Vermontcurryさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

Vermontcurry

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AI崩壊(2020年製作の映画)

1.5

そこそこ製作費は掛かっていそうなのに日テレ映画はなぜこうも安っぽいのか。
AIのコテコテなビジュアルや唐突に挟まれる意味をなさないセピア色の回想など嫌いな部分が多すぎる。
展開も船の甲板で撃たれたらラ
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.5

専門用語は当然全くわからないが
ざっくりと今の状況と何をしなければという要点は理解しやすく親切。
結末は知っているだけに若干長さも感じる。
90年代トム・ハンクス主演らしいウェルメイドな映画。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

目と歯と爪の拷問の直接的描写は勘弁してくれといつも言っている。
『孤狼の血 LEVEL2』よりも更にグロくなってんじゃねえか。
それでも個人的には白石監督作品の中で中〜上位。
面会室での様々な演出やカ
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

中盤は幽霊云々が本当に真相だったらどうしようかとテンション下がり気味だったが
そこは自分がミスリードにしっかりハマった結果でよく出来てる映画だった。
実は脳内セラピーだったと考えると序盤の雑な経緯のモ
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ヴィルンガ(2014年製作の映画)

4.0

どこの国も凄惨な歴史を持つ中央アフリカ。
複雑な利害関係の上に成り立つ政府軍と反政府軍の関係に
どちらが正しいのかをこの映画だけで判断するのは難しく
石油開発の恩恵を受けている自分が自然保護との天秤に
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.5

結末に消化不良な所も当然あるがそれは狙い通りで
タイトルに込められた意味が最終盤に浮き上がりずっしりと来る。
犯人は十中八九こいつだろうなと目星を付けつつも最後の一手が及ばない例はおそらく現実にもたく
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バブル(2022年製作の映画)

2.5

この世界観でのパルクールを描きたいという所から企画がスタートしたのではないかと勘繰るくらいに作画は凄い。
脚本はよくわかんねえというのが正直な感想。
降泡現象やその後の世界についてはモノローグでさらっ
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真・鮫島事件(2020年製作の映画)

3.0

兄ちゃんの演技が臭すぎていちいち面白い。
鮫島事件という埃を被ったのミームのチープさや
映画の消費期限を早めるだけのコロナ時事ネタなど細かい所で損をしているが
それでも意外としっかりジャパニーズホラー
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.0

一本道で意外性はあまり無く色々と普通。
それでも西部劇の復讐・追跡・決闘という王道の流れはやはり魅力的でそれなりに退屈せず観られる。
アカデミー賞多部門ノミネートとなるまでの評価の高さは理解できないが
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

前作未視聴だが問題なく観られたと思う。
当たり前のように何メートルも跳躍し何百キロもありそうな鉄塊を持ち上げる筋骨隆々マッチョマンを目の当たりにして
映画のド派手な絵作りのためには物理考証など必要無い
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チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム(2022年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

有象無象のティーン向けスリラーとしか言えない。
終わってみれば心理的にも視覚的にもガラスを食べる1日目がピークで
口からビデオテープや水が飛び出す後半はもう完全にギャグ。
「DIE」の選択肢の意味が全
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

1.5

とにかく長い各々のシーンは登場人物に深く感情移入させるためなのか
それとも出口の見えない無間地獄を表現しているのか。
もしこれが鑑賞中のストレスを煽る目的なのだとしたらそれは見事に成功している。
実話
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イカロス(2017年製作の映画)

3.5

ジョージ・オーウェルの『1984年』を偶然つい最近読んだところ。
たしかにその主人公ウィンストンと本作に出てくるロドチェンコフは国における立場が似通ってるようにも思える。
能動的に奔走するウィンストン
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.0

誰か赤ちゃんに助演男優賞をあげてやってくれ。
冒頭で「人を刺して収監中」と明示されるために
そこに向かう途中はまだこれ以上状況が悪くなるのかと気が重くなる。
現状では幸せにさせてやれないとわかりつつも
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バトルシップ(2012年製作の映画)

2.5

製作費2億ドルが割に合っているかどうかは疑問だがこういうポップコーンムービーがあってもいてもいい。
細部にツッコミ始めたら切りがないがそれを含めてこの映画なんだろうなと思う。

ホムンクルス(2021年製作の映画)

1.5

ポスターのキャッチコピー「俺は、何を見てるんだ?」はこっちのセリフだよ。
原作未読だがこの作品の実写化は無理があったのではないか。
こういうのは漫画や小説といった読者が脳内で情景を補完する余地がある紙
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

田舎屋敷での不審死に異物感のある探偵と王道ミステリーらしさで溢れているが
工夫のある面白い構成で楽しめた。
単なる倒叙系かと思いきやそこからさらに一山二山。
同じダニエル・クレイグの『ドラゴン・タトゥ
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

