ソラアユム

エコーのソラアユムのレビュー・感想・評価

エコー(2024年製作のドラマ)
3.6
題名:エコー
鑑賞日時:2024年2月14日
鑑賞方法:Disney+
評価:3.6(MAX5.0)

『先祖たちはこだまして、私たちに手を差し伸べている。』


□鑑賞期間:2024/2/11~2/14
2024年6本目

□聾唖で義足の殺し屋マヤの活躍を描いたMCUドラマシリーズ

そもそもマヤ個人のキャラクターで引っ張れるような作品ではないので、アクションを重視した序盤の掴みは英断だったのではないか。ある人物の登場サプライズも拍車を掛けて、この上ないロケットスタートを切れた作品なのは確かだ。

その勢い(貯金)を消費しながらなんとか最後まで駆け抜けた…という印象。このままアクションに特化した造りで挑めばMCUドラマシリーズでも上位に食い込めるポテンシャルは大いに感じれたが、アクションと共にストーリーが並走し始めると途端に右肩下がりになるのは昨今のMCUドラマシリーズの仕様なのだろうか。

マヤとギャングof ニューヨークのボス フィスクの物語、それと対になる様に祖先であるチョクト一族に端を発する家族の物語が並行して描かれていく。どちらも印象は薄く、マヤが家族を取るのか、育ての親を取るのかという葛藤が巧く表現できていない。

物語の中心人物であるマヤの感情の変化や動機付けでさえ納得できる解答などはない。当然、その周りの人物全員もれなく何をしたいのかさっぱり分からなかった。

□まとめ
全5話で見やすく、マーベル・スポットライトというシリーズに属するため、本編にはあまり絡んでこない、ということらしい。この事実は喜ぶべきことなのか憂うべきことなのか各人に任せるとして、私個人としては非常に安堵した。フィスクの“対話ツール”には大爆笑だった。それ手話じゃなくて字幕で良くない?スターク・インダストリーに作ってもらえよ笑


以上