リプリーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

キングダム II 第3章/第4章(1997年製作の映画)

4.2

続けて鑑賞!ざっくり合計10時間程度の映画体験は、個人的に過去最長にして最高でした。

爆笑度はパート1よりもグッとパワーアップしていて、車椅子や、カーテン越しから見えるアレ、トラに襲われそうになって
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キングダム(1994年製作の映画)

4.1

まずは、パート1(エピソード4まで)完走!
登場人物配置とか場面、場面とかスティーヴン・キング版は、割と忠実にやってたんだな、などと思いながら、なにこれ!無茶苦茶面白いじゃん!となった。

各エピソー
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.1

噂には聞いていたが、これはなかなかの良作。
とある団地に越してきた主人公一家。そこに住む子どもたちはやがて超能力を覚醒させていき、物語は思わぬ残酷な方向に進んでいく。

子どもの成長、あふれ出る衝動の
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封印映像 呪われた森(2009年製作の映画)

3.2

うだるような暑さの日にはやはりホラーを見たくなるもの…まあホラーなんて年中見たくなるが…。

いきなり自分事になるが一時期映像やらイベント系の下請け会社で働いていた時期があり、その時の上司(ディレクタ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.1

これはなかなか愉快な作品。
モデルになったアモルト神父ってどこかで…と思っていたらウィリアム・フリードキン監督のドキュメンタリーをしっかり見ていた。内容に関してはほとんど覚えてないが…。
それはさてお
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.4

IMAXレーザー2D字幕版にて先行上映見てきました!
ミッション・インポッシブルシリーズ最新作、今年の夏のアクションエンタメ超大作として僕は大・満・足!大満足でした!
マクガフィンが今どきで、起こりう
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ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

3.2

水中×幽霊屋敷、という組み合わせにホラーファンとしてはこれは楽しいに決まってる、と期待していた。そして、監督はあの屋敷女コンビ。単なるスラッシャー系ではなく、「リヴィッド」的なゴシックホラー路線かも…>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

※ネタバレ的なことは書きませんが、まっさらな状態でみたい人は言うまでもなく、読まないほうがいいと思います※


宮崎駿監督含むジブリ作品を片手で数えられる程度(さすがに片手を少しオーバーするくらいかも
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悪の教典(2012年製作の映画)

4.2

久しぶりの再鑑賞。
初めては原作を読んだうえで、見たが上下巻に渡る物語を映画的に気持ちいい部分、楽しい部分を凝縮した脚色に感心したものだ。
今回見ても三池崇史監督傑作の一つである、という意見は変わらな
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.4

前作以上にキャッチーなルックであっという間に世界観に引き込まれてしまった。
あの老婆の若かりし頃を描くなんて…とやや懐疑的だったが、パールの運命に胸が締め付けられる思いがした。
もちろんホラーとしてサ
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カルト(2012年製作の映画)

4.0

白石晃士監督らしさがあり、なおかつオススメは? と聞かれれ、かつシリーズが長い怖すぎを除く場合、僕は本作を勧める。今回久しぶりの再鑑賞だったが、少なくとも5回位は見ているし、それだけ見やすくかつ面白い>>続きを読む

ジャイアント・ピーチ(1996年製作の映画)

3.8

実写とアニメーションが融合した世界観は見ているだけで楽しいもの。お話的にはあくまで子ども向けファンタジーではあるが、キリギリス、ムカデ、蜘蛛、てんとう虫とそれぞれキャラが立っておりその掛け合いがなかな>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

レーザーIMAX2D字幕版にて。

一作目〜三作目は、テレビのロードショーで、四作目はリアルタイムに劇場で見た世代(どうでもいい話:問題の四作目は、初めての映画デートという思い出補正もあり、嫌いではな
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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

3.8

内田英治×片山慎三W監督作品。
全6章を3章ずつ撮るという少し変わった作り。まったく面白い試みをするな、と思う。
そんな変わり種を実現するために用意したのは探偵もの、というジャンルの枠組み。
監督本人
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.8

たまにはこういう激シブ映画もいい!
ポール・シュレイダー監督に関しては、マーティン・スコセッシ監督作品の脚本家的なことすら後々知った不勉強な身なので、きちんと意識して見るのは今回が初めて。
音楽なのか
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.3

「ミンナのウタ」「禁じられた遊び」、そして本作と清水崇、中田秀夫の作品がズラリと並ぶ今年のJホラー。いつまでこの二人に撮らすのだ…キャスト面で興収は担保しつつ、監督は若手に譲るべきでは? とは思うがま>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.9

思っていたより全然良かった。
恐怖の人形モノ、の中にAI的な要素を入れる発想自体は真新しさはないが、丁寧に作られたドラマとフレッシュな見せ場、エンタメとしてツボを押さえた展開で自然と惹きつけてくれる。
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.3

ドルビーシネマ2D字幕版にて。
いわゆる(ザック)スナイダーバースの頃から構想があった本作。現在のDC立て直しによるストーリーへの影響も少なからずあっただろうし、色々不安な人も多かったのではないだろう
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.7

