鎌谷ミキ

四畳半タイムマシンブルースの鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作のアニメ)
4.8
【本当は映画館で"映画"として観たかった。けど、配信限定第6話なかなかのお得度】

これはなかなかの作品で。
本作を観てからの『四畳半神話大系』だったけれど(その世界観を途中理解し)まさかの日本映画『サマータイムマシンブルース』をかき混ぜてくるなんて…まさに"悪魔的融合"である。

どちらも上田誠さんが脚本を手がけていることからだろう。もう、それしかない。企画として誰が言い出しっぺなのか、非常に気になる。

それぞれのキャラが四畳半〜通りに動き、サマー〜の展開をしている。ただそれだけなのに、なんでこんなに原作を越えてしまうのか。そう、どちらも"面白い"単純なことである。みんなブレないが、小津は相変わらずなので安心(!?)してほしい。ある意味四畳半の新作である。

何故か口調が"私"っぽくなっているが、そこをツッコんでほしいわけでもない。そもそも"私"の名前は存在するのだろうか。

新幹線で本作の小説を読もうと試みたが、全くの無意味だった。それならば夜中に読めばよかったのでは、と。何故一つしかないカバンに入れ、隣の部屋に置きっぱなしにしてしまったのか…旅行中、唯一の後悔。

少々脱線してしまった。とりあえず意味がわからないといっているなら『サマータイムマシンブルース』を観ればいいし、キャラの立ち位置を知りたければ『四畳半神話大系』を観ればいいだけの話である。以上。

※ちなみに、明石さんだけ映画サークル「みそぎ」に在席している世界線である。第六話こそが正真正銘の『四畳半神話大系』新作エピ。
鎌谷ミキ

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