相棒 season 20の11の情報・感想・評価

エピソード11
二人
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あらすじ
年末、峯秋の誘いで高級レストランを訪れた右京(水谷豊)は、与党政調会長の袴田(片岡孝太郎)と経済界の重鎮が、会合を開いているところを見掛ける。個室のテーブルには、3人の席が用意されていたので、もう1人、参加者がいると思われた。同じ夜、落としたスマホを探していた少年が、大人同士が言い争う姿を目撃。それに気づいた男に、落としたスマホを持ち去られてしまう。 翌日、年末年始の当番勤務にあたっていた亘(反町隆史)は、ある女性から呼び出しを受ける。同じく当番だった右京に、「紹介したい人がいる」と言い、連れ出した先は教会。そこにいたのは、亘の姉・由梨(飯島直子)だった。ピアノ教師をしながら教会でボランティアをしているという由梨は、保護した記憶喪失の男性(イッセー尾形)の身元を調べてほしいと依頼する。しかし、本人が“湊健雄”と名乗っている以外、手掛かりはなし。唯一、大手鉄道会社の駅売店の名前が記憶に残っているらしいが…!? そんな中、右京と亘は、湊を最初に見つけた2人の少年から話を聞く。利発な2人は、当時の状況を分かりやすく説明してくれたが、何かを隠している様子。どうやら、片方の少年が、雑木林でスマホをなくしたようで…!? 身元調査の糸口を求めて、駅売店の本社を訪れた右京と亘は、同社が非正規雇用の賃金問題で紛争を抱えていることを知るが、湊に関する情報は得られなかった。同じ頃、少年のスマホを手にした男が、身分を偽り、2人のすぐそばまで迫っていた。 2人の少年は何を目撃してしまったのか!? 亘の姉が保護した記憶喪失の男とも関係が? 人々の思いが交錯するとき、驚きの真実が明らかになる!
コメント11件
タナカ商店

タナカ商店

S20の元日スペシャルは冠城亘の姉が登場! メインキャラの親族が出てくるのはあまりないことなので結構嬉しい。 普段は亘のことを「わーくん」と呼んでいるようなので、本人は恥ずかしそうにしていました(笑) 姉の頼みで特命係は保護した記憶喪失の老人が何者か調べることに… 今回のスペシャルはそれほどシリアスでもなく心温まる展開で見やすかったと思う。 さすがの太田愛脚本! ただ、非正規雇用者をヒステリック気味に描いたのは脚本にないことらしく太田さんは不満があったようで… そのせいか太田さん脚本回は今のところこれが最後なのは寂しい… 冠城の実家が見れたり、幼少期のエピソードも知れて個人的には好きな回です。
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滝和也

滝和也

太田愛脚本…。流石の社会性とコメディ、シリアスの振れ具合の巧さを持つ佳作。決して大きな事件ではないものの、子どもたち2人を上手く活かし、現代の問題点を浮き彫りにするのは、やはり巧み。また芸達者のイッセー尾形さんの演技も良かった。但し!またもや悪役が☓。歌舞伎役者らしいが全く迫力も威厳も無く、この程度では…もはや水谷さんに全く歯が立たない訳で…。冠城編は圧倒的に悪役に恵まれず、損をしている…。社の暗躍もアレではね…無理やり話を進める為の様…。
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ふみちゃんさん

ふみちゃんさん

???「警視庁の諸君、お元気かね」
Mm

Mm

太田愛嬢の脚本好きすぎる。
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ポーチドエッグ

ポーチドエッグ

久しぶりの太田脚本での元日SP。あらすじやラストの20分間の展開はスピーディーで面白かった!豆さんの発言のせいでスマホの写真に対する期待値が上がりすぎてた、そうだよなというオチ。社の動き方や、冠城の姉登場に少年時代の話、どれも卒業フラグに見えてしまうんだな笑
こづみっく

こづみっく

過去の冠城亘と重ねてるところがよい。でもわーくん呼びはきつい笑
kkkkk

kkkkk

国民の声をぶつけた脚本にあっぱれ!12歳の友情を守るべく幹部もたちあがった!スッキリしたストーリーで胸熱!
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banchou

banchou

しれっと元首相や前政権批判をぶち込んで来る辺りがさすが太田愛脚本。 相変わらず骨太。
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Mizuho

Mizuho

元日スペシャル。最初から犯人が明らかにされている描き方もあるのですね。政治家に忖度しがちな本部長が立派な正義感示していて良かったです。 ただ、あんな過保護で自分の子供の友達を直接的に攻撃する親、仲間由紀恵の登場の仕方はないんちゃう〜と突っ込んでしまった。
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Junpei

Junpei

最初からコメディ表現の多い回だった。特に右京さんは誇張し過ぎというか、右京さん自身が右京さんのモノマネをしてるかの様だった。それでありながら、物語が全て繋がっていく脚本は素晴らしい。ラストまで登場人物余す所なく登場し、そことそこが繋がるかと思った。社会的な内容も濃いエピソードである反面、少し説教臭さも感じてしまった。タイトルの『二人』も色々な意味を考えてしまう。
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無影

無影

久々の太田さんの元日SP。2時間中弛みもなく、最後はピエロに似た快い逆転劇もあってと、文句なしで今期No1の回でした。 今回のテーマは自己責任論。富は一部の者に独占され、国はその権益を守ろうとする。そこからあぶれた者は「努力が足りない」「自己責任」と切り捨てられる。資本主義社会では自己責任が基本。それはそうですが、権力者はそれを弱者を虐げてよいことの正当化根拠として濫用する。その残酷さを浴び続けて育った子は、住民税非課税がスティグマとして受け止め、両親に捨てられ、祖母と二人暮らしでも、貧乏なのは自分の努力が足りないせいだと言い聞かせ、人に頼るのは恥ずかしいことだと塞ぎ込む。弱者がそうなれば権力者にとっては都合が良く、より「お友だち」のための社会を作ろうとする。こんな負のスパイラルを、2時間の上質なサスペンスの中に見てとれました。さすが太田愛先生。もっと多くの回を担当していただきたいです。
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