宇宙人カワイスギクライシス。
動物に似た宇宙人達の中で格安傭兵ヤキトリで奮闘する地球人チームの物語。ギャグ寄りのSFって感じですが、何を見どころと言えば良いか…
もうカワイスギクライシスの宇宙人達本人が可愛いくなってしまった妄想するくらいしかないです。
3Dのクオリティはそこそこですし、戦闘も多くて普通に楽しめます。キャラも地球各国の5人チームってのがバラエティ豊かで良き。
物語の構成が少し特徴的で、ネズミの星での本格戦闘の合間に、ヤキトリ達が出逢ってチームとして成熟していくまでを挟んでいく形。
戦闘の盛り上がりとこれまでの背景を均等に描くという意味では波が平準化されて観やすいですが、一方で過去話と今の状況が上手く噛み合う訳でもなく、淡々と交互に流されているといった印象で、あんまりこの構成にする価値が出てない気もします。
また後半は過去バナも戦闘してるせいで、一瞬今どっちだっけ？って思う場面もあって、微妙な采配だなぁと感じました。
折角SFやるなら各話でヤキトリ達が色んな宇宙人と対峙し、SFのガジェットや星のギミックで攻略していくって流れを妄想するのですが、基本全部敵がネズミなのは面白みに欠けます。
序盤で紹介されたように犬猫やネズミ以外にも多種多様な動物達が宇宙人化していたので、人として生活圏を築く彼らを描くだけでも、設定の深みは増すのでは？と思います。未来性を込めて世界観点高め。
点数内訳
世界観:3.5
ストーリー:3
キャラ:3.5
音:3
映像:3.5
スコア:3.3