ドルビーシネマ2D字幕版にて。
ちょっともうトンデモナイものを見た。
前作でも十分驚かせてくれたが、それが前菜です、とも言わんばかりにオープニングから畳み掛けてくる。
アクションシーンはほとんどカオス
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

4.0

原作漫画は未読。監督の過去作は未見で、フィルモグラフィを見てもそそられるものがない。
10代の主人公(朴訥な男子)が居候した先に美人でワケありのお姉さんがいた的な設定。本来なら見るはずもない作品なのだ
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苦い涙(2022年製作の映画)

4.1

「恋なんてしない」みたいな話をしたかと思えば、美男子が出てくれば話は別、とばかりにすぐに関係を持つ。
「君を苛立たせるよ」という彼の言う通り破滅の香りがプンプン漂っているのに同棲を開始して…。

とこ
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

監督・是枝裕和、脚本・坂元裕二。
この布陣を聞いて邦画好き、日本のドラマ好きなら勝手にハードルをマックスまで上げていたはずだ。

そしてその期待は裏切らなかった。
完成度と言う意味においては間違いなく
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.2

予告から気にはなっていてチェックしていたが、監督の前作「ヴィレッジ」が恐ろしくハマらなかったので、躊躇してしまった。
結論、むちゃくちゃ面白く、見ている間の「楽しいな〜」「面白いな〜」「ワクワクするな
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

3.6

あんまり期待せず行ったが僕は結構楽しめた。
予告編からどうやって恐竜時代の地球に不時着するんだ?という誰もが感じた疑問をある方法で解消してくれるのだが、イマイチそれが生かせてないとか、宇宙を渡航する技
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.1

色々思うことはあったが、ドラマシリーズ含め完全に高橋露伴のファンになっているので、ほんの少し上乗せしてこの点数。

ドラマ版の感想でも書いたが僕はジョジョ弱者で、ドラマ版にハマってから原作「動かない」
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.6

映画の感想でこんなことを言うのはどうかと思うが「普通」だった。
何も貶しているわけではなく、ストーリーもこのシリーズのツボを押さえた王道のものに感じるし、初監督作となるマイケルBジョーダンの演出も光る
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食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

3.5

ちなみにこの作品に関しての点数は、ほぼ評価不能。つまりゼロにしたいのだが、それはそれで何だかな気もするので半分の点数といった感じです。


食人族を劇場で見れる、このチャンスを逃すまいと駆け込み鑑賞。
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

2D吹替版にて。
元々僕はゲーム弱者で、スーパーマリオに関してはキャラクターや世界観に対する一般常識的な知識はあるものの、思い入れはほぼゼロと言っていい(もちろん、カートやらテニスは友人と幼少期にプレ
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姑獲鳥の夏(2005年製作の映画)

3.8

僕は学生時代から原作者である京極夏彦氏のファンで、本作・姑獲鳥の夏はそのきっかけの作品。
そして初めて映画を見たとき「え〜」とえらくガッカリした。でもしばらくするとまた見たくなり同じ感想を抱く。
そし
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N号棟(2021年製作の映画)

3.8

前々から気になっていた作品で、ようやく鑑賞。
幽霊団地と噂され、廃墟とされている場所に来た大学生3人。しかし、そこは廃墟などではなく奇妙な住人がいて、次々と怪奇現象が起こるのだった。というもので、設定
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.9

公開初日!IMAXレーザーGT3D字幕版にて鑑賞。
三部作シリーズの最後、などと言うがほとんどの作品がMCUという巨大な物語に奉仕する形になっている作品が多い気がす。近作だと「アントマン&ワスプ クア
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.3

間違いなく今年ベスト級。
サスペンス映画として文句なしに面白い上、確かに観客へ重いものを突きつけてくるし、価値観が揺らぎ、恐れおののいてしまう体験ができる。
アリ・アッバシ監督は、間違いなく僕の中で新
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カカリ-憑-(2022年製作の映画)

3.5

寺内康太郎脚本作品ということで鑑賞。
ユーチューバーであり、数々の心霊体験を持つシルクロードを主人公に据えたフェイクドキュメンタリーな作りでありながら、演出的には意外というべきさか、いわゆるJホラーど
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.5

好きな方には申し訳ないが、僕はまったくハマらなかった。
タイトルや予告編から閉塞感のある村で起きるサスペンス、何なら土着ホラー的なものを期待したが、そこで繰り広げられたのは、一人の男の栄枯盛衰物語、メ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.2

文句なしの「お仕事映画」の傑作!という感じ。
予告編から見てもわかる通り、ナイキが期待の新人(後に誰もが知るアスリートになる)マイケル・ジョーダンと契約を取るべく奮闘する話で、当時ナイキのバスケットボ
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.5

一応このシリーズは全部劇場で見ているので駆け付けてきた。
さて、ハロウィンシリーズ完結編(色々なかったことにされている過去作もあるがややこしいのでその辺の事情は割愛)にあたる訳だが、これはどうなんだろ
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