Tinscowさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.0

POLA Xでレオスカラックスのファンになった自分にとって、この作品はちと苦手。
ドニラヴァンはまさに怪演。

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.9

森で拾った謎の卵が孵化して怪物が生まれる。タイトルは隠喩的な表現と思っていたが、意外と直接的だなと始めは感じた。

クリーチャーデザインとか、ホラー要素が所々昔のアメリカンホラーな感じもして、あ、やっ
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.3

ショーのシーンは見いってしまう。
壮大に観客を騙す邦題もいいね。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.6

社会の、人間の闇をこれでもかと見せられる。有名な役者さんが出ていない分、よりリアリティーを感じてしまう。
兄役の方はもちろんだけど、妹役の方の体張った演技はすごい。

貧困、社会的弱者の生活の、じめっ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.7

長澤まさみのクズっぷりが凄まじい。
清純派女優から完全に脱却した。

人として親としてクズの母親に、どんなに酷いことをされても、最後にあんなことになっても、なぜ息子は従うのか?自責にするのか?理解はで
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.0

セリフの少ないモノクロ映画。
緩急あるもののいかんせん長いし、いろいろツライ。

デッド寿司(2012年製作の映画)

2.6

ナンセンスB級ホラーコメディ(笑)
武田梨奈、ワカコ酒初期あの頃こんなん出てたのか。
武田梨奈ファンとそのアクション見たい人にはオススメ。
あと松崎しげる(笑)

別にグロイほどリアルではなく、ギャグ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.2

青春ホラーの衝撃作「RAW」監督の最新作という点、頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれた主人公が彼それ以来「車」に対し異常な執着心を抱く物語という概要から、衝撃的なヤバい映画だ!
とどうしても期待してし
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.5

前半はうーん、なんだろうなーという感じで起こっている事を受け止めながら見ていたが、ラストのための映画だなーと。

全体的に直接的な表現が少なく、隠喩表現や、ああこれってこうなったのか、と気づかせる断片
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.3

デルトロ先生の見世物小屋をテーマとしたダークな作品というわけで劇場で観ないわけにいかない。

昔の「フリークス」や江戸川乱歩の奇形人間サーカスみたいなのはこの現代見れるのはもちろん期待してないけど、2
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ラ・ヨローナ ~彷徨う女~(2018年製作の映画)

2.7

ジャケットイメージととラ・ヨローナ2的な作品イメージとの乖離。
始まってしばらく、違う映画を観てるのかと思った。
ラストだけかろうじてホラー。

アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

3.2

とにかく雄大な景色が素晴らしかった。
内容的にも良い映画だったけど、記憶に、、ない。

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.3

タイトルとなんとなく知っていた概要だと、もっと動物的なホラーかと思ったけど違った。
展開も面白いけどね。
ラストはホラー映画史に残るシーンではないかと。

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

3.3

人形の友達を疑わない無邪気な子供と、信じない母親(大人たち)、この王道の対比が良い。

母親が、チャッキーに電池が入っていなかったという事実を知り、疑念が確信に変わる瞬間のカタルシスが好き。

透明人
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

80年代~90年代のバットマンシリーズは、子供も楽しめるエンタメ性が強かったが、2000年代ダークナイト以降、ハードな仕上がりになっている。
なぞなぞのリドラーといったら、歴代敵の中でもギャグっぽいと
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.3

時代背景がわからない。記憶喪失が病気として蔓延している世界。一見すると近未来SF世界観にも思えたが、タイトルにあるように、ポラロイドカメラで記録を残すアナログ感。

何かが起こりそう、きっとすごい仕掛
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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.3

概要からして、ミステリー色がけっこうあるのかなと思ってたけど、なかなかの淡々としたオーガニックムービーだった。
セリフなしの長回しのシーンが多くて、一瞬、ロイアンダーソン監督かと錯覚(笑)

主人公と
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バハールの涙(2018年製作の映画)

3.3

SFやアクションもの以外で銃で戦う女性達のここまでリアルな姿は初めて見て、ショックだった。
今も世界のどこかで、こういうことが起こっているということを忘れないように生きたい。
遠い国の話ではあるけれど
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ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.3

鬼才デヴィッドクローネンバーグ監督の息子が監督した作品、「戦慄のSFノワール」という触れ込み、その設定と世界観、それらを表すジャケット、これだけの要素で期待するなってのが無理!

