めちゃくちゃ面白かった。ちょっと宇宙世紀の方のガンダムぽいというか、共和国の支配層がどんどん腐敗し「我々ジェダイが従っている元老院は果たして正しいのか？」という疑念がジェダイ・マスター、ドゥークーの心に根付いていく。結局4〜6話は一気見してしまった。一話10数分とは思えない重厚さ。"テイルズ"なので要所要所のエピソードを簡潔に語るが、それがSW という長大シリーズの旨味だけをサラリと魅せるデイブ・フィローニの職人芸であり、そのままジェダイの佇まいのようでもある。というかアソーカ・タノとドゥークーを二本柱にした時点で勝ちだと思う。
『テイルズ・オブ・ジェダイ』、アンドーと並行してジェダイの側から「反乱」に向かう人物達を描く、スターウォーズという巨大コンテンツの面目躍如ともいうべき作品だった。今作と『アンドー』前半シーズンを完走したら、しばらく見返してなかったエピソード1〜3を経て『ローグ・ワン』まで観る予定。こんな言い方は失礼かもしれないが、自分は『クローン・ウォーズ』などのスターウォーズアニメに全然触れてこなかったので、ドラマ『オビ=ワン』ではすごくガッカリだった「尋問官」が今回の短い出番だけで最高の悪役だと思い知らされてしまった。この流れでスルーしてた『ビジョンズ』も観ようかな。
