サクラクエストのアニメ情報・感想・評価・動画配信

『サクラクエスト』に投稿された感想・評価

もこもも

もこももの感想・評価

4.2
0
田舎町・間野山の観光大使に就任した小春由乃たちの町おこしを描いた青春お仕事アニメ

P.A.WORKSのお仕事シリーズ
ただただ純粋にめっちゃ良い作品
田舎町を舞台に描かれた仲間愛や
人との繋がり、一生懸命な輝き、
気付き、成長、人生や仕事に対する
考え方に深みと励ましと温もりを抱く
由乃の成長にとっても心温まると同時に、
なにも成長していない自分に焦りを感じて、
自分も自分を見つめ直そうと思わされた

「東京にはなんでもあります
 なんだって出来ます」

手違いだらけのハプニングで
廃れたミニ独立国・チュパカブラ王国の
国王を1年間務めることになった小春由乃
振り返れば由乃の成長を強く実感する
特別したいことは何もないのに
田舎は嫌、あれは嫌、これは嫌
東京にいたいけど特に理由はなく
いつかどこかで働けるだろうと
ぼんやりとしたプランで生きている
そんな最初の由乃に強く共感させられた

「間野山の人たちにとって
 大事なものってなんだろう
 時が過ぎても忘れられないものってなんだろう
 間野山にしかないなにか、
 みんなの心にずっと残り続けるなにか、
 それがなんなのか、
 国王になったばかりの私にはまだ分かりません
 でも、それをこれから1年かけて
 町の人たちと見つけていきたい」

この作品のいいところは
リアルな描写が多いところ
人との関係性とか人の考えとか
行動による影響力とかが凄いリアル
最初の饅頭1000箱売るくだりのところも
5人の絆は強まったけど結果としては
10箱くらいしか売れなかったこととか、
まだ町の事を知らないし、町に愛着はないけど
しおり、真希、凛々子、早苗との友情で
国王としてやっていく決心が固まることとか、
建国祭でたくさんの人が来たけど
終わったらいつもの人がいない町に
悲しさと寂しさを感じちゃうところとか
他にも沢山リアルな心情描写があって、
やからこそ由乃たちの行動で変わっていく
町の人々の姿に温かみと勇気と励ましを貰えた

⚫︎悩みや過去を通したリアルな心情描写

「別に私じゃなくていいんだ
 私がいなくても世界は
 何の問題もなく回っていくんだって
 そしたら急に全部馬鹿らしくなって」

5人の過去や悩みもリアルやから
感情移入していっぱい共感させられる
早苗が過去を語るこのセリフは心に残ってる
このことを分かってる人は多いと思うけど
実際の職場でそうは言えないって
感じてる人も少なからずいるように思う
実際自分の友人は終電帰りばっかりで
自分が抜けちゃったらって思ってたから
そうじゃないよ、大丈夫って言葉で伝えた

「それで食べていけとは言っていない
 好きなものを好きで居続けるのが
 そんなに苦しいことなのか?」

真希の悩みもリアルやね
好きなことを出来ることも幸せやけど
好きやからこそ辛いこともあるし
好きなだけやったら息詰まることもある
好きなことをやっていく覚悟がないことに
気付かされて挫折することもある
でも、だからこそお父さんの言葉が胸に響いた

「いつまでも変わらない生活なんてないんだよ」

しおりの気持ちがめっちゃ分かる
間野山が大好きでそこにいる人が大好きで
だからいずれ変わっていく家族の形に
不安と不満を感じちゃう気持ち
自分も似たようなことを親に言われて
もちろんそれが優しさって分かるけど
自分は家族の側に居たいって思ったから
しおりにめっちゃ感情移入しちゃった
C級グルメの時のしおりの成長と覚悟が響く
思い出の家が燃やされる時の
しおりの嘆きには胸が熱くなった

⚫︎キャラクター

由乃
真っ直ぐ成長していく姿に感動
最初は親近感を感じてたのに
終盤は遠く離れた存在に感じて、
それぐらい成長していく由乃は輝いてた
元気な明るさとバカな真っ直ぐさが愛おしい
あとシンプルにめっちゃ可愛い

しおり
いつも優しくて温かくてしっかりもので
芯が強いところも天然なところもあって
地元を家族を人を大切にしてるしおりが大好き
しおりに「だんないよ」って言われたいなぁ
それだけでなんでも頑張れそうな気がする
フォローじゃないフォローも愛おしいし、
酔った姿も可愛い農業の服装も似合い過ぎて可愛い

丑松のじじい
「おれはこの町を目覚めさせてやる」
確かに短気でバカで無茶やけど
熱い気持ちと行動力を持ってて
なにより間野山の為に何かをしたい
っていう気持ちがほんまに強く伝わってくる
ロックでロマンと情熱があって男としてかっこいい
由乃をだんだんと認めていくのも好き
過去の話ではやっぱり誰しも若い時があって
青春時代があることを改めて感じてほっこり
夢よりも家族を大事にした気持ち
夢を間野山で叶えようと決心した覚悟
それは決して責められることじゃないね

