題名:マーダーズ・イン・ビルディング S3
鑑賞日時:2023年10月11日
鑑賞方法:Disney+
評価:4.1(MAX5.0)
『信じがたいことに舞台関係者全員が容疑者なのだ…』
鑑賞期間:2023/8/29~2023/10/11
2023年38本目
□短評
実録犯罪マニアという共通項を持つ、落ち目の俳優と演出家、美大生の3人が難事件を解決していく様を描くミステリーシリーズ第3弾
今シーズンからはゲストキャラクターがさらに豪華になり、ストーリーにも密接に関わってくる。メリル・ストリープのミュージカルシーンの歌声とあふれ出る母性には圧倒されるし、ポール・ラッドのヒール役も大変素晴らしい。ミュージカルナンバーも冴えわたっており、劇中劇とするには勿体ないくらいである。
オリバーはブローウェイでの公演を任され、チャールズはそのキャストに抜擢されるというビッグチャンスが舞い込み、迷走していた人生に終止符が打たれるかと思いきや殺人事件が発生。そこに3人の恋愛情事が絡み、三者様々な衝突を起こしながらもやがて事件を鮮やかに終結に導く手腕は見事なのだが、3人が探偵役として機能し始めるまでがあまりにも遅く、ややストーリーはもたついている印象を受けた。
□まとめ
今シーズンに至っては3人のドタバタ劇が思わぬ方向に作用し難事件を解決していくというこれまでのシリーズの文法とはややかけ離れてしまってはいるが、ゲストキャラの熱演によって面白い作品になっている。
以上