takanoひねもすのたりさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ミルピエ パリ・オペラ座に挑んだ男(2015年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリー

2014年、パリ・オペラ座に芸術監督に抜擢された振付師バンジャマン・ミルピエ(ナタリー・ポートマンの元?夫)彼が手掛ける新作『クリア、ラウド、ブライト、フォワード』完成までの40日
>>続きを読む

マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

3.8

『We…』と同じく"マルタン・マルジェラを語る"内容のドキュメンタリー
こちらが俄然に面白い内容、本人視点からの彼のクリエイティブ思考をのぞける感じ
 
彼が子供の頃に作って遊んでいたというモノが既に
>>続きを読む

We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.0

創設者マルタンマルジェラとブランドについてのドキュメンタリー

"We" はマルタン・マルジェラのポリシー『匿名性』によるもの、『メゾン』そのものが人格化し主語は『私』ではなくチームを示す『私たち』を
>>続きを読む

オートクチュール(2021年製作の映画)

3.0

移民二世のスリの女の子と引退間近なオートクチュールメゾンのお針子のヒューマンドラマ、ジャケの赤いドレスは出て来ない😅

『移民系のフランス人たちにオートクチュールの門戸が開いて欲しいという希望を込めた
>>続きを読む

ハンニバル・ライジング(2007年製作の映画)

3.0

再鑑賞

ハンニバル・レクター博士の幼少期から青年期のストーリー、復讐物

彼の美学と思想形成に東洋思想を持ち込んだ点は意外だったけど、原作もそこそこ突飛な設定のムラサキ夫人(紫→源氏物語が由来、伊達
>>続きを読む

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.5

再鑑賞

『羊たちの沈黙』『レッド・ドラゴン』『ハンニバル』が好きな順『ライジング』は別枠

エドワード・ノートンが良い

あとあいつのスクラップブックみたいな本、切り抜きの配置のセンスがやたらと良い
>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

3.4

再鑑賞

音楽がハンス・ジマーだったの今更気がついた、オペラがやたらと印象強くてジマーとリンクしてなかった

作品の面白さは『羊たちの沈黙』を凌ぐほどでは無いけど、ゴシックロマンが漂うフィレンツェのタ
>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.2

Dior全面協力、ロンドンの家政婦さんがパリでドレスを買う夢物語、ポール・ギャリコ原作、3回目の映像化

1957年のロンドン、戦争未亡人で家政婦のハリス夫人、お金を貯めて夢を膨らませパリのディオール
>>続きを読む

テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

3.3

移動ウェディングドレス仕立て屋さん

アテネで36年間、高級スーツの仕立て屋店を営んできた父とニコス、不況で客足は無く、父は病に倒れ途方に暮れる
ふと移動式仕立て屋を思いつき実行→露天でオーダーメイド
>>続きを読む

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.0

風呂敷拡げるのは得意だけど畳むことは苦手なJ.Jさん、このままシリーズ重ねても残念な展開になりそうな予感が増す3作目(4進行中)


エネルギー不足の近未来の地球、エンジニアのエヴァはクルーと共にシェ
>>続きを読む

10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.3

前作と繋がりは希薄だけど世界観は共通している続編

目が覚めたら見知らぬ地下室にいたミシェル、やがて現れた巨体の初老男性ハワードは「外は攻撃を受けてみな死んだ、外気は汚染されている、外へは出るな」と言
>>続きを読む

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.2

再鑑賞

NYマンハッタンに巨大生物が現れて街を破壊しまくり人間を襲いまくるモンスターパニックホラー

いま観ると、序盤は9.11のマンハッタンの再現なんだなあと
『ゴジラ』は承知してる、自由の女神像
>>続きを読む

サメストーカー リターンズ(2021年製作の映画)

2.9

サメと"アリソン"に執着する残念なイケメンストーカー・ブルース最後?の復活  

人里離れた灯台の孤島で海洋生物学者を装い隠遁生活を送っていたデビッド(≒ブルース)そこへ泳ぎにきた地元の高校生コリーン
>>続きを読む

サメストーカー(2020年製作の映画)

2.9

シリーズ2作目のサイコスリラー
(日本のナンバリングは1)

ヘボCGだけど1作目よりはサメ要素がある、でもやっぱりサメはおまけ

海に落ちた弟を助けに向かった姉・アリソン、そこにサメ、姉弟の危ういと
>>続きを読む

サメストーカー ビギニング(2017年製作の映画)

2.8

本来の製作順ではこれが第1作
(日本のナンバリング事情では2)
サメは小道具程度のサイコスリラー


海で恋人といちゃついていたらサメに襲われたローラ、ブルースという青年に救助されたものの、恋人はサメ
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.4

Do the right thing

コロラド州コロラドスプリングス警察署初の黒人の刑事、ロン・ストールワースの回想録が元の1970年代、秘密結社潜入捜査+バディ物

"黒人がK.K.Kに潜入する"
>>続きを読む

フォー・ハンズ(2017年製作の映画)

3.0

まっぱで闇夜を全力疾走するスキンヘッド中年男性現る

20年前に両親を強盗に殺害されて以来、過剰なほどに妹ソフィーを保護しようとする姉ジェシカ、そんな姉に苛立ち反抗した時、姉妹は交通事故に合い、姉が死
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.1

ジョーダン・ピール監督のSF+西部劇+ホラー

感想→シイタケの裏

南カリフォルニアの人里離れた馬の調教牧場の上空に居据わった巨大な未確認飛行物体、それに気がついたOJとエムの兄妹、証拠を撮ってメデ
>>続きを読む

ウルフクリーク 猟奇殺人谷(2005年製作の映画)

