしまった。

文学も映画も、見る側に考えさせるとか、感じさせるという作り方をして、はっきりとは言わないけど、ヒントが散りばめられている。
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海街diary(2015年製作の映画)

4.2

親子って、兄弟って、家族って、いろんな形があるしいろんな葛藤や衝突もあるけど、やっぱり居場所なんだよな。

どこにもあるリアルな家族像、とても美しい。

カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年製作の映画)

2.0

劇中の楽曲がいいという書き込みを見たのでみてみたが、ストーリー、劇中曲ともに私にとってはイマイチ。

マンガをそのまま映画にすると、こんなに感じになってしまうのかと思った。

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

2.3

私の好きな死んでしまう系の話なんだけど、ツボにはまらず刺さらなかった。

色がずっと変わらず暗いトーンのままなのがしんどくて、美しい思い出は明るくという表現が好きなのかも。

君と100回目の恋(2017年製作の映画)

3.6

大切な人が死ぬことが分かっていたら…。大切な人を残して死んでしまうことが分かっていたら…。自分ならどうする?

陸の立場なら、何度でもやり直せるのなら何度でもトライしてしまうのは仕方ない。もういいやっ
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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

2.2

登場人物2人の関係性や空気感が好評な作品で、確かにそうだと思ったが、キャラがちょいワルイケメンなので、共感できずそこまで魅了されず

先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

2.8

主要人物4人の表現力が高くて、気持ちよく引き込まれる。

広瀬すずの表情はこちらに色んな感情を伝えていて、時に直視できなかった。
伊藤先生がまともなので、ちゃんとみられた。

orange(2015年製作の映画)

2.5

こんなに登場人物が全員ピュアでマジメな話は初めて。

翔はピュアだしマジメだし、だから遊びがなさ過ぎて苦しんでいる。

まわりの友達がこれまたこんなに友達思いな人達いる?ってくらい思いやりがある。
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ライチ☆光クラブ(2016年製作の映画)

3.2

歪んだ美しさを追い求める、イタイ中学生の話。
歪んだ思想に疑問を持っても、これくらいの年代って、グループからのけものにされるのが怖くて何も言えず、おかしなリーダーが暴走するってなんかありそう。
いじめ
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ヒーローマニア 生活(2016年製作の映画)

2.6

ハートフルコメディって感じで、勧善懲悪の物語
最後には「これでよかったよな」と思えるベタな展開で、納得できました。

船越英一郎の芸達者ぶりがすごい

渇き。(2013年製作の映画)

3.8

共感できるのはボクと先生。もし自分がその立場だったらと考えると、二人の行動は感情としては支持してしまう。

底知れない人間の悪意と闇から感じる恐怖で鳥肌、そして自然と涙…。この歳になって怖くて泣くとか
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

2.5

監督いわく、暴力とは何か?をテーマにした作品とのこと。

主人公は仕事しながら弟と生活してたはずだが、映画が始まるころには日常生活すらままならない程、神経がキレてしまっている人物。
これはもはや人間で
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バクマン。(2015年製作の映画)

2.7

斬新な映像表現にスピード感が相まって気持ちのいい映画。物語もモヤモヤや出来過ぎ感も感じなかったので、すっと入ってくる。
出番は少ないけど、小松菜奈さんは生まれ持ったヒロイン感がすごい。

近キョリ恋愛(2014年製作の映画)

2.5

ポップなタイトルでラブコメかと思ったら、中盤からずっと空気が重くて…

山Pは身勝手なチャラ男で、女の子に色んな物を背負わせて苦しめる。女の子がちゃんとしたいい子だから、結果オーライになっただけ。
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

3.2

多部未華子さんの、まるで水滴が転がるようなセリフ回しに感心させられる。

生々しくてリアルな恋愛模様で、普段の暮らしの中でははオブラートに包んで隠されているものが、はっきり表現されて、心をえぐられる気
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

4.5

小松菜奈ちゃんという素晴らしい女優さんと初めて遭遇した、私にとっての記念碑的作品。

やわらかい空気感が漂っていて、見ていて心地よい。主人公二人はとにかく真面目でピュアなんだよなぁ。

福士蒼汰はさえ
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