ようすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ようすけ

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同窓会/アンナの場合(2013年製作の映画)

3.7

ユーロスペースのトーキョーノーザンライツフェスティバルのAnna Odell作品1本目
ヴェネチア国際映画祭も受賞している本作、劇場未公開のこの作品を映画館で観れたことはかなりラッキーかも?

学生時
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.9

これは一人で見るとゲイの話というところばかりに目がいってしまい、当時のカウボーイの不寛容さを描いたような作品に見える

これも町山智浩さんの解説を聞いてなるほどとなったけれど、本作はアメリカの家父長性
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マイ・レフトフット(1989年製作の映画)

3.8

どうしてアイルランドは金を出してこんなにもアイルランドのイメージをぶち壊しに行くような作品を作ったんだ、、、

主人公が障害者でありながら、決して彼を神格化せずにしっかりと人間を描いている分、観やすい
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.7

この監督の作品は色彩設定が本当に美しい

テーマが思いながら、『ムーンライト』よろしく、決してバッドエンドではなく、ハッピーエンドとは言わないでも希望を持たせつつ作品を終わらせるところに監督のこだわり
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.6

これがなんでアカデミー作品賞受賞したのかよくわからなかったけど、町山智浩さんの解説でこの当時から裁判の“可視化”が行われ始めたからと言う話を聞いて、なるほどこれはこれで当時のアメリカ社会の反映があった>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

アカデミー賞授賞式を直前に控えてようやく見ることができました

“作品賞”と言うことに関してこの作品を述べるなら、まぁ受賞は難しいと言わざるを得ないかと思います
但し、作品としては最っ高な1本!純粋な
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

2回も見ちった、、、
見ればわかる、これは韓国だけの話じゃない
日本の隣の国だからこそ、余計に当事者意識に駆られる

この映画のファーストカットは半地下住居の窓、それは高台に位置するあの富裕層の一家の
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

とてもいい映画でしたが、題材故に観終わった後に「いい映画だった」と思うだけでいいのか、、、と思わずにいられない

WW2終戦間際のドイツを舞台に、国と愛との間で揺れる幼い一人の少年の成長過程を描く
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

Filmarksの試写会にて、アリアスター監督のトークショー付きで鑑賞

ネタバレをせずにこれを端的に言うならば、
「危険な雰囲気プンプンなのを再三再四示しているのに全員ラリってるから気づけない、失恋
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キャッツ(2019年製作の映画)

1.8

自分はつまらない映画もどこかに面白さを見つけて見るようにしてた

あまりにひどいと思った時には怒りのようなものが湧いてくることさえあった

ただ、この映画にしてはどうしようもなかった

手を出すことを
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.0

『マリッジ・ストーリー』が本作の現代版という風に評論されるのをよく見たので鑑賞

この作品が決して古く感じられないのは、夫婦の設定が『マリッジ・ストーリー』よりも身近だからなのか、自分の家族観がいまだ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.3

公開日に観に行ったのに、書くまで時間がかかってしまいました
シリーズ前作にあたるXIIIもだいぶ酷評にさらされていたようですが、私的にはこれまでのSWに縛られず、新しいものを作りたいと言うチャレンジ精
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失くした体(2019年製作の映画)

3.7

【“失くした手”ではなく“失くした体”】
タイトルの通りこの物語の主人公は“手”
手が保管場所から脱出を図り何処かへ向かっていく中で様々なものに触れ、その折につけて自身の過去を回想していく

この映画
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.7

思ったより政治的メッセージを込めてきた
町山智浩さんのムダ話の解説によるとサーミ人という北欧の民族について実際にこういったダムを巡っての問題があったそう

ダムという問題に関してアメリカのとる立場をか
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

3時間半は長いけれど、スコセッシのこの本に対する思いや昨今のMCUに対する考えがバチバチに伝わってくる

デニーロ、アルパチーノ、ペシ、3人とも素晴らしかった
裏事情を調べてから観た方が良かったな〜

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

【まさに夫婦版LALALAND】

アダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンの演技に脱帽
自分にとって結婚なんてまだまだ先のことだけれど、観ていてアダムの気持ちが痛いほどよくわかってしまう

夫婦
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.2

『シャイニング』が好きなのでかなり期待値高めであるのと同時に不安感もかなり高めでようやく鑑賞しましたが、はっきり言って不安が的中したと言わざるを得ない。

前作では仕事に行き詰まるジャック・ニコルソン
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.2

ダンスがエグい
『LA・LA・LAND』にめちゃくちゃ影響を与えてるのが分かる

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

-

なんか観ててずっと気になったのは裁判の最中、肝心のメアリーが全くその場に立ち会うことがないってところ

「彼女は天才だからもっと良い教育を受けさせるべきだ」みたいな話をしてそれについてずっと揉めてるの
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海街diary(2015年製作の映画)

3.6

こんな姉妹何処にいるのよ、、、
取り敢えず鎌倉行ってくる

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

「多分ヒロインが膵臓の病気で死ぬ、感動呼ぶ系の作品なんだろうな、、、」と思ってみると遅れてました



病気で死ぬんじゃないんかーい!!

デーヴ(1993年製作の映画)

3.9

アメリカ大統領が昏睡状態になっちゃったから影武者に大統領として働いてもらううちに、彼が政治に目覚めだして、、、

テンポも良いし、政治を扱う作品ながらとても観やすい作品。

大統領夫人、つまりはシガニ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.0

どんなしょうもない映画かと思ったら思ってた以上にしっかりメッセージ届けにきてて、それで余計に笑ってしまった

実生活で“死んで”いた主人公がどういう訳が海難に遭い無人島で高機能死体を拾って故郷へ帰る
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パターソン(2016年製作の映画)

3.9

もっと幸せ溢れる映画だと思ったのに!
夫婦の何気ない幸せな日常の幸せを見れるかと思ったのに!
これを他の人がどういう風に見るのか、自分にはパターソンの日常の不安が漠然とずーっと鑑賞中頭の片隅にあるよう
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.5

設定の類似性から『レオン』と合わせての評価が多く見かけられたけど、そんなに似てない気がする、どうしても比較がちに観てしまうけれど

少女について作品を通しての言及があまりないために、少女の人物像がよく
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ボーイズ・ボーイズ/ケニーと仲間たち(1976年製作の映画)

3.6

人に勧められて鑑賞
変態からの紹介だったのでどんなクソb級映画かと思ったら、ちゃんと少年期から青年期への移り変わりを描いた作品で驚いた
個人的には『スタンドバイミー』より自分の少年時代を思い出す