3.2

オーストラリア産サバイバルホラー

英国人バックパッカーのリズとキャサリン、オーストラリア人旅行者のベンは、砂漠の真ん中にあるウルフクリーク国立公園(巨大隕石クレーター)に立ち寄った後、車が故障、足止
>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.2

バッタと四騎士と終末論(ヨハネの黙示録)


同性カップルのエリックとアンドリュー、そして養子のウェン、人里離れた小屋で夏の休暇を過ごしていた所、突然4人の男女の訪問を受け拘束されたうえ「君たちからひ
>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.4

「チーズや乳製品も人道に対する罪だ」
ヴィーガン彼氏の台詞に噴くかと思った
人道wwww
でも実際こういうズレた持論語りは珍しくない……パリ市長曰くな『世界規模の下水道』にいる、ある界隈の極端な人達っ
>>続きを読む

スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

"理想の家族"と"理想の家"

スポーツインストラクターの賢治(窪田正孝)が妻と子のためにスマートホーム(空調や家電などの住宅設備を各種デバイスで管理できるようになってるやつ)な一軒家を建て新居で生活
>>続きを読む

クロニクル(2012年製作の映画)

3.2

Chronicle→年代記
突然テレキネシスを得た男子高校生3人のビデオ日記(のような物、ファウンドフッテージ)

SWの短編(二次創作)映画撮ってる人の作品だったなーと気がついてクリップはしてたもの
>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.2

情にもろくて男で苦労してきた陽気なふくよかさんの肉子ちゃんと聡くて気使いな小学生のキクコちゃん、町を転々とし流れ着いだ漁港のある北の町での親子+友達+人情ストーリー

朝ごはんのフレンチトーストおいし
>>続きを読む

マーダー・ミステリー2(2023年製作の映画)

3.0

前作の成果を踏まえて探偵事務所を構えたニックとオードリー
インドの大富豪マハラジャ(前作繫り)の結婚式に招待された先で再び殺人と誘拐事件に巻き込まれるというシリーズ2作目
前作繫りではマハラジャの他に
>>続きを読む

マーダー・ミステリー(2018年製作の映画)

3.0

アガサ・クリスティを目配せしつつなアメリカンな夫婦バディ物
だらっと観ても無問題

ニック(アダム・サンドラー)とオードリー(ジェニファー・アニストン)結婚15周年ハネムーンで欧州旅行へ、英国人チャー
>>続きを読む

トレマーズ(1990年製作の映画)

3.4

西部の男はジーンズが似合う、主要2人が良いっすなあ……リーバイスなのかリーなのかラングラーなのかは分からんかったけど

ネバダ州の小さな砂漠の町・パーフェクションに巨大地下生物グラボイドが襲撃、住民と
>>続きを読む

アイスランドの迷宮: 未解決事件(2017年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリー
原題、Out of thin air
直訳、何もないところから  

1974年に起きた2件の失踪事件がアイスランド史上最大の殺人事件捜査へ発展、やがて不良グループの6人が逮捕→自供
>>続きを読む

クラシック・ホラー・ストーリー(2021年製作の映画)

3.2

過去の有名ホラー作品のオマージュとメタ

キャンピングカーに相乗りした5人の男女、道中で事故を起こし気を失ってる間に周囲を森に囲まれた空き地にいた、目の前にはぽつんと立つ一軒家、人の気配なし
森を探索
>>続きを読む

オールドピープル(2022年製作の映画)

3.0

『老人の存在を敬い、あなたの神を畏れなさい。わたしは主である』旧約聖書

社会の重荷扱いされる老人から始まった終末世界的な始まりと終わり……妹の結婚式のため海近い田舎の村に帰省した主人公が老人集団の凶
>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.0

再鑑賞

アンテベラム→内戦(南北戦争)以前

南部、綿花栽培農場、奴隷制度の元で過酷な労働を強いられているエデン、社会学者でベストセラー作家のヴェロニカ、彼女らが重なり合うスリラー物、作品それ自体は
>>続きを読む

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.3

デヴィッド・ゴードン・グリーン監督版のハロウィン3部作、最終章

前作の事件より4年後、新居に引っ越したローリー(ジェイミー・リー・カーティス)は孫娘アリソン(アンディ・マティチャック)と暮らしつつ、
>>続きを読む

Spine(原題)(1986年製作の映画)

2.0

Coochie Cool

Spine→背骨「ママの背中や足をさするのが好きだった」と思い出語りを始めるピンクのシャツにサングラス、濃いヒゲ長身マザコン男が殺人を行う80年代低予算スラッシャー

冒頭
>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.3

Be my, be my baby
My one and only baby
ロネッツの超有名曲『Be My Baby』
この曲がエンドロール、アイロニー、狙ってんなあ(褒め)

仕事の面接のためAi
>>続きを読む

トリプル9 裏切りのコード(2015年製作の映画)

3.1

アトランタを舞台にした汚職刑事+犯罪集団+ロシアンマフィアの三つ巴で展開する犯罪劇  

警官が撃たれた!→コード999→全員現場へ向え!→な仕組みを逆手に取った強盗計画ってのはスリルある設定だったけ
>>続きを読む

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.1

再鑑賞

余命1年と宣告されてる元エージェントのギホン(コン・ユ)
国家の極秘プロジェクトで誕生した人類初のクローン・ソボク(パク・ボゴム)の極秘裏の移送と護衛の任務をある条件と引換えに請負うがクロー
>>続きを読む