サンダルさん
颯爽と現れて放つセリフがいちいちツボ
グアム旅行の「誰か一緒に行ってください」と
「中トロならやぶさかではありません」が特に好き
みずち祭が盛り上がる中、曾祖母と曾祖夫の
名前が記された功労碑にもたれて1人夜桜を
眺めながらの「アメイジング」にほっこりした
毎話の次回予告の言い方好き

「始まりはミステイクじゃったが
 お主はようやっとる
 国王の名に恥じぬ働きじゃちゅぱ」

町を人を変えることの難しさ
そりゃ1人を変えるのだって難しいのに
知らない多くの人を変えるなんて
そんな簡単にできるわけがない
でもだからって諦めるんじゃなくて
少しでもちょっとでも変えれるようにと
行動を起こし続ける5人に胸が温かくなる
大人たちの町が変わるわけないと思ってるけど
廃れる町に何も思わないわけじゃないのもリアル
この作品を観て初めてシャッターの閉まった
店が
沢山ある商店街の理由が分かった

「どんな木だって欄干になったり靴になったり、
 作る人によって違うものが生まれるみたいに、
 どんな仕事にだって代わりはいても、
 結果はその人にしか出せないことがある」

エリカちゃんの家出の話で帰ってきた
エリカに弟が泣いたシーンが胸に残ってる
やっぱり1番大切やのは人やなぁって
魅力も大事やけど結局そこに居たいと
思えるのは人の温かみなのかもって
エリカちゃんの家出の件で子供が住みたいと思う
街にしようって思える大人たちが良かった

「人を守ることが自分を守ることに繋がる」

C級グルメ試食会のくだりが
しおり以外みんな尖りすぎてて好き
凛々子の魔女レシピが意外とツボ
フライングヌードルがアホすぎて好き
大そうめん博の時もみずち祭りの時も
凛々子の『龍の唄』がとっても胸に響く
田舎に住む人の知恵やものの考え方に
深みを感じた蕨矢集落の話も胸に残ってる

「間野山に住む一人一人が自分から何かを
 変えようと思わなきゃダメなんです
 多数決で物事が進められてそれが誰かの
 犠牲の上に成り立つものなんだったら
 それはもう町おこしじゃありません
 ただの開発です」

みずち祭りに向かって
みんなが一つになる姿に
どうしようもなく胸が温まる
外の人じゃなくて町の人たちが
楽しみにして前向きに頑張る姿が素敵
灯籠が並んだ商店街も桜も美しい
5人それぞれの進路に寂しさも感じるけど
それよりもやっぱり嬉しいってのが1番
ラストの電車に乗る由乃向けた別れに感動して
丑松のじじいの「小春由乃ーここはお前の町じゃ
いつでも帰ってこーーい」には涙が滲んだ
数年後に絶対もう一回観よ

1期2期を通してOPもEDも
大好きな(K)NoW_NAMEが担当してて
全部好きやけど1期OPが1番好き
NIKIIEさんって歌声とか歌い方が
ちょっとaikoに似てるなって思った

「普通じゃない仕事も
 それが毎日続けば普通になるし
 普通の仕事だってそこに刺激を見つけられれば
 普通じゃなくなるからね
 確かに東京は色んな刺激に溢れてる
 でも外から与えられる刺激じゃなくて
 どこにいても自分で探せる刺激もある
 どんな仕事だってその中に自分で刺激を見つけて
 どんどん面白くしていけばいい、今はそう思う」

⚫︎1期
OP : (K)NoW_NAME『Morning Glory』
(K)NoW_NAME『Lupinus』
ED : (K)NoW_NAME『Freesia』
(K)NoW_NAME『Baby's Breath』
だいすけ

だいすけの感想・評価

4.7
0
素晴らしい作品でした!

【ネタばれ⚠️あり】

就職浪人の木春由乃がひょんなことから
縁もゆかりも無い田舎町、間野山に
「国王」として迎えられる。

就任期間は1年。
日本の地方、田舎が抱える問題を
ユーモラスを交えて描いてて
ただ単に面白いだけでなく考えさせ
られる内容でもありました。

間野山の歴史が上手く取り入れ
られてて、それが物語に重みを
持たせてました。

間野山は架空の町だけど
富山県南砺市がモデルだそう。
いやあ、聖地巡礼したい!
きし

きしの感想・評価

3.5
0
他人事を自分事にしていくのえらい
SHIROBAKOに引き続き自分勝手な男が出てきたが、SHIROBAKOに出てきた人より愛せた
こめ

こめの感想・評価

4.0
0
自分たちの在りようを模索しながら町おこしに奮闘する面々の姿に引き込まれる。

終盤の路線バス問題で主人公の行動に共感できず、そこからだんだん感情移入の度合いが下がってしまった。

任期が終わったあとの主人公の行く先は、別の町で同じことを、ということなのだろうか。
終わってみれば話のまとめ方も小ぎれいすぎて、途中まで高く保たれていた共感や感動が薄れてしまった。
リピア

