daiyuuki

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編(2023年製作のアニメ)
4.7
物語は新たなる地へ。
炭治郎が向かう先は「刀鍛冶の里」。
鬼殺隊最強の剣士「柱」である、霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃との再会、忍びよる鬼の影。
鬼無辻無惨に差し向けられた上弦の鬼・半天狗と玉壺が、刀鍛冶の里に迫る。
炭治郎たちの新たな戦いが始まる。
「鬼滅の刃」テレビシリーズ第4章。
前半部分は、炭治郎が刀鍛冶の里で妓夫太郎と堕姫との激闘での疲れや負傷を癒やしつつ鋼塚さんが新しい日輪刀を打ってくれるのを待ちつつ、刀鍛冶の卵の小鉄少年の親父が発明した訓練用からくり人形縁壱零式と特訓する訓練パート。
中盤戦の3話からは、上弦の鬼・半天狗と玉壺が、日輪刀を打つ刀鍛冶を襲い始めるのに気付いた炭治郎たちが立ち向かう中で、失われた記憶を炭治郎の言葉などで取り戻し真の霞柱として時透無一郎が覚醒したり、恋柱・甘露寺蜜璃の明るい言動の中に隠された切ないオリジン、炭治郎の同期・不死川玄弥の秘められた過去が描かれていて、炭治郎の周りのキャラクターに焦点が当たっていて半天狗とのバトルまで炭治郎に焦点が当たらないのが少し物足りないが、クライマックスに向けたキャラクターの掘り下げをする伏線の章でもあり、時透無一郎や甘露寺蜜璃や玄弥の魅力に惹きつけられた。
半天狗が、喜怒哀楽の鬼に分裂し、炭治郎たちが倒す時に4人の鬼の強力なパワーに苦労し、炭治郎たちがそれぞれ限界まで力を出し切り、卑怯で執念深い半天狗に苦戦しながらも、玄弥や無一郎や禰󠄀豆子が想いを繋いで半天狗に炭治郎が喰らわす壮絶な決着は、「ジョジョの奇妙な冒険・黄金の風」でのジョルノたちとディアブロ戦を彷彿とさせる「鬼滅」という想いを繋いでいく熱い展開があり心が熱くなる決着だった。
まさに「良かったねえ」「良かったよ」という爽やかな後味のシリーズだった。
次回の「柱稽古編」さらに完結編「無限城編」が、早くも楽しみです。
daiyuuki

daiyuuki