大学生の頃、一人暮らしをしていたアパートにNHK受信料集金人の陰湿な待ち伏せを受けた恐怖体験があり、「NHKなんかもう二度と見るか!」と長い間そのチャンネルから遠ざかっていたのだが(※受信料は払っています)、……『100作目』『アニメーター』という魅惑ワードに釣られ、ついに戻って来てしまいました。
いや〜、NHKってすごいっすね!
手の平あっさり返して、その脚本の緻密さに驚いている。15分で話を収めることも凄いけど、さらに続きが気になる展開で終わらせるって、もう神なんでしょうか!? しかも毎回!! さらに驚くべきことに、たった半年で人の一生を語ろうってんだから、気が狂ってるとしか言いようがない。(褒め言葉)
その幼少から成熟期までの幅広い年齢を、瑞々しさ・稚さに定評のある(それを紅白歌合戦では上沼恵美子に軽くディスられていた)広瀬すずちゃんがどう演じ分けるか、ちょっと意地悪心に見定めようと思っていたら、思いの外、好演で見直した。すずちゃんて、あんなにあどけなく天真爛漫そうに見えるのに、結構そつ無く何でも器用にこなすよね〜。
良い子すぎるヒロインが実はあまり好きになれず、途中、中弛みもあったけれど、朝ドラデビューとしては、じゅうぶん楽しめました。