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The Soul Taker 〜魂狩〜
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『The Soul Taker 〜魂狩〜』のエピソード情報

悪魔の紋章 篇

うつし世は夢 篇

髑髏と少女 篇

蠢く闇 篇

人外魔境 篇

成層圏魔城 篇

女人の果て 篇

地獄の仮面 篇

死美人の幻影 篇

虚無への供物 篇

孤島の鬼 篇

黒衣の聖母 篇

少女地獄 変

『The Soul Taker 〜魂狩〜』に投稿された感想・評価

4.3
0
『シスター・プリンセス』×『デビルマン』。趣味を無造作にゴッタ煮したような、WOWOW製作らしい垢抜けなさが漂う。ただ、決して悪い作品ではない。後年にシャフトと組んで連発する抽象的でグラフィカルな「新房演出」が炸裂している。動かせるだけの人員もカネもない現場で、どう持たせるかの手練手管に優れた流石の出崎フォロワー。巷で噂されるほど作画は崩壊していないが、演出のテンションが後半に行くにつれ下がっていくのが残念。この時期の深夜アニメには殆ど当て嵌まるのかも知れないが、凄まじいエヴァ臭だ。いやまあ新房と庵野は同世代だから似てくるのは仕方ないとも言えるが、それにしたって、ではある。天使と悪魔の力を身に着けた主人公が、世界の存亡を賭けた戦いに立ち向かう。しつこく己の存在意義で苦悩する。主人公・伊達京介は不条理な運命に苦しめられるが、必要以上に苛め抜く姿勢は伊藤計劃曰くの「持衰もの」に該当する。斎賀みつきの芝居は時折緒方恵美にしか聴こえない――いやさ「碇シンジっぽく演ってくれ」とディレクションされているとしか思えない。美少年が徹底して酷い目に合う。妹から複製された複数且つ年上の妹(は?)というパラノイア丸出しの舞台立ては綾波レイ的だが、コレはどっちかっつうと夢野久作や中井英夫といった古典ミステリや幻想文学がベースになっている気がする。何せ最終話のタイトルが「少女地獄篇」なんだぜ。黒幕の動機が「愛する死者ともう一度会いたい」である点も碇ゲンドウ過ぎる。ラスボスである妹・琉奈を救うのか、人類全体を採るのか。どちらかのセカイを選ぶ二者択一は人類補完計画に他ならない。果たして、京介の決断は――ズバリ、妹と人類の両方を救うのである。トロッコ問題を蹴っ飛ばし有り得ない正解を選び取ってしまう。これこそ正義の味方であり、ジャンルから逸脱したエヴァとは異なる誠実な着地だ。奇天烈な映像に誤魔化されそうになるが、ソウルテイカーの冠がテイク(奪う)者からテイカー(救う)者へと変遷していく経緯も含めて真っ当に出来ている。新房監督自らそれこそ『ワルプルギスの廻天』ばりの豪華絢爛な映像で飾り付け、脚本を練り直してブラッシュアップのちリメイクすれば名作になる余地は十分にある。まーもうセカイ系は流行らないらしいから……。ベストは第4話「蠢く闇篇」。精神に寄生するホスピタルの怪人・サイコドクター鳴神によって、希死念慮に囚われた少女を人知れず救う京介という構図に加え、喧喧囂囂しながら付き合うシローと小麦の三人によるロードムービー的な詩情も醸されており、本作の一筋縄ではいかない味わいが最も端的に出ていると思われ。
瀧
3.0
0
新房版マーベル
尖りの強い初期新房昭之。
作画と演出、小麦ちゃんのキャラの濃さは神。あとJAM Projectの主題歌が激アツ。

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