ryodanさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

2.2

評価できる点は、調理場の掃除の時間があった事。これはかなり画期的だなと思ったかな。かなり端折って描いているので現実感に乏しく、説得力がなさすぎる。ただ料理業界の超ブラックな体質はよく出ていたと思う。い>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

5.0

素晴らしくよく出来た作品。ハリウッドの真実追求モノは、絶対によく出来ているし感動的な話も多い。今作も期待通りの展開だった。ただ今作が更によく出来ていたのは、真実を解明しようとする記者達、被害者達をカメ>>続きを読む

ザ・クーリエ(2019年製作の映画)

4.0

個人的にすごく楽しんだ作品。ただ予算配分がだいぶ間違えてない??っていうツッコミ所はある。まぁ御愛嬌でしょうね。O・キュリレンコの魅力満載!地下駐車場から出ない設定というのも面白い!口数多くて過去シー>>続きを読む

甘い人生(2005年製作の映画)

3.8

これほどまでにナルシスティックなほど、構図にこだわりまくった作品は見た事がない。そして美意識過剰な演出で、これまたクソかっこいいイ・ビョンホン。あ~甘ったるい作品か、と思ってみるとどうも微妙に違う、ズ>>続きを読む

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

4.2

超個性的作品。ダークスリラーな雰囲気を出しているが、基本となるベースの話は一人の女性のドラマ。小さな村で自分らしく生きれない女性の葛藤が、過去の惨事と自分の子供の特殊な能力でリンクし、謎解きへと導いて>>続きを読む

ウクライナ・オン・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.2

O・ストーンが製作総指揮に名を連ねているので、彼をどう捉えるか、「JFK」を陰謀論と捉えれるかで評価が分かれそう。自分には、ある程度正確性があるなと思った。対共産圏の防衛ラインの最前線であり、対NAT>>続きを読む

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

3.0

90日間に及ぶ抵抗運動を色んな映像でつなぎ合わせた作品。とは言え、筋書きがあるので制作陣の意図を汲めば、勇敢なウクライナ人の誇りみたいなものが見えてくる。市民がこんなにも参加する抵抗運動は、一種圧巻で>>続きを読む

アンストッパブル(2010年製作の映画)

5.0

今後のスコット作品はないと思うと何だか寂しい限りで。。。単純設定に特化して重々しい鉄の塊とペンシルベニア州の風景とが凄くマッチして画的には最高の仕上がりを感じました。スコットらしい男臭い話。すごく面白>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

5.0

映像の持つ力を久しぶりに感じた。抑圧された社会から脱走しようとする話。二転三転するストーリーテリングの巧さに最後まで目が離せない。今ではそういう時代にあったであろうと想像する行き過ぎた描写を、真正面か>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.1

ターがジュリアードで論じる音楽論にウソはないと思った。心底、彼女は音楽を愛し、いつだって音楽に対して真摯であり続けた。しかし人間にはそれが出来なかった。人を信用せず、邪魔なものは排除していた。自分が持>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

5.0

素晴らしい作品。主演の二人の演技がね。多感な10代のロードムービー。時代設定が80年代っぽくて、あの時代の空気感が良く出ています。夏休み映画というものがあるとするならば、これは子を持つ親が見るべき作品>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.9

前評判や売り文句があざとく感じて、ずっと見ないでいた作品。見てみたら全然見やすい(変かな??)。ハッキリ言って塚本監督の「野火」の方がはるかにエグイ。どちらかと言うと、今作は寓話的な作りになっていて、>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

作品の質は高いものの、ベースとなるギリシャ悲劇にかなり寄せているせいか、生々しさがあまりない。「憎しみの連鎖を断つ」という締めの言葉にも歯が浮いて仕方がなかった。見ている側に作品との一定の距離感を保つ>>続きを読む

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.9

映像が素晴らしい。単純な設定ながら、アーティスティックな表現で、今まで見た事がない感触。求められているものを、しっかりと盛り込みながら、監督の感性が光る作品に仕上がっています。個人的に「KILL BI>>続きを読む

アルカディア(2017年製作の映画)

3.6

アイディアが詰まった作品。曲がりなりにも世界観を理解しようとする受け手をことごとく置いてけぼりにしてくれる作品。意図的に分からなくていいというメッセージなので、楽は楽な作品です。不可解な地帯に足を踏み>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

昔のCMじゃないけど、「幸せ」ってなんだっけ?って自問したくなるような作品でした。この作品の場合、三人が主人公だと思うんだよね。お互いがお互いを拠り所にして、なんとか生きている。でも互いに互いの関係を>>続きを読む

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

あの頃が良かったなんて一度も思ったことはない。この作品は過去に戻って何かする作品では全くなく、実は常に現在進行形で時間は流れている。ありがちな過去の事件を食い止めるべく、過去に戻って奮闘する系の作品と>>続きを読む

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.3

なかなか釈然としなかった。罪の意識って、「あんな事するんじゃなかった」じゃなくて「これでよかった」と思えば報われるみたいな解釈がどうもしっくりこなかった。結局、主人公も何度も自殺のループを繰り返さなき>>続きを読む

