白いかざぐるまさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

白いかざぐるま

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.6

バードマンは主人公の本心であり心の声。そして自分を奮い立たせる為の拠り所のように思えた。

ヒーローものの映画を低俗と批判し、そんな映画がヒットする状況への風刺や、演劇こそが芸術だという批評家への皮肉
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脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

2.9

脳内会議か〜
これだけ頭の中でゴチャゴチャされたら、優柔不断にもなるよなと思うけど
やっぱり必要以上に自分を卑下して、卑屈すぎる女子は面倒だな…というのが男の正直な心境。

越智さん、大人だな。
こん
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裏窓(1954年製作の映画)

3.1


60年前の映画なので、現代の刺激に慣らされてしまった身にすれば、少々退屈してしまうところもありましたが、それはこちら側の問題。

主人公側からの視点のみで構成されていて、向こう側のアパートには決して
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後妻業の女(2016年製作の映画)

2.5

倫理観が吹っ飛んでいて、とにかくガメツイ連中ばかりなのでホントにイライラさせてくれる。
こんな奴ら早く懲らしめられて欲しい!
とそれだけを祈ってしまう。

それくらい大竹しのぶさんは見事に、この詐欺師
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.6

どんな落ちこぼれでも可能性はある。
一人一人の個性に合わせた教育をする。

塾のパンフレットに書いてそうなことをホントに実践してる。坪田マジックすげー。
こんな先生実在するの?

お母さんがとても理解
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怒り(2016年製作の映画)

4.0

坂本龍一のBGMが心をざわつかせ、縦横に張り巡らされた無数の感情に圧倒される。

タツヤとイズミには「怒り」という言葉がぴったり当てはまるのだが、それ以外の人たちの感情は「怒り」なのだろうか?という腑
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.2

菅田将暉のスキルの高さには感心させられました。

帝一は総理大臣を目指して、今から頑張っているわけだけど、菅田くんもこの若さですでに成功者。
いったいどんなメンタリティを持って、日々どんな努力をしてい
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

主人公は元刑事で犯罪心理学の専門家、などと大層な設定だが、そのくせ何もできない愚鈍な姿に見ている方はイライラさせられる。
これが監督の意図的な狙いなのなら、見事に術中にはまっているという事だが、どうな
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空気人形(2009年製作の映画)

4.2

心を持ってしまった人形。
そのまっさらな瞳に、この世界はどのように映ったのか。

私たちにとっては当たり前のことだったり、逆に気付かずに過ごしていることを、人形のまっさらな視線を通して見ることで、改め
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モテキ(2011年製作の映画)

3.0

うまくいかないと「死にたい」連呼する幸世くんいいね。その気持ちわかるなぁ。

長澤まさみの男を惑わせる感最高。

見てると幸世くんは元々そこまで非モテじゃないんだよ。やってること意外とオシャレだし、ヤ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.1

私にとってゴジラの記憶と言えば、メカゴジラとかキングギドラとか。ゴジラは怖いんだけど時にコミカルな時もあって、人間のために戦ってくれたりもする、子供の頃に見たそんなイメージで止まってました。

反原爆
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

2.6

青春時代の悩みを抱える高校生男子達

フリーセックスがどうしたとか、バカなことばかり言ってるけど、夏休みに離島のユースホステルで色んな人達と交流したり、文化祭で弾き語りしたり、好きな女の子をデートに誘
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.7

セットや衣装から小道具までとても精巧にできていて、江戸の風俗、町人の暮らしぶりを細かく見せてくれている本格派の時代劇。
残念ながら私には江戸弁?がほぼ外国語状態だし、情報量もハンパなく多いので、字幕を
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メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

4.0

チープな作りなんだけど、だからこそイイ味がでているのかな。

中盤まではひたすらくだらなくて下品なコメディ。
だけど、終盤にかけて急に謎解きサスペンスの要素が入ってきて、ラストは何故かキュンキュンして
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.3

洋画初心者なので、
「えっ、アメリカ人って他人との距離感こんなに近いの?!」というカルチャーショック状態からのスタート。

でもこんなアメリカンな人生に生まれ変わって見たいとは思いますよ。なんかオシャ
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くちびるに歌を(2015年製作の映画)

2.7

合唱コンクールに向けて情熱を燃やす中学生達。
10代の役者さん達のがんばりが瑞々しくてまぶしい!

