このレビューはネタバレを含みます
笑いあり、感動する話あり、熱いバトルあり。そして個性的なキャラクター達がそれぞれしっかりと描写されていて、面白かった!作画変更に最初は戸惑ったが、すぐに慣れた。平和で笑いのある日常回が多めのテイストでありつつ、時に描かれるシリアスな回が絶妙な味を出している。
最後まで見て良かったと思っている!
バトルや食事以外はほとんど寝ているモクローが可愛い。まるっとしたフォルムが好き。リュックの中で寝てる姿が素敵。
やっぱりリーリエ可愛い。最初はポケモンに触れないけど、サトシら周囲の助けもあり、いざという時に体が動いて触れるようになったのはデオキシスのトオイを思い出した。
シロンというかアローラロコンのデザインは完成度高く綺麗だ。
カキは熱血で妹思いな面白キャラだけどしっかりシリアスも出来るし、サトシのアローラでのライバルの一人としてのポジションもあった。
マオは最初は何となく気になったぐらいのキャラでしたが、見ていてどんどん好きになっていった。明るく気さくで料理もできる、声も良いと魅力に溢れている。スクールメンバーの中でもまとめ役で話を動かすのにも活躍していた印象。
ニャビーとムーランドのエピソードは重いがしっかりと受け止めねばならない真面目な話。こういった話もできるのかと、本シリーズの見方が変わった。
ロケット団の新たな手持ちもいい感じ。ミミッキュはピカチュウへの恨みを持ち、結構強いというライバルキャラとして見事。中身に関するネタも面白く、水中で化けの皮がぬげて中身が見えそうになっていたのは笑った。ヒドイデはウツボットやサボネアの系譜。コジロウにしっかり愛されているのも伝わって来る。
キテルグマはギャグ設定の滅茶苦茶な強さを持ち込んでくるのが面白くズルい。どこからともなく現れ、ロケット団を回収する方法が毎回読めない。SM編のポケモンでも上位に入る強さがあると思う。マッシブーンと戦った時はお互い本気のバトルが見たかった。
グラジオお兄様の声が良い。厨二口上からポケモンを出す、Zワザを放つの好きよ。
ポケベース回はギャグ、顔芸と兎に角笑いに振っていて、この辺りからSM編のギャグ要素や顔芸がクセになってきた。
デンヂムシレースでマーマネのライバルキャラが赤い色違いでスピードが3倍というのはシャア!?クワガノンに進化した後でもライバルキャラとしていたのが良かった。
タケシとカスミ再登場は凄くびっくりした。あれだけ月日が流れても変わらない性格や声に感動。メガシンカを使いこなしている姿はサトシと別れた後もそれぞれ成長しているんだと思った。
ルザミーネが研究熱心で幼い所もあり、過去の事件もあって子供らとの距離を上手く取れない、でも悪人ではないという改変は良かったと個人的に思っている。子供を大切に思っている母親の姿もしっかりと描写されていた。
コスモウムをさらっと持ち上げるの笑うわ。
がんばリーリエからルザミーネ救出の為、ウルトラホール突入の一連のストーリーはシリアスでありこちらも面白かった。音楽が良い、劇場版かと。1000万ボルトはサトシとピカチュウだけの特別感ある技で凄く好き。
ククイ博士とバーネット博士は良いぞ。「キミに決めた!」「ゲットかな」がポケモン世界での告白なのか!エモいぞ～!
プリン再登場とかまた懐かしいし、落書きするのも相変わらず。
ポケモンピンポン、スポーツ回は毎回顔芸、ハイテンションのギャグ回か!?
ベベノムが凄く可愛い。思った以上に表情豊かで好き。メテノとベベノムの回がしんみりした。地面に絵を描く姿も愛らしい。
ザオボーが小悪党から面白便利キャラになってるのも良かった。
ベベノムとの別れが寂しい。
ゼラオラ、アクジキングの回では滅んだ並行世界が登場し、平和な日常回とは対照的なシリアスな世界観があることを改めて思い出した。
カプ・レヒレの霧の中では神回。ニャヒートとムーランドもウルっと来たし、マオとお母さんの話は泣く。霧に捕らわれる人が出てしまうのも納得。シェイミゲット!?マジ!?
ベベノムと別れた後に登場したメルタンがまたマスコット枠として違った可愛さを提供してくれた。
グズマの戦い方が作中で非難されていたけど、合理的で個人的には好き。
ヤレユータンが皆の相談役として好き。マオやロケット団の愚痴を聞き、飲み物を提供してくれる姿が好き。「ヤレユータ?」「ソーナンス」会話してるじゃん!
ダイナミックコードで見た滝行。
過去のククイ博士にも影響を与える男サトシ。
アローラポケモンリーグが開催され、予選は全員参加のバトルロワイアル。SM編の集大成として寂しくもなって来た。楽しい日常系作品がバトル系に変わると終わりが近づいて来る、そんな感覚。
ムサシVSコジロウは確かに見てみたかった試合かもしれん。
グソクムシャのであいがしらを見せて警戒させておき、裏をかいたじごくづきが見事。どくづきも使い、相手によって技を変えてくるグズマの合理的な戦略が作中で言われるほど悪くないと思っている。冷静なグズマが熱いサトシとのバトルで次第にペースをかき乱されていく展開、好きです。
グラジオがサトシの型にはまらない戦い方を認めていて良いライバルキャラで好き。エレキネットを使ったバトルは応用が効き、サトシのピカチュウにピッタリ。
決勝戦後にアクジキング乱入。そして皆で力を合わせて追い払うという展開好き。
正直後半のエピソードでスクールの皆がどんどんZ技を使えるようになるという展開は微妙に思っていたんです。簡単にばらまき過ぎじゃないかとか、サトシのように試練を受けて認められていないのに良いのかとか、グズマはどうなんんだとか。
そういったモヤモヤもあったけど、この時の為にあったのだと納得しました。皆で大技を放ち、強敵を倒すの好き!
ククイ博士とのフルバトルはかなり話数を取り、丁寧かつ熱いバトルで満足している。ベベノムがアーゴヨンに進化して帰ってくるというのも堪らん。
ニャヒートが今まで勝てなかったライバル、ガオガエンに勝利するのは熱く、勝利後に進化。そして立ったまま戦闘不能になるという劇的なラスト。
最後のバトルがピカチュウVSカプ・コケコというSM編の始まりとも言える相手との対決。ここで持ってくるのが熱い。最後のZ技同士のぶつかり合い、演出や作画も合わせてとにかく激熱。
遂にサトシが優勝したのもあり、見終わったら満足のいくリーグ戦だった。
サトシもロケット団もアローラで会ったポケモン達はアローラに残すという選択をするのが、どちらもポケモンを大切にしていることが伝わって来る。
実の子のようにサトシと暮らし、旅立ちを送るククイ博士とバーネット博士の姿が刺さる。今まで力いっぱい締め上げていたキテルグマが優しくロケット団を抱きしめるのも素晴らしい演出。
アローラ、ポケモンスクールはサトシの第二の故郷と言っても過言ではないでしょう。
皆がそれぞれ夢を持ち、サトシやリーリエは新たな場所へ旅立つというのが寂しくもあった。
最後まで見て、大好きなシリーズになっていた。
ポケモンスクールの職員になり、皆の学園生活を遠くで見ていたいと思った。