明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

3.7

主人公の奥さん、超カワイイ。農協を作るというメチャメチャ私利私欲じゃない動機で、既にもう涙腺が緩む(笑)。奪われたものは取り返す、真っ当な理由に真っ当な動機も加わり、もうこれは応援するしかない!金庫に>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

4.1

なかなかの大スペクタクルな作品。犯人の動機なんかどうでもよくて、関わる全ての人達が最終的にいろんなものを乗り越えて一致団結するという、情に訴えかけるところが、お国柄なのかなとも思っています。成田に着陸>>続きを読む

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.4

アトラクション気分で見て楽しむ作品。一作目の良いところをしっかり踏襲して、クオリティ高いですね。コミカルな場面も面白いし。R・ダーン、S・ニールも戻ってきて。盤石な続編でした。

ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡(2008年製作の映画)

3.2

こちらの勝手な想像が悪いのでしょうが、「パリスの審判」って、もっとドラマティックなものだと思ってました。結構こじんまりしてて。まぁ、どこまでが事実なのかが分からないので何ともですが。いずれにせよ、スパ>>続きを読む

ヒッチャー(1986年製作の映画)

5.0

80年代にこんな傑作があったなんて!ただ当時ではあまり評価されなかったでしょうね。際立ち過ぎた設定がかえって仇になる感じ。そう!この理由のない恐怖とでも言いましょうか、「激突!」のように追いつ追われつ>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.2

ドラマ部分がかなり強調された珍しい続編。E・ブラントの出番がかなり少ない印象。残念。。C・マーフィ、なんで今作に出ようと思ったんだろ??彼を起用した事による作品全体の違和感が終始まとわりついて、何とも>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.7

この作品、ミカンとレモンの関係性が一番ドラマティックだったな。主人公のブラピが狂言回し的な役回りだから、ブラピ目当てだとそうでもない作品にはなるね。やたら運命論が登場してくるあたり、新幹線に乗り込んだ>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

4.3

ここまで来たかっ!不条理設定。これはこれでアリですね。見ている側が不条理設定に共通認識があるから成功するんだよね。それが過去に実在していたんだからゾッとするし、目の付け所がイイね。序盤から黒人奴隷時代>>続きを読む

私は確信する(2018年製作の映画)

4.0

無罪を勝ち取ると言うよりも、冤罪の危険性というメッセージの方が強く感じた。冤罪の主な原因は二つ。一つは警察の初動捜査のミス、もう一つは捜査の段階で何らかの圧力が加わるケース。前者は捜査のミスをミスと認>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.8

かなり個性的な作品。最近、時代モノにハマってますね。なんか衣装の下が泥でグチャグチャになる描写がたまらなくて。もう、ぬかるみ最高!!その時代の厳しさが垣間見えてた気がしてね。キャンプするようになってか>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

3.4

公開当時の印象も記憶もなく。。。「あんまり面白くなかった」っていう後味だけが。見直してやっぱ面白くなかったぁ。。。でも発見!!あの「フルメタルジャケット」のあの人がぁぁ!!さすがFilmarks!!そ>>続きを読む

ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

3.8

映像表現がとにかく面白い。話の内容はかなり雑。というか映像表現に負けてしまった感がある気がする。色調がやや暗めで、難民収容所や病院、主人公の自宅など、どこか近未来感があり、設定が現代ということを忘れて>>続きを読む

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.7

好みがはっきり分かれそうな作品。復讐モノとして見てたら、だんだん様相が違ってきて。。。ただこの作品には、ここで描かれている長い長い道中がかなり重要な役割があって、復讐には復讐だけど、殺されるべき男の所>>続きを読む

シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―(2021年製作の映画)

3.6

なかなか面白い話でした。追う側と追われる側の攻防が終盤になって、追う側も追われる側になる。そこフィクションかと思ったら、ノンフィクションだったとはね。リバタリアンの何がムカつくかって、既存の枠組みの中>>続きを読む

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

面白いか?と聞かれれば、そうでもない。けどなんか引っ掛かる。そんな作品。R・パイクが演じる強烈キャラは、グローバル経済の根幹にあるモチベーション。カネ儲けにフェアプレーもへったくれもない。騙すより騙さ>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

結末がヨカッタ。主人公がどんどん道を外れて暴走していく話、もうそういうジャンルとしてあるけど、だいたい結末は同じ。自分の行動の代償が結末に来る。でも、これは違った。結末からさらにアクセル踏み込んでいく>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

雰囲気が最高な作品。とにかく理由や因果関係が全く分からない。そこが魅力かな?キリスト教の過度な信仰心は自己陶酔にしか見えなかった。言い過ぎ??人間が自分を律する理由は、とにもかくにも自分自身がそもそも>>続きを読む

2ガンズ(2013年製作の映画)

4.0

互いに期待通りの芝居。まぁ、どこかで見たようなキャラクターではあるけれども。基本ストーリーが騙し合いの連続で、犯罪小説のような運び。最後のメキシカン・スタンドオフも最高。なんだろ?アメリカのダイナーと>>続きを読む