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ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル シーズン2のGreenTのレビュー・感想・評価

3.0
シーズン2も舞台は高級リゾートホワイト・ロータスですが、今回のロケーションはイタリアのシシリー島。シーズン1のエモい金持ち女性ターニャは、シーズン1で知り合ったグレッグと結婚し、今回はこのシシリー島にやってくる。

ターニャのアシスタント、ポーシャは、アルビーという若者と仲良くなる。アルビーの祖先はシシリー島出身で、ハリウッド・プロデューサーの父のドミニク、祖父のバートと3人で、自分たちの親戚に当たる人を探すために来たという。

ドミニクはセックス中毒で、そのせいで奥さんに離婚されそうなのにも関わらず、地元のフッカー、ルシアを部屋に呼ぶ。

一方、ハーパーとイーサンの夫婦は、ダフネとキャメロン夫妻に招待されてやってきた。イーサンはテック富豪で、最近会社を売って大金持ちになったらしい。キャメロンとは大学時代からの友達で、今回一緒に旅行しようと誘われたわけだが、金融関係?やってるキャメロンは、イーサンの金を狙っているのではと、シニカルなハーパーは懐疑的だが、人のいいイーサンは「まあキャメロンはああいうやつだけど・・・」と合わせようとする。

そんな感じでホワイト・ロータスの客たちの入り組んだ関係がどんどん発展していって、最後どーなるか?!あ、言い忘れたけどこのシリーズは、まず最初にホワイト・ロータスで起こった事件で死体が出るんだけど、殺されたのが誰なんだかわからない体で始まるので、シーズン終わるまで「死んだのは誰なんだ?」って思うので最後まで楽しめます。

シーズン2の方が評価高いみたいなんだけど、私はシーズン1の方が好きでした。どうも、シーズン1はお金がテーマ、シーズン2はセックスがテーマらしい。私は人種格差とかそういうの興味があって、愛と性みたいのは興味ないからなのか。

製作者のマイク・ホワイトによると、アメリカ人の持つ「シシリー島のイメージ」って、性愛、オペラ、マフィアって感じなので、愛憎渦巻く男女の関係にフォーカスした、オペラのようなドラマチックな話にしたかったんだそうです。

白人同士でも差別意識ってあるけど、やっぱり舞台がハワイだったシーズン1では白人のいや〜な感じが強調されていたけど、こちらではそうでもないですよね。

なので私は今回は面白かったけどそれほど印象に残ることもなく。でもこのシリーズって、最初は1シーズンで完結だったはずなのに、評判が良くて2を作り、2がまた1に輪をかけて評判が良かったので3も企画されているらしいのですが、3はアジアが舞台で「東洋の宗教とスピリチュアリティを通して死をコミカルに風刺的に描く」んだそうなので、楽しみです。
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