2.0

眠気との戦いだった。
そこそこ面白い話と
面白みはわかるけど面白くない話と
もはや幾何学的な模様から意味を見出す現代美術のようによくわからない話と。
会話の波長が合わない人達の会話を盗み聞きというコン
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.5

裏で駅中の時計と繋がっているという設定からもうワクワクさせられる。
しっかりした作りで子供向け映画にありがちな
前半の出来事が無かったことになってモヤモヤすることが無いのが良い。
しかしこういう大人の
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.5

ミッドウェー海戦はNetflix『WWⅡ最前線 カラーで蘇る第二次世界大戦』などドキュメンタリーも充実していて
そっちに先に触れていたらそれで十分かなという感想。
大きな戦況の移り変わりについては今の
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.0

「事実に基づいた創作」と強調している通り良くも悪くもエンタメ色が強い作品。
起承転結を立ち止まることなく進み続ける明瞭な脚本や
あっさりしているもマ・ドンソクの凶暴性を演出するには十分なバイオレンスな
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ラストレター(2020年製作の映画)

2.0

面白いつまらない以前に脚本に大きな違和感が。
登場人物はなぜそれをすんなり受け入れるという疑問の連続。
その強引さに触れられることなく話がどんどん前に進む事に気持ち悪さすら覚えてしまった。
『式日』の
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アウトサイダー(2018年製作の映画)

3.0

たけしの『BROTHER』もそうだったが外国人が大きく絡むとヤクザものは
盃・エンコ詰め・切腹など一通りお約束を踏襲しつつなぜか賛美色が強くなる。
現代の価値観でここまで希望を持たせるエンディングは逆
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

1.5

風俗勤めしている女性をステレオタイプでざっくりと分類して全員同じ空間に放り込んだような映画。
終始若い男女がきゃんきゃん喚いてて頭が痛くなってくる。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

前半の禍々しい見世物サーカスと後半の優雅な高級ホテルや豪邸の美術の対比に
大作映画を観たという満足感がひしひしと湧いてくる。
強引な所もあったが奇術の種明かしはいつもワクワクさせられる。
脚本の変態度
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.5

アバンタイトルが長すぎて思わず再生時間を確認してしまう。
いじめと凄惨な殺人といういかにも邦画的な題材。
それに反して重すぎるということもなく最後まで楽しめたが
決して賢くはないこの犯人像で最後まで捕
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

2.0

似たような映画がありすぎて記憶に残らなさそうな映画。

ベルファスト(2021年製作の映画)

2.5

幼少期の朧気な記憶は人生を形成する大きな出来事だけではなく
祖父母との何気ない会話であったり家族で観た映画の1シーンであったりと
「なぜこんなことを覚えているのだろう」という些細なエピソードの方がむし
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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

2.5

ピエール瀧の逮捕で「俳優の罪は映画の罪か」と議論の対象となった本作だが
正直そんな各方面に気を配るような映画じゃないよねこれは。
ふざけているのは同監督『サニー/32』の後半と同じだが
あれと違って最
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

バットマンが最初に出てくるまでの演出最高だったな。
既に言われている通りフィンチャーの『セブン』『ゾディアック』あたりの影響が強そう。
画面がとにかく暗いがそれでもアクションシーンはノーラン版より格好
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牝猫たち(2016年製作の映画)

1.5

あえての部分も大きそうだが手作り感が強すぎて没入できない。
ここゲリラ撮影したのかなとか裏側の事ばかり考えてしまう。
作風や脚本は他の白石作品と大きくは変わらないと思うのだが
撮影環境が大手配給体制と
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.5

まさかのオールスターキャスト。
低評価のコメディ映画だが思いの外楽しめた。
笑ったシーンはだいたいブラピが絡んでる。
尻すぼみで自嘲的な終わり方だけは残念だったが。

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.0

引用に引用で返すインテリの雑談を聞いてたらむず痒くなる。
レッドメインの主演男優賞総なめは納得。
オペラ劇場とキャンプ場のコントラストはNTRフェチ成分が必要以上に濃い。

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何やら難しそうで鑑賞するのに気後れしていたが意外とわかりやすかった。
題材への感想よりも先にとにかく音響や照明が格好良い映画という印象が強く来る。
自身の人生を人質にされ否応なしに急進政治団体にスパイ
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.0

皆に品行方正を求めてるわけではないがこの作風にしては犯罪者率がちょっと高い。
日本語版声優はスキマスイッチがゴリラっぽくないくらいでみんな上手かった。

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

2.0

アメリカン・ニューシネマが何たるかを確立された後世においてそれを漠然と知った上で観ると
人物と社会の描写や結末の在り方などそのムーブメントの中心的な作品であることは理解できる。
しかしジャック・ニコル
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