悪魔的展開!カイジを中年にしたようなさえないオジサン、ソン・ギフンが、遠藤金融の遠藤みたいな人に名刺をもらい、電話してみたらゲームへの誘い。いろいろあってお金が必要なギフンは、圧倒的殺人ゲームへの参加をきめるのですが…。
456人のクズどもが参加したゲームは単純ですが、脱落者はその場で殺されるという、死のゲーム。最初から456人全員に死亡フラグたちまくりで、ハラハラさせてくれます。
全体的にカイジへのリスペクトを感じましたね。中でもオリジナルゲームのガラスの橋渡りは、カイジの鉄骨渡りをかなり意識してますね。ギャンブルをしてるつもりが、実は自分が競走馬だったり。
黒服役の赤マスク、利根川役の黒マスク、兵藤かずたか役のおじいちゃん、死のゲームを観戦するVIP たち。主宰してるのは、正体不明の帝愛グループ。
ということで、カイジ愛を感じる映画でしたが、それなりにイカゲーム独自のオリジナリティもあり、また、クズだけど、心根がきれいな正義漢のギフンにすごく感情移入できたりで、すごくよかったです。
裏切り、謀略、詐欺、命の奪い合い、ハラハラ要素が詰まっていて、悪魔的おもしろさでした!
ソン・ギフンは悪くない!