早くも今年の洋画ベス
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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

3.0

あの「ソドムの市」のパゾリーニ監督の68年の作品を4kスキャン版ということで、構えていたけど、構えることは無意味だった。
予想以上の理解不能。
唐突なラストに、エンドロールなし(笑)

サスペリア(2018年製作の映画)

3.2

魔女×儀式ダンス×トムヨークの音楽の相性の良さ。
先にサントラ買って聴いたときはあまりピンと来なかったけど、映画観ると良さがわかる。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.3

いかにもシャンテや恵比寿ガーデンで上映しそうな映画(笑)
モノクロ、カラー、アニメーションとかわるがわる映像の演出良かったです。
舞台はフランスだけどアメリカ映画なのね。

舞台を一旦雑誌風にしてそれ
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

延期につぐ延期で2年待ったか?

安定のアガサクリスティ原作のリメイク。
内容云々あるけど、こういう映画は、風景も楽しみなわけで、半分旅行気分を楽しめるのだ。

TOHOシネマズ日比谷の大スクリーンで
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.0

韓国生まれで3歳からアメリカに住んでいる主人公が、ちょっとしたトラブルをきっかけに強制送還されてしまう物語。
このちょっとしたきっかけがあまりに理不尽。

家族で一緒に暮らすという一つの、同じ目的なの
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ストックホルム・ペンシルベニア(2015年製作の映画)

3.4

4歳の時に誘拐され17年間監禁されて生きてきた少女が、せっかく両親の元へ帰れて、皆ハッピーかと思いきや、誰も幸せになれないなんて。。

誘拐犯と過ごした17年間が彼女にとっての人生であり、突然、記憶の
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前科者(2022年製作の映画)

4.0

アマプラのドラマ版で先に予習してからの鑑賞。
ドラマでじっくり掘り下げた各キャラクターへの理解と思い入れ。それらを持ってこの映画に臨んで大正解。
伏線全て回収し、ラストに映画で締め括るにふさわしい壮絶
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白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

3.4

こういう映画って、期待しつつも起伏があまりなく淡々と進む系の恐れもあり、鑑賞。
結果、後者で記憶に残らないな。

ラストでうわっとなる映画だけど、夫を亡くした妻の復讐だと、「女は二度決断する」がどうし
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.7

冒頭からラストまで目を離せずハラハラ展開で、よくできたストーリーだと思います。

犯人と名乗る男が突如本を出版し記者会見。本のサイン会では女性ファンが殺到し、LINEスタンプまで出る社会現象。

今時
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.2

ブルックリンで好きになったシアーシャローナンですが、エマワトソンと共演すると、ちょっと霞むなぁ。。

若草物語にもっと思い入れができてから、観るべきだった。

さがす(2022年製作の映画)

4.3

先週の「大怪獣のあとしまつ」で失った時間とお金と満足感を取り戻せた(笑)

純粋にストーリーも面白かったけど、
時間軸と娘と父それぞれの視点でバラした構成、見せ方が旨い。
佐藤二朗は当然として、娘役の
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イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(2014年製作の映画)

3.5

切なくて胸がギュッとなった。
おじいちゃんの「逝きたかったら逝ってもいいんだよ」は泣ける。

庭BBQでみんなで演奏してた曲、なんか聞き覚えあると思ったら、まさかのスマパンのtoday!
このアレンジ
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

2.9

現実のニュースだったらけっこうセンセーショナル。
でも映画だと刺激が足りない。

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬(2011年製作の映画)

3.4

肩の力を抜いて気楽に観れるスパイもの。
このシリーズはスパイ×ギャグって相性よいんだなと思わせてくれる。(もちろんローワンアトキンソンありき)

007顔負けのすごいアクションで逃げる敵に対し、知恵と
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.2

最近一番楽しみにしていた映画。
昔、「大怪獣東京にあらわる」という怪獣が一切登場しない映画があったけど、それに似たアプローチを感じた。
怪獣を倒したあとの死体処理という視点が面白い。

しかし酷評レビ
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.2

導入から中盤まではけっこう引き込まれた。よくこんな設定考えるよなぁ。

まあ、格差社会の風刺なのはわかったけど、いろいろ考察を見ないと感想がまどらない。
ラストがどうも、、よくわからない。

途中、食
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

本年度アカデミー賞最有力候補の一つ。
家族で唯一、聴者である主人公は歌の夢を追う17歳の女の子だが、家族全員の通訳となっていることの苦労、それによる家族間の軋轢などを乗り越えるハートフルドラマ。

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