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ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITIONのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.7
己の剣だけを信じて孤独に生きてきた男が、戦場で一人の気高き男と出会った。若き戦士ガッツとグリフィス。大いなる野望を胸に秘めるグリフィスは、ガッツを決闘で制し、自身が率いる傭兵団「鷹の団」に引き入れた。
ガッツという強大な戦力を得て、数多の激しい戦を乗り越えていく鷹の団は、互いに戦士としての信頼を重ね、ついにミッドランド王国の正規軍にまでのし上がる。
だが、グリフィスにとってそれは、彼の目指す高みへのほんの一歩に過ぎなかった。
一方、ガッツはグリフィスとの絆にかけがえのないものを感じはじめていた。だが、ある夜、ガッツは、グリフィスの語る夢、そして友の話を聞いてしまい……。
荒ぶる地上で出逢い、道を交錯させたガッツとグリフィス、鷹の団の者たちは、やがて人智の及ばぬ恐るべき宿命の足音を聞く。
映画『ベルセルク 黄金時代篇』三部作が珠玉の新規シーンをたずさえた
MEMORIAL EDITIONとしてTVシリーズに再臨。

今回は、「黄金時代編」の映画をベースに名シーン「夢のかがり火」などの新規シーンを追加して、3DCGの戦闘シーンを今の技術でブラッシュアップしている、いわば「鬼滅の刃 無限列車編」を映画版に新規シーンを追加したり戦闘シーンをブラッシュアップしたパターンを踏襲し、新しいアニメシリーズに繋げる意味で制作された大人の事情がある。
そういう大人の事情は置いておいて、ガッツとゾッドなどのバトルシーンやドルドレイ攻略戦などの戰シーンはより迫力があり、画力が増していた。
鷹の団退団前のガッツとキャスカが語り合う名シーン「夢のかがり火」だけでなく、ガッツがジュドーと語り合うシーンやガッツがキャスカと結ばれる時の会話シーンなど、ガッツたちの心情を丁寧に描くシーンがマシマシになっていて、「こういうのが、いいんですよ」と俺の中の井之頭五郎が大満足した「黄金時代編」メモリアルエディションだった。

「開戦の決意」は、スタジオ我画とスタジオ4℃の新しいアニメシリーズ制作の決意と、勝手に受け止めましたー!
気長に待ちます。
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