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範馬刃牙 第2期<地上最強の親子喧嘩編>のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.7
白亜紀最強の原人ピクルとの戦いを経て、いよいよ範馬勇次郎との最大の親子喧嘩に挑む範馬刃牙。
範馬刃牙の望みを知り戸惑いながらも、刃牙の成長と真意を認めて親子関係を築く範馬勇次郎。
ついに始まる範馬勇次郎vs刃牙、最大の親子喧嘩!
アニメ版「範馬刃牙」完結編。

範馬刃牙が、範馬勇次郎に挑む気持ちの変化、範馬勇次郎が刃牙の望みと真意に戸惑いながらも親子関係を築く変化を、範馬勇次郎と母親の江珠と刃牙の愛憎関係を「幼年編」を凝縮した内容を織り込みつつ、範馬勇次郎とストライダムの関係、ピクル戦の後の愚地克己や烈海王の後日談、花山薫が範馬勇次郎戦への練習の為に送り込む柴千春と範馬刃牙戦を絡めて描く前半部分は、「幼年編」ダイジェストをNetflixから入った初心者向けに織り込みつつ、範馬刃牙の範馬勇次郎に挑む気持ちの変化が描かれる親切設計で、最大の親子喧嘩のフリになっている。
最大の親子喧嘩では、朱澤江珠を殺害したことへの後悔や強すぎるが故に退屈と暗黒に蝕まれた人生に嫌気がさしていた孤独感など今まで描かれなかった範馬勇次郎の心情、戦いの中で「範馬の血」という繋がりを感じ合い親子の絆を再確認する範馬親子の絆が、戦いの中で丁寧に描かれるので、ネタ的にいじられる「エア夜食」や決着がしっくりくる展開になっているので、「グラップラー刃牙」シリーズのファンだけでなく刃牙シリーズから離れたアンチにむしろ見て欲しいアニメ版「範馬刃牙」完結編。
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