プラント・クエタ襲撃事件から二週間。 学園では一見平穏な日常が保たれていたが、事件について箝口令が敷かれており、地球寮のメンバーは息を詰まらせていた。 翌日から開かれるオープンキャンパスの準備が進む中、スレッタの前には二人の編入生が現れる。
華やかなオープンキャンパスの裏で、スレッタはソフィが決闘を通して手に入れたいものを知る。 一方、事態に責任を感じるニカは……。 それぞれの想いや策謀が巡る中、バトルロイヤル方式の決闘イベント、ランブルリングの火蓋が切って落とされる。
プラント・クエタ襲撃事件の実行犯であるフォルドの夜明けは、ベネリットグループの駐留部隊から追われ、アジトからの撤退を余儀なくされる。 アジトには、オルコットに捕虜として囚われたグエルの姿があった。 父を殺し、深い絶望の中に沈んだままのグエルは……。
オープンキャンパスでの事件によって、学園は混沌の渦中にあった。 事件の隠蔽と、地球での強引な治安活動を外部に報じられたベネリットグループは、 状況を打開すべく、総裁選を開くことを決定する。 そんな中、聴取を終えたミオリネは久々に学園へと戻る。
プロスぺラとデリングの因縁を打ち明けられたミオリネは、スレッタの解放を交換条件に、 クワイエット・ゼロ計画を引き継ぐことを決める。 ミオリネの17歳の誕生日は間もなく。 花婿を決める最後の決闘が、ついに幕引きを迎える。
決闘に敗北し、ミオリネとエアリアルを一度に失ったスレッタ。 悲しさを振り切るように、気丈に学園生活を送る。 プロスペラとの約束どおり、総裁選に向けた準備を進めるミオリネだったが、シャディクの台頭に焦りを見せていた。
エアリアルと共に地球へ降り立ったミオリネは、デモを先導するアーシアンとの対話に臨む。苛烈な現地の様相は、平和的な交渉が至難であることを物語る。一方、地球寮の皆は、失意のスレッタを励ますことが出来ず……。
サリウス拉致の首謀者がシャディクであることを知ったグエル。 父ヴィムを謀ったことへの怒りに燃えるグエルは、証拠を押さえるため学園へ急ぎ戻る。 一方、シャディクはサリウスの移送を進めつつ、グエルを迎え撃つ準備を整えていた。
ノレアの暴走によって崩壊したアスティカシカ高等専門学園。 生き残った学生たちは、救護を待ちつつ避難生活を強いられる日々を送っていた。 そんな中、スレッタは学園の復旧作業に積極的に従事する。 一方、地球から帰還したミオリネは、重い罪悪感に囚われていた。
クワイエット・ゼロを起動したプロスぺラとエリクト。 2人を止めると決意したスレッタは新たなガンダム、キャリバーンに搭乗するため、ベネリットの本社フロントに向かう。 一方ミオリネは、自らの選択が起こした凄惨な結果に打ちのめされていた。
キャリバーンを駆り、エリクトと真っ向から想いをぶつけ合うスレッタ。グエルもまた、ミオリネへの激しい憎悪を燃やすラウダと対峙する。乱戦の中、ミオリネたちを乗せたロケットは、クワイエット・ゼロへと向かう。
宇宙議会連合の放ったレーザー送電システムによって、激しく損壊したエアリアル。救出に駆け付けたスレッタの身体を、キャリバーン搭乗によるデータストームの負荷が襲う。一方、停止したクワイエット・ゼロでゴドイに捕らえられたミオリネたちは、エアリアルとユニットの譲渡を迫られる。
A.S.(アド・ステラ)122―― 数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。 モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地…
>>続きを読む©創通・サンライズ・MBS