Same

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのSameのレビュー・感想・評価

4.6
日本が世界に誇るアニメーション制作会社、京都アニメーション制作、唯一無二のきらめく光と色彩で綴られる泣けるアニメの最高峰。

戦場しか知らず、武器として育てられた少女ヴァイオレット。彼女を手元に置き、文字を教え、教育を施したギルベルト少佐。
終戦間際、作戦中にヴァイオレットは両腕を失い、ギルベルトも瀕死の重傷を負う。ギルベルトはヴァイオレットを生かすため、ヴァイオレットにこれからは自由に生きろと突き放す。「愛してる」という言葉とともに。
終戦後生き残ったヴァイオレットはギルベルトの戦友ホッジンズが始めたC.H郵便社で、自動手記人形(手紙の代筆屋)として働き始める。

ギルベルトに与えてもらった「愛してる」の意味を探しながら、序盤では人形のようだったヴァイオレットが様々な人との出会いを経て成長していく物語が全編を通した中心になっています。
それに加えて毎話さまざまな代筆の依頼を受け、ヴァイオレットが依頼主の元に赴き、依頼内容と共にその依頼主の人生模様が描かれます。特に7話と10話は泣けること必至です!

とてもアニメ的ではあるんですよね。細腕の少女であるヴァイオレットが一人で一個分隊に匹敵する戦力を誇り、ライデンシャフトリヒの戦闘人形と呼ばれてたり笑、もう最初から愛の意味はわかってるくせに、ストーリー的には小出しに理解していく演出をしてみたり。それが良かったりするんですけど笑

色々差し引いてもやっぱり傑作ですね。
京アニの優しい視点と丁寧な作画によって本当に綺麗なアニメーションに仕上がってます。
今見るべきアニメの一本かと思います。
Same

Same