特別大きなことを成し遂げるような話ではないので、誰しも経験したことがあるだろう親近感を覚えつつ、ホロ
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.2

B級サスペンスって匂いがずっと漂ってた。

どうしても思い通りの結果にならなくて、過去を変えようとする度に、こちらの予想外の展開になるので「なんでそうなるのっ?!」て突っ込みながら見れて面白かった。

破線のマリス(2000年製作の映画)

2.4

テレビに意図的な編集をされた為に、世間にまるで自分が事件の犯人であるかのような印象を与えられてしまった。

社会派のサスペンスで意外と面白いなと思っていたが、最後のオチでひねり過ぎた感があって、色々話
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恋人たち(2015年製作の映画)

3.7

とにかくリアル。
カッコつけは一切無し。本当に隣の家の様子を覗いているような感覚を覚える。

詐欺師、コミュニケーション下手、考えなし、ヒステリー、自己保身、上から目線、トランスジェンダー、その他色々
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.1

ゾンビがゾロゾロ出てきて心拍数が上がる…

ついさっきまで心があった人が、ゾンビになって心を失ってしまう。

ホラー映画だから、そこをあんまり考えなくてもいいのかもしれないけど、どうしてもそこは悲しい
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野火(2014年製作の映画)

3.6

文字通り、屍を乗り越えて進む極限状態。
人間としての理性を保てるのか、失ってしまうのか。
自分で想像できる範疇をとうに超えているので、主人公の判断を固唾を飲んで見守ることしかできない。

人間だったも
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.9

音楽をキーに人々が繋がる青春ストーリー。居場所を見つけれず苦悩しながらも、ジャズを介して距離を近づける男子2人と、2人の仲を取り持ちながら優しく見守る律っちゃん。
あぁ、律っちゃんがマリア様過ぎてつら
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少年メリケンサック(2008年製作の映画)

3.1

宮﨑あおい、ユースケサンタマリア、佐藤浩市。一流俳優達の掛け合いは気持ちいい。

ブラックジョーク、下ネタのオンパレードなので、引きつった笑いになってしまう事もしばしばですが。

ダメだ、田口トモロヲ
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素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

4.3

とある日曜日。たった一日のデート風景だけで描かれた映画

ネガテイブで現状の閉塞感から明るい未来が描けない彼氏と、ポジティブで明るく前向きな彼女。

時代背景は終戦直後の貧しさや、真面目で正直なだけで
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ただ、君を愛してる(2006年製作の映画)

3.8

公開当時、ドハマりしてパンフレット買って原作小説読んで、大塚愛の主題歌CDとDVDまで買っちゃった作品、、
カラオケでもよく歌ったな〜恋愛写真
アハハ 恥ずかしい…

もう12年もたつんですね。

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Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.3

愛の形が特殊すぎて普通じゃない世界!

北野監督の妄想力がすごすぎて、とても私なんかが理解するなんて無理だ…という無力感で一杯です。

話はよくわからないけど、それは特に問題じゃないな、と思えてしまう
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害虫(2002年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

世間一般にいう「良い子」の中に馴染めない、家庭に問題を抱えた女の子の闇。

シングルマザーで唯一頼りたいはずの金髪ルックの母は、男に依存しすぎてメンタルが不安定。母の視線は娘である自分ではなく、男に向
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ウルルの森の物語(2009年製作の映画)

2.4

私の青春、桜井幸子さんが出てる!見たい!
という動機だけでみましたが、残念ながら出番は少なかった。

小学生の娘と見ましたが、子供と一緒に楽しむにはいい映画かもしれません。

醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)

4.0

スキャンダルで儲けようとする雑誌社と、それを面白がる読者。
当事者となった美人声楽家のところへは、ファンからの厳しいバッシングが。

「現代では私生活をあげつらって喜ぶという、好ましからぬ風潮が蔓延し
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.5

あっちゃん、ゴリゴリにあざといよ〜!
男としてはこういうの大好ですが、ちょっとやり過ぎかなとも思うけど、やっぱ元アイドルはこういう媚びるキャラはうまいんだなぁ。
80年代の名曲が次々かかるのもいい。
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.4

今日が素晴らしい日だったことを確かめるために、今日をもう一度繰り返す。

今日も大事な人達と会えて、何気ない一日を送れたことの幸せを感じよう。というメッセージ。

そうなんだよなぁ、自分もすぐそういう
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.6

とてもスケールの大きな映画だった。

又七と太平の百姓2人は欲深く、すぐに裏切ってどこかにいくが、ピンチになってまた助けを求めて帰ってくる。

現代風に置き換えて考えると、
こんないい加減なメンバーを
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.3

蜘蛛巣城というネーミングの妙もあり、はじめから最後まで不穏な空気と妖気が画面からダダ漏れ…

三船敏郎も山田五十鈴も劇中では一切まばたきをしないで、目を見開きっぱなし。
この非現実的な雰囲気が、これは
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金メダル男(2016年製作の映画)

2.5

知念侑季くんがどんな感じなのか見たくて借りた。しっかり輝いててよかった。

話自体は特にどうでもいいんだけど、これといった取り柄のない一般人は、こんな風に小さな一等賞を目指すのがいいのかな

恋の罪(2011年製作の映画)

2.5

トンデモな世界観。
とても1回見たくらいでは理解できない。

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.3

ヨシカのねじれた内面とひたすら向き合い続ける2時間。

ヨシカもイチも二も、こんな人見たことあるな〜だったり、こういう自意識過剰になっちゃうところとかわかるなぁ〜とか。
うん、うん、と頷きながら見てい
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