リドスコの新作を封切りで観るのは『エクソダス』以来か。こんなもん片手間で一丁上がりと言わんばかりの手抜き仕事に思えるが、無添加で着色料を一切使ってませんみたいな味わいのディストピア映画として楽しめる。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いやよく分かんねーよ。エンドロール後、見滝原市の全景からカメラが引いて街を覆う巨大な壁が映し出される。またしても陰謀を企てるインキュベーターと新たな魔法少女……。資本主義という名の円環の理に導かれた結>>続きを読む
印象深い原作の一文がある。“ただし、こういうことはいえるかもしれない、と思った。下北沢の、自宅と駅の行き帰りの道で、佐竹は小学生と思われるダウン症の少女と挨拶をかわすことがある。はじめに、コンニチハと>>続きを読む
バッドエンド√が確定した後の事後処理を延々と見せつけられているような厭さがあった。当人は一大決心をして過去を振り切ったつもりでも、命を絶たれない限り人生はダラダラと不本意に終わりが見えない。観客は映画>>続きを読む
「映画とは何か」。胡散臭く漠然とした問いに、出崎統は一つの答えを示している。つまり、映画とは時間を操ることなのだ。ありとあらゆる技法を使い、登場人物が体験する僅か数秒を永遠かのように演出する。三回パン>>続きを読む
成熟しかけるまどかを本当に縛り付けているのは、クレイジーサイコレズ・ほむらではなくセカイの外部からインキュベーターの如く観測を続ける作り手自身だろう。関係性の永続を望む観客こそが真の邪悪ではないのか。>>続きを読む
TV版のオープニングが流れた時はアマプラの故障かと思った。ミもフタもない言い方になるが、1クールのアニメを前後編4時間の映画にしても総集編感が全くない。細かい差異はあるのだろう。だがどうせ総集編と銘打>>続きを読む
新規に描き下ろされたオープニングに原画・梅津泰臣!この辺りからシャフトと懇意になって『ヴァージン・パンク』へ繋がるんだな。13年掛かってっけど!どうせなら気合いを入れた変身バンク(正確にはバンクしてな>>続きを読む
これ、事前に恐竜が出ることは伏せておいた方が良かったんじゃないスかね。シャマランの『サイン』が矢追映像を隠匿していたように。「宇宙人かと思ったら、恐竜でした」という点に全てを賭けた出オチ映画である以上>>続きを読む
再見。間違いなくラノベ映画化最良の一作であり、作家の剛腕が忌憚なく発揮されたドラッグ・ムービー繋がりで尾石達也『傷物語』と二本立て希望。無価値に思われたマテリアル(映像、音声)が観客の脳内で組立てられ>>続きを読む
再見。原作既読。奈須先生の要領を得ない衒学的な科白を口に出されると本当に恥ずかしい。蒼崎橙子がベラベラ「一般的には~」とか言うんだけど、いや違うと思うよみたいな。ビジュアル化困難な厨二病同人ポエムを糞>>続きを読む
原作未読。TVシリーズは(何故か)80話前後まで観ている。いつの間にか五代君はおろか管理人さんよりも年上になってしまった。毎度お馴染み暗澹たる気分なのだが、それはいい。思い切って一刻館のみに舞台を限定>>続きを読む
そもそも朝鮮学校なる存在を知らなかったし、韓国と北朝鮮が元は一つの国であることも初めて知った。お前義務教育受けてんのかという話であるが、それはいい。「私は差別が趣味です」と公言する奴はまずいないのであ>>続きを読む
シリーズ未見。初めてスクリーンで『工場の出口』観てもうた……。冒頭のジョージ・ルーカスがスタジオに幽閉されているネタからしてハイブロウ過ぎる。『大列車強盗』に介入しチャップリンやキートンと絡むミニオン>>続きを読む
原作未読。身を堕とした富豪の娘から向けられる銃口に対し、無言で背を向ける。それは彼にかろうじて残る贖罪意識か。鬼の眼にも涙なのか。シブイねェ……まったくおたくシブイぜ。「007」というより情感を基調と>>続きを読む
原作未プレイ。「CLANNADは人生」と軽々しく口にするオタクへの出崎統によるコークスクリュー・パンチ。弱者男性を救済する家父長制幻想(ファンタジー)のためだけに存在したはずの記号的なキャラクターが、>>続きを読む
111分の尺を死んだ眼で貧乏揺すりしながら(『超かぐや姫!』と同じく)付き合った結果、最後に残ったのは「内山昂輝声のベルベットきゅん、権力者の汚っさんにケツ掘られてそう」という著しく品性の欠落した感想>>続きを読む
DVDのパッケージにはこうある。「男と女にはセックスしかなくてね」。地方都市で見境なくヤりまくる男女の停滞した生活模様を如何わしいモノクローム映像で捉える。売春に勤しむ坂上香織が主人公ではあるのだが、>>続きを読む
