永野芽郁は無敵だ。戸田恵梨香が完璧な演技で圧倒したようでも、余裕の切り返しで押し返す。ムロツヨシが得意のボケをかましても、それ以上にボケまくる。三浦翔平が美しい立ち姿でコミカルにその落差を見せつけてきても、何も無かったかのようにドンドン進む。山田裕貴のイジられ後輩キャラは、ちょっとキャラ被りのような気はするけど、そんな簡単には被らない唯一無二の存在。これがスターの証。
しかしまぁ、このドラマ、あまりにも盛り沢山で、困ってしまう。副署長は滑舌が悪くて何を言っているのか分からなかったりするけど、何なんだあの屋上でのバースデー通常点検って。こんな警察署を大好きになってしまうではないか。
応急処置トレーニングは、なぜかハコ長がトレーナーで邪魔ばかり。1、2、3でリズムに乗って、人工呼吸で恥じらいMAX。意味不明が心地良い。
張り込みのレストランに全員集合って、どんだけ仲が良いんだ。いつかの合コンも隣り合わせだったし、気合いのデートも同じ場所。しかも、川合は先輩から保険の勧誘って、どこまでもガードが甘い。すべてが筒抜けで、あり得ないほど世間は狭い。
心の声だけでの掛け合いパターンには恐れ入ったのだった。
