SAKUMATHENERD

スター・ウォーズ:アソーカのSAKUMATHENERDのレビュー・感想・評価

スター・ウォーズ:アソーカ(2023年製作のドラマ)
4.2
ルーカスの愛弟子デイブ・フィローニが描く真のシークエル!!?だんだんとEP7.8.9に接近しているのが気になりますが楽しく拝見しました。

今までSWで個人的に鼻についていたジェダイの師匠の在り方について、そのモヤモヤを解消するかの如く今作では師としての葛藤がアソーカを通して描かれています。

アナキン-アソーカ、アソーカ-サビーン3代の師弟関係から、アナキンから良きとこは学び悪しきとこは反面教師としアソーカが現在試行系で学びながらサビーンに対して接する姿は健気で胸を打たれました。ホログラムでアソーカに対する稽古を残しているアナキンの優しさにもグッときましたねぇ。戦争の中、きっとサービス残業しながら夜な夜な用意していたのでしょう。

ジェダイ末期のジェダイの在り方に対する各々の改革も7.8.9にはなかった(強いて言えばカイロ・レンが途中まで目指していた。)もので、興味深いし推せました。元々ジェダイの結局暴力で物事を解決する姿に欺瞞を感じジェダイを抜けたアソーカは言わずもがなですが、
ダークサイドのベイランとシンも
シスの残党というよりはアソーカの写し鏡として
新たな道を探すものという印象を受けました。この辺りの着地も今後気になります。

ゴリラの鼻をした馬とサビーンのやりとりやヤドカリ星人とエズラなど動物達と人間の交流は、今までルーカスのstarwarsの中では無かったもので、この異種間のケミストリーは日本アニメっぽさを感じました。反対側の宇宙にある星にいる甲冑の敵もデザインもありそうで無かったものでこの辺の日本カルチャーのサンプリング感覚も個人的に好みだし、オリジナル4.5.6の坪に当たる部分かと。

総括として、SWの坪を押さえながらも全く新しい世界を見せてくれた今作に大変満足出来ました。思えばEP4.5.6からEP1.2.3と常に新しいSWを拡張してきたのはオリジネーターであるルーカスですから、弟子であるデイブ・フィローニがそこを踏襲しない訳がないですよね。

クリフ・ハンガーもクリフ・ハンガーなのでシーズン2早く見せてください!!
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