原作未プレイ。旅行きその日暮らしをする主人公が滞留先で偶然運命的な女と出会い、悲劇的な結末に至るのが『死んでもいい』みたいだ。関係に割って入るもう一人の男は自身に足りない父性を体現し、嫉妬の挙句に刺し>>続きを読む
人間を将棋のコマとしか思っていない手付きは癪に障るが、すこぶる面白い。映画の終幕とおロープ頂戴を掛けたダブル・ミーニングのラストショットは、どこかTVゲームを思わせる。若者を揶揄する「ゲーム的」な感性>>続きを読む
「ドラマシリーズに一回くらいある、伏線回収や人情がよく効いた出来の良い単発エピソード」みたいな趣。銀残しという特殊な手法による色素の薄い画面が、八十年代の風俗を映しているにも関わらず独特の無国籍感を醸>>続きを読む
再見。人魚の島のひみつ(原発利権)。関連企業への「接待」が当然の風習であるかのように描かれるが、俺に言わせればこんなモン、ご当地に伝わるわらべ歌か俳句に見立て横溝チックに惨殺されても仕方がないレベルの>>続きを読む
70's感傷マゾ。遺言一つ残さず旅立ってしまった彼女が映る8mmフィルムは色鮮やかなのに、僕達が生きる現世はモノクロにくすんだまま。少女二人のキャッキャウフフに迫り来る男の影(BGM:荒木一郎の四畳半>>続きを読む
「この女女の感情がすごい!2026」と言いたいところだが、出会い頭に殴りつけるという漫画的なリアリティへの辟易が先に来る。京極先生そんな感じなんすか……。抽象的なお題目を地に足付けないまま語るので一向>>続きを読む
反出生主義にすら踏み込む割に「ポケモン」というジャンルがアクの強い作家の足枷になっており、辛い。冒頭で示した「涙」というモチーフが日本アニメ固有の病理である元気玉的な謎パワーに回収され、哲学問答は有耶>>続きを読む
各種メディアミックス未見。洒落臭い語りをしようか。観客を挑発する構えだけを比較すれば、濱口竜介や黒沢清より遥かに高度なことをやっている。“彼は積極的に遅延した時間を生み出そうとした。彼のフレーミングや>>続きを読む
午前十時の映画祭。同じくジェームズ・ブローリンが出演している『ジャグラー』と比べるのも烏滸がましい程の愚作。「アポロ計画の陰謀論を映画化したら面白くね?」という企画の段階で力尽きた感。大砂漠でどれだけ>>続きを読む
「為政者はいつもこうだ……文句だけは美しいけれど」。『ウルトラマン』第23話「故郷は地球」で熾烈な宇宙開発時代の犠牲となるジャミラに捧げたイデ隊員の名セリフとして名高いが、本作はむしろ怪獣と化した元・>>続きを読む
レジ袋有料化に伴う「袋要りますか」問答は日本社会の円滑な進行を著しく滞らせたと思っているが、コンビニを舞台にした現代劇でその件を冒頭に持ってくるのは我が意を得たりだった。ついでに言えば「カード有ります>>続きを読む
かの有名なラスト・シーンを演出する際、「映画史上最も悲劇的なショットにしよう。ホラ、ベルイマンみたいな……」と例によって言い出すゴダール監督に呆れ返るジーン・セバーグ。口を開けば引用で語り自分の言葉を>>続きを読む
再見。ネトフリ版『ガス人間』を観る気になれないのは、「変身人間」シリーズの『ガス人間第一号』がマイフェイバリットで、絶対現代にも通用するからリブートしようといった作り手の熱意が感じられないからだ。何故>>続きを読む
「地雷原でタップダンス」なるあまり有名ではないインターネット・スラングがあるが、クライマックスで行われるのは正しくソレであり、いきなり爆発するかもドキドキなんて「ウォーリーを探さないで」じゃないんだか>>続きを読む
ニコニコで何故か二十年近く放置状態の違法アップロードされた本作のコメント欄を見ると、理に落ちない描写の数々をいちいち「考察」したがる輩が目立つ。もちろん作り手は正解を持っているのだろうが、意味を求める>>続きを読む
例えば、「女子高生コンクリート詰め殺人事件」で検索してみよう。事件の経緯が詳細に記載されたWikipedia。当時報道された被害者の実名&顔写真。刑務所を出所した加害者らのその後。YouTubeの猟奇>>続きを読む
おねロリinスペースオペラでサイコー。スーパーガール=カーラがメロ過ぎ。所謂「キャラ萌え」の視点で評価することは殆どないんだけど、彼女の魅力一点突破で全てを許容したくなる。普段は気丈に振る舞いながら、>>続きを読む
「決めつけちゃダメ!」と家入しるくさんは忠告しているのに、怪しげな軍師に誘惑され自ら足を突っ込んでいく名探偵プリCURE。まさかのミステリという論理で「世界の法則を回復」しようと試みるが、結局は全てを>>続きを読む