リピアの感想・評価

3.5
0
働く女の子シリーズ
SHIROBAKOほどではなかったかな〜
それでも頑張る姿に元気もらえた!
タコブネ

タコブネの感想・評価

4.3
0
地域おこしの現実がうまく伝わりつつ、登場人物それぞれの葛藤と頑張り、成長が見られてめちゃくちゃ面白かった。キャラの魅力もあり、応援したくなる。できればまた見たい。

このレビューはネタバレを含みます

すごく良かった。
ずっと見てみたいと思ってたんだけど、やっと配信されたので見た。

1話の冒頭の就活のシーンはかなりきつい・・・。コメディっぽくきつさ薄めてるけど、この辛さは分かる・・・。
自分に特別な何かがあるわけではないけど、特別な存在に憧れてしまう・・・けど何もないから特別な存在どころか必要とさえされない泣 この時点で応援したくなるね泣

田舎を舞台にしてる作品は色々あるけど、ここまで町をメインに据えてる作品も中々無いのでは?
田舎の問題をいくつも描いてて「不便で退廃的なところだ」と思ってしまうのに、最後まで見終わると不思議とこの町を応援したくなる。

ただ田舎を舞台にしているだけではなく、描かれている町がきちんとこの作品の主軸になっている。
町が物語とキャラクターを作ってたから、この町をもっと見ていたいとさえ思えた。

町おこしの活動で色々と奮闘する姿は見てて楽しい。それがいい結果にならないこともあるけど、町おこしの難しさが分かるというか、一個人としてもよっぽど興味を惹かれることがない限り「田舎に行こう」という気持ちには中々ならないから、「まぁそんなもんだよなぁ・・・」という納得感もあった。

例えば物語中盤、Ptolemaiosというバンドグループが間野山でライブするという話で、間野山の外から多くの人が来てくれることをみんな期待してたけど、結果的に受け入れる体制もなけりゃ、ライブが終われば二度と間野山に来る人もいないという苦い回は結構好きだった。

印象に残ってるシーンはたくさんあるけど、あえて細かいシーンで言うと、エリカさんが家出をする回でみんなが間野山を出たいという気持ちを持っていることに対して、しおりさんが自分は一度も間野山を出たいと思ったことが無かったため「間野山から出たいと思うのが普通?自分がおかしい?」と自分自身に疑問を持ちはじめた展開はなんか好きだった。

あと、その話で言うと「次の世代にこの町を好きになってもらうためには大人が頑張らなきゃ」みたいなオチがついてて「偉い!」って思いました!

キャラクター達が会話してる時の雰囲気も好きでした。
ぷりん

ぷりんの感想・評価

4.5
0
就活に失敗しまくった主人公があるキッカケから田舎の町おこしに協力するヒューマンドラマ。
なんと言ってもそのタイトルからは想像つかない現実味のあるストーリーが魅力。町おこしとは何を指すのか…人を呼ぶこと?シャッター街を再生することか?
どのキャラクターも自分の考えを持ち、当たり前に展開するこの現実味溢れるストーリーは今のアニメじゃめったに見られない。また、その展開も非常に自然な流れで進んでいく。
若干OPの雰囲気が合わなかったり、最終話作画がおかしかったりするがそれを引いても個人的にはストーリーが良かったと思えた良作。
P.A.お得意お仕事系アニメ。
若々しくキラキラしているわけではないけれど、現実のシリアスに打ちひしがれるほどでもないという、言ってしまえば可もなく不可もなくな感じではあったけれど、ラストは少し感慨深い気持ちになったりもして気分は良かった。

主人公の最初の動機は若干弱いかなと思ったが、変に擦れてなくて気持ちのいい性格だったのでなんだか勢いでさもありなんと思わせられる心地よさがあった。
周りのキャラも気に障るものではなく、むしろめちゃ有能で、声優の良さもあって、純粋にいて欲しいと思えるものだった。

町おこしということで、沢山の人々を呼んで村全体を大勢で賑やかに、人一杯の王国を目指したりするものではなく、そもそもの村自体、そこに生き、暮らす人々を活気づけるというアプローチが良くて、ドラマも作りやすく、これが本質的な復興というものではないかとか思ったりした。
最初と最後に印象的な桜のイメージ。一回りする季節も感じられてすごく良くて、しっかり2クールかけてやる意義があると思える作品だった。


もはやこの方のキャラデザに実家のような安心感を覚えるようになっている。
ずっと配信待ってた
PA WORKSさんやっぱいい仕事するなー、お仕事系はハズレないね。
天真爛漫系主人公って見ててイライラするけど、由乃たんから元気もらえました。
開発ではなく、町おこしって言葉グッときました。まさか年寄りたちがIT使いこなせるとは、、今風の町おこしのやり方、解決策が社会問題にコミットしていて面白かった。
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