ゆういちさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

サスペリア(2018年製作の映画)

3.1

TOHOシネマズ 新宿 スクリーン7。オリジナルと違い当時の歴史背景がストーリーと絡んでくることを期待したが、それもなく。ホラー描写もオマケ程度にとってつけた感じ、アレぐらいならホラー要素なしでも良か>>続きを読む

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.7

自宅 NETFLIX。ハイテンションで突っ切るだけでなく、マッツ・ミケルセンのウェットで重厚な存在感と演技でしっかり見せる。さすがNETFLIXの「大人向け」エロも暴力も容赦なし。犬の扱いが酷いのはジ>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.0

109シネマズ二子玉川 シアター6。本当はサスペリアを観ようと思ったが仕事がトラブル続きで明日も出勤になり、これ以上呪われても嫌なので、この作品を選ぶ。
自分が考える良い映画の条件「映画館を出たとき世
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霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

3.4

アップリンク渋谷 スクリーン1。15分前にユーロスペースで映画が終わって、こちらにダッシュ。いつもの高橋洋的霊媒世界が展開。終マークが出た直後に、また冒頭から再生が始まり、客席一同が「え?ループする話>>続きを読む

斬、(2018年製作の映画)

3.2

ユーロスペース スクリーン2。時代劇という設定は人を斬る、斬らないという葛藤を描くための装置に過ぎず、あとは何時もの縦ノリ塚本晋也世界が展開。なにか目新しいものを発見することは出来なかった。次の映画の>>続きを読む

マイル22(2018年製作の映画)

3.0

109シネマズ二子玉川 スクリーン1。仕事帰りにミスターガラスと悩んで疲れた頭を癒してくれそうなコッチを選択。みんな大好きバトルシップの監督に2.5流作品の常連マーク・ウォールバーグ兄貴とシラットマス>>続きを読む

フェノミナ(1985年製作の映画)

3.3

新文芸坐『サスペリア』リメイク版公開記念 鮮血の貴公子 ダリオ・アルジェント オールナイト4本立ての4本目。ジェニファー・コネリーの美しさとインガちゃんの熱演で目が醒める。音楽が主張し過ぎて内容が入っ>>続きを読む

インフェルノ(1980年製作の映画)

3.2

新文芸坐『サスペリア』リメイク版公開記念 鮮血の貴公子 ダリオ・アルジェント オールナイト4本立て。3本目。作品的にも時間的にも一番睡魔との戦いになると思われた本作。後半落ちかけるも何とか完走。作品終>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

3.8

新文芸坐『サスペリア』リメイク版公開記念 鮮血の貴公子 ダリオ・アルジェント 4本立てオールナイトの2本目。1本目のPART2と打って変わってのキレキレの演出と映画の内容に沿った素晴らしい音楽。ルカ版>>続きを読む

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.0

新文芸坐『サスペリア』リメイク版公開記念 鮮血の貴公子 ダリオ・アルジェント オールナイト4本立ての1本目。典型的ジャーロ。犯人が現れるとゴブリン大先生のノリの良い音楽が流れる親切設計。

ディアマンティーノ 未知との遭遇(2018年製作の映画)

2.9

ヒューマントラストシネマ渋谷 1番スクリーン。未体験ゾーンの映画たち2019。奇をてらって観客を驚かせたりしようとするのではなく色々考えた挙句、とてもおかしな味わいの作品に仕上がったと思われる。ナチュ>>続きを読む

ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

3.3

自宅CS シネフィルWOWOW。フレスコ画と抽象画で史実を再現。本当の意味での「インスパイア」。

アオサギとツル(1974年製作の映画)

3.6

自宅CS シネフィルWOWOW。素直になれない二羽が行ったり来たり。近くに居るとぶつかり合う二羽が違う場所で花火を見る瞬間、此処にいない、お互いのことを想う。「今に至るまで行ったり来たりなのです。」と>>続きを読む

霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

4.0

自宅CS シネフィルWOWOW。凄すぎて凄さが分からない。ただただハリネズミのヨージックと共に霧の中を彷徨うのみ。何も考えたくない夜にとても効く。

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.7

自宅 Amazon Prime ビデオ。精神と肉体の変容というクローネンバーグお得意のテーマ。CGやVFXに頼らず母親の精神世界を小屋の中の治療シーンで見せているのが面白い。怒りという感情は行動の発火>>続きを読む

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

5.0

テアトル新宿
新春企画「喜劇の天才・川島雄三 生誕100周年記念特集上映」

デジタルリマスター版。
映画館では初鑑賞。「浮雲」と並ぶオールタイムベスト邦画。やっと大画面で観ることが出来た。人生の泣
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あした来る人(1955年製作の映画)

3.4

テアトル新宿 新春企画「喜劇の天才・川島雄三 生誕100周年記念特集上映」35mmプリント上映。とにかく編集、演出の速さから生まれるドライブ感に驚く。夫婦間の社会的な幸せと個人の幸せという割と現代でも>>続きを読む

地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.9

自宅レンタルDVD。松重豊と大杉漣というバイプレイヤーズな二人が共演。大杉漣のキモ演技が素晴らしすぎて爆笑。「俺を忘れるな」「俺を覚えていろ」松重豊の存在感が大昔のクラシックホラーの風格。かなり黒沢清>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.4

自宅CSスターチャンネル。雪は大分、小降りに。絶賛自宅で録画した作品を消費中。アクション寄りかと思ったら割と「時代」の小道具を上手く使った正統スパイ映画だった。とは言えセロン姐さんの身体の張りっぷりが>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

自宅CSスターチャンネル。映画観に行く予定だったが雪降ってきたので自宅で録画を消費中。大人のための血と硝煙に塗れたハリーポッター。「ジョナサン」「ウィンストン」と名前を呼び合うだけで思いを伝えられる関>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.6

自宅レンタルDVD。神が存在するから悪魔も居る。偽善や疑心暗鬼に蝕まれた者は悪魔に取って喰われていく。家父長制の古き教えに縛られた世界で生きられなかった者や近代的な自由意思に目覚めた者は世界を離れ森の>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.0

新文芸坐 魅惑のシネマクラシックス vol. 29。35mmプリント上映。グロリアと二本立て。映画館での鑑賞は初。映画史上一番精神が削られる食卓シーンがある映画(自分調べ)他人の家庭のイザコザなんて首>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

3.4

新文芸坐 魅惑のシネマクラシックス vol.29。こわれゆく女との二本立て。映画館では初鑑賞。ジーナ・ローランズが煙草をくわえる、銃を撃つ、ギャング相手にタンカを切る、話が単純な為、完全にジーナ・ロー>>続きを読む

色情トルコ日記(1974年製作の映画)

3.5

ラピュタ阿佐ヶ谷 35mmプリント上映。Laputa Asagaya 20th anniversary もう一度みたいにおこたえします。金髪美人ヒロインがおっぱい丸出しでスカイダイビング、カーチェイス>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.6

アップリンク吉祥寺 スクリーン5。見逃した映画特集five years 。ポップカルチャー無間地獄みたいな映画をポップカルチャーの象徴のような街に新しく出来た映画館で観る。オシャレで想像出来ない程、カ>>続きを読む

迫り来る嵐(2017年製作の映画)

3.0

新宿武蔵野館 1番スクリーン。工業都市、降り止まない雨、似た顔の女ばかりを狙った連続殺人、事件にのめり込んでおかしくなっていく主人公という良くあるフイルムノワールの設定に香港返還直前の中国の政治的背景>>続きを読む

誕生日はもう来ない(1981年製作の映画)

2.2

自宅CSスターチャンネル。嫌な金持ち大学生たちのアホなふざけ合い散々見せられて時々、思い出したように殺人らしきことが起きるという苦痛でしかない1時間51分。しかもオチは観客を驚かす為だけに、今までの伏>>続きを読む

マニアック(2012年製作の映画)

3.2

自宅BDアンレイテッドバージョン。1980年製作の同名作品のリメイク。ホラーがリメイクされると変に格式高くなってたり新たな解釈とか無駄な改変がされてたりしてガッカリすることが多いんですが、今作はPOV>>続きを読む

マニアック(1980年製作の映画)

3.1

自宅BD。いわゆるシリアルキラーモノ。終始犯人のキチガイ目線でお話が進むのでリア充を恨んで過ごす夜にひとり、酒でも飲みながら観ると良いのかも。サヴィーニおじさんの特殊メイクが大活躍。

カムガール(2018年製作の映画)

3.3

自宅NETFLIX。もう一人の自分と向き合う話というのは良くあるが簡単に作れるネット上の人格としてのアカウントを絡めた事で割と現代的なホラーに。結末もイマっぽい感じ。とりあえず自分にとって、この映画最>>続きを読む

SEX発電(1975年製作の映画)

2.5

自宅U-NEXT。エネルギー不足の世界で女性のエクスタシーを電力に変える発明をした教授がローマいちのヤリチンとヤリマンを連れてきて膨大なエネルギーを得ようとする話。ちゃんと小さなボケやフリとオチが効い>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

イオンシネマ海老名 スクリーン7。史実よりもクイーンの伝説が観たいんだ、という割り切りが素晴らしい。ちょっと格好良すぎだろう思うところもあったけど笑 「自分の人生のほとんど」と思えるような恋人に出会え>>続きを読む

バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.8

自宅NETFLIX。アメリカ西部開拓時代が舞台の6つのオムニバス。まるで監督が作りあげたテーマパークを馬車に乗って次々と回っているかのような豪華な映画。たまにこういうNETFLIXオリジナルの傑作が配>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.0

自宅レンタルDVD。最後でビックリさせなくちゃという監督のサービス精神が発揮されすぎて、そこに辿り着くまでが冗長すぎる。そしてアーニャ・テイラージョイの可愛さよ。観終わった後、速攻でインスタをフォロー>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.0

自宅レンタルDVD。ヒーローの誕生までを2時間たっぷり使って描いた作品…かと思ってたら最後の5分間でビックリさせられる。なるほどねー!今年の新作「ミスター・ガラス」観るには視聴必須の作品。途中まではか>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

自宅NETFLIX。政治的背景と日常、人種、男と女、大人と子供すべて異なるレイヤーをどれかを突出させることなく見守るようなカメラワークで見せていく。いつの間にか家族とクレアの物語にドラマチックに収斂し>>続きを読む