このレビューはネタバレを含みます
ふふふなふたりにふふふとさせられた!
冒頭のナレーション通り「阿佐ヶ谷姉妹がのほほんと暮らす」ただそれだけのお話。だがそれがよかった。
言葉選びが上品なおばさんが、いわばくだらないネタを真剣にやって、また上品なおばさんに戻る一連の流れはケラケラ笑ってしまった。
由紀さおりの世代なんてかすってもない20代の自分には刺さるネタなんて一つも無いはずなのに、それでも面白く感じてしまう不思議な魅力がある。
これだけ阿佐ヶ谷姉妹本人を見ているかのような感想がスラスラ出てくるのは、間違いなくお二人の演技力が凄まじかったからだと思う。特に木村多江さんの演技が本人かと見紛うほどそのまんまだった。
ところどころ阿佐ヶ谷で撮影したシーンやまつわるものを見つける事が出来た時は